【台北・九份】2003年09月14日

2019年2月24日

朝7時頃起床。
ホテルで朝食を取る。
バイキング形式、ここの朝食は結構よかった。

品数こそ多くなく無難なものだけど、10品程度のおかず、ハムやウインナー、スクランブルエッグ、野菜類・・・あとこれに、粥や白飯、饅頭などがある。
味もそこそこでよかった。
適当に食べて、7:40にはホテルを出発する。

今回の目的地は「九份」
8:16発、基隆行きの電車があったので、途中で乗り換えればいいな、と思い電車で行くことにした。
電車というのは電車の種類で、日本でいう電車は火車という。
いわゆる各駅停車と快速の間みたいな電車のこと。
特急とか急行に相当する電車だと、当日券だとほとんど立ち席なのであえて利用しないのだ。
八堵という駅で乗り換え・・・ここで30分ほどの待ち合わせがあった。

自強号(特急)とかが行ってしまうのを傍目に見ながら、ぼけーっと座っていた。
そういえば八堵に着く前の駅で、トビラが開いてオヤジが1人降りたと思ったら、ホームを飛び降りて、そのまま逃げていった(笑)
さて、再び電車に乗り瑞芳駅へ・・・

ここは、以前「十分大瀑布」に行ったときにも立ち寄った。
今回はここからバスで行くこことになる。
駅前のバス停から約15分。19元かかるそうだが、たまたま見ていたガイドブックにバス料金は17元だと書いてあったので17元しか料金箱に入れていない(^^;
運転手も気付けよ(笑)

「九份」に到着。
ここは映画「悲情情市」の舞台として有名になった場所。
この映画を何度か見ているので一度訪れて見たかった場所の1つだ。
ビビアン・スーの本によると、「悲情情市」というよりは「千と千尋の神隠し」だそーな。

バスを降りて、商店が所狭しと立ち並ぶ、基山街からグルっと回ってみる。
10時頃なのだが、異常に人が多い。
日本人観光客も多い。
日本人が多いことについては、ガイドブックに必ず載っているから、しかたないのだけどハトバスツアーか、農協ツアーのように、先頭に旗をもった添乗員がいてそのあとを着いていくのは、やめてくれ・・・

メインとなる坂道「豎崎路」を上る。ここの一番上に、中学があるのだがここの校舎は日本の統治時代からの建物らしい。
そしてそのすぐ下にある「聖明宮」へ。

豎崎路
聖明宮
日本統治時代の校舎

今度は「豎崎路」を降りていく。途中に実際に映画の撮影で使われていた店が「悲情情市」という、まんまの名前の店になっている。
またそのすぐ下には、「昇平戯院」という、今は廃墟となっているが当時のままの劇場が残っている。

悲情情市
昇平戯院

そこから、「軽使路」というかつてトロッコが走っていたという道と交差するので、そっちへ行ってみる。
ここの端に「天空之城」という店がある。まぁ、見晴らしがいいからこういう名前なんだろう。

天空之城

うろうろついでに土産になるようなものを探す・・・やはりこれといったものはない。
なぜか、インドの民芸品屋が何軒かあるし・・・
自分用に扇子を買ってみる。結構でかいので普段持ち歩けるようなものではないけど、以前から大きい扇子が欲しかったのでちょうどよい。
ちょっと行ったとこに「鐵蛋」を売っていたので、これも買う。
うずらの卵の燻製みたいなものだ。
何か食べようと思って物色している。

映画の中で実際出てきた「九份老麺店」というのがあった。
入ろうと思ったら、店先で呼び込みをやってるっぽい兄ちゃんが、ものすごい形相で睨みやがるので、小心者としてはとても入れないのであきらめた(苦笑)

九份老麺店

ちょっと行ったとこに「臭豆腐」の串焼きを売っていた。
昨日食べれなかったので、これは食べなくては!と思い買う。
量的にもちょうどよい。
うーん、やはりうまい。

12時過ぎになり、バス亭へ戻りバスを待つ
ぜんぜんこないので、どーすっかなぁ・・・と思っているとタクシーの運ちゃんが呼ぶので、タクシー行くことにした。
乗り込んで、行き先を告げる「基隆」というと400元かかるといわれた。

まぁ、同じ市内ではないもんな。
そのくらいかかるか・・・と、バスを待ってさらに電車を待つよりはいいかと思いそのままタクシーで基隆へ。
ちなみに、バスと電車を乗り継いで基隆まで行くと40~50元くらいだったと思う。約8~10倍。この差は日本と同じだな。

しかし特にここに目的があったわけではない。
単純に電車の待ち時間、待ち合わせ時間が嫌なので、多少お金がかかってもここから乗ろうと思っただけなのだ。
そう思って基隆まで来たのだが、次の電車は約1時間待ち(-□-;
自強号なら30分待ち・・・うーん、座れないのは嫌だし・・・ということで結局1時間待つことになった。
駅の自販機で、麦っぽい絵の描いてある飲み物を買ってみる。
何かと思ったら、麦茶だ・・・しかも異常なくらい甘い・・・
コンビニで改めて、エナジードリンクと、ヨーグルトを購入(笑)
それをもって電車に乗る。
電車の中で30分くらい待っていたら、ようやく動き出した。
半分眠りながら台北駅に到着。

さて、どうしようか・・・ということでMRTで「光華商場」へ向かう。
台湾の秋葉原。
中へ入って、品物を眺めていると、隣から「○○は、まだ出てないのかなぁ・・」とかいう日本語が・・・
となりを見ると、なんか以前も見たことがあるような気がする、見るからに秋葉系な典型的なアニメ&ゲームオタクっぽい2人組が・・・
オタクは、世界中どこに行ってもオタクなのだな。

何軒か見てまわり、目的のものはなかったが、めぼしいVCDを何枚かGET。
結局1時間以上、光華商場の中にいたのかな・・・
そして西門に戻る。
途中MRTの駅で切符を買っていると、いきなり「小姐」と声をかけられる。
驚いて見渡すと、どうやら自分のことを呼ばれているらしい。
いくら髪が長いといったってなぁ・・・
で、路線図を指差して、何か早口で言っている。
いくらなんでも、ネイティブなスピードで話されたら、何言ってるかわからんので、とりあえず「ティンプートン」としか言えなかった(汗)

さて、西門に戻ってくると、なにやら王力宏(Lee-Hom Wang)がサイン会をやっていた。
よく知らないが、日本では葉加瀬太郎とライブをやったり藤原紀香と映画で競演したりしてるらしい
ステージの上に机をおいて、何かを買った人にはポスターにサインを書いていた。
CDかな?

王力宏

その途中でいきなりの豪雨!
豪雨になる前に、そのステージの裏側にある「阿宗麺線」に行ったのでサイン会自体がどうなったかは、わからない。
いつもなら、すごい行列のできている「阿宗麺線」だけど、このサイン会のおかげで、ほとんど人は並んでいなかった。
小椀を食べる。
しかし小椀でも結構量があるんだよなぁ・・・
アーケードの下で食べながら、豪雨から批難してくる屋台の人達をぼけーっと見ている。
しばらくしてもやみそうにないので、向かい側にあるコンビニで傘を買うことにした。
そして傘を買って、屋台で「熱狗」を買う

熱狗屋台

「熱狗」を食べながら、ホテルへ一度戻ろうと歩き出したら、雨はやみやがった(-_-;;
傘代60元損したぞ、まったく

ホテルへ戻り、荷物を置き、一息つく。

時間は18時頃だし、再び出かける。
今度は、いつも行っている、マッサージ店「豪門世家理容名店」へ行く。
最寄駅から歩いていったのだが、9ヶ月振りのせいか、最初反対側へ行ってしまった(汗)
すぐに気付いたので、戻ってこれたけど・・・

今回も、全身2時間と足裏のコース。
前回の子を指名するか?と聞かれたので指名することにした。
別に指名料とかかからないし(笑)

個室に通される、ほどなくマッサージが始まって2時間たっぷり揉みほぐされる。
途中、他の日本人観光客が大勢来た。来たのは問題ないけど、他の部屋で大騒ぎしている。
声からすると若者らしいけど、飲み屋か風俗店かと間違えているくらいの大騒ぎ。
こっちは同じ日本人として、むちゃくちゃ恥ずかしい。

以前何かで読んだけど、日本人の海外旅行者のマナーが悪すぎるという。
旅の恥はかき捨てというけど、今回のこういうやつらみたいに本来静かでなくてはいけない場所なのに騒ぎまくるとか最悪。
だから日本人が集まる場所には、極力行きたくないのだ・・・
そんなことを思いながら、マッサージの時間は終了。

そういや、髪を切ったのか?ってマッサージしてくれた小姐に聞かれた。
ってことは以前来た時のことを覚えていてくれたってことか。

その後、車で送ってくれるということなのだが、送迎であちこち飛び回っている車が戻ってくるまで待つ。
コーヒーが出てくる。
また待っている間、日本人観光客が、ガイドさんと一緒に来店。
店内に飾ってあった、見栄晴や出川の写真みて大騒ぎ。
この2人ってそんなに大騒ぎされるほどの芸能人だったかしら(笑)

さらに見ていると若い2人連れは、基本コースはやらないで、オプションの足裏だけやってくれと言っている。
店員さん、それを聞いて呆れてた。
本来オプションは基本コースのおまけにつけるものなのに・・・しかし、それならなんで足裏の専門のとこへ行けばいいのに
と、そんなことを思っていると、車が到着。
西門まで送ってもらう。

時間は21:30
「煎餃」というのを売っていたので、買ってみる。・・・いわゆる日本でおなじみの餃子。
台湾で餃子というと、水餃子や鍋貼で、日本と同じものって今まで出会ったことがないのだけど、まさに日本で売っている餃子でした。
それを、ビニール袋にいれて、醤油ダレを一緒にいれて、串をつけて渡してくれる。
歩きながら食えってことらしい(笑)

煎餃

さらに「地瓜球」というのが目についた。
素食とあったので、魚肉類を一切使ってないんだと思い買ってみた。
これはホットケーキの生地を丸めて揚げたようなものだった。
そりゃ確かに素食だわな。甘くて軽いので、軽くつまむ程度にはちょうどよい。

地瓜球

そんなこんなで、グルグル回っているうちに、特にやることもなくなってきたので、コンビニへよってホテルへ・・・
コンビニで、初めて台湾に来た時から気になっていた「茶蛋」という卵の烏龍茶煮を買ってみる。
台湾のコンビニならたいていととこにあるものだ。
これがまた、店内に異臭を放っている。
これも匂いがダメで近寄れないって人が多いみたい。
2個買ってホテルで食べてみたけど、味はいたって普通のゆで卵。

茶蛋

そんなこんなで、明日は8:30にロビーに集合で帰国
時間はまだ0時前だけど、これから出かけるのもなんだし、おとなしく休むことにした・・・