【ホーチミン】2019年08月23日

2日目
06:30頃起床。
昨日が食べ過ぎているので、朝食は食べないでツアーの送迎を待つ。
そういえば昨日購入した缶コーヒーにBLACKと書いてあったのに、なぜか甘かった。

ホテルロビー

7:30少し前にロビーに降りて行く。
そして少し過ぎた頃に、本日のツアーガイドが到着した。
「クチトンネル&メコン川クルーズツアー」

クチトンネルもメコン川も、バスを乗り継げば行かれる(らしい)
しかし、やはり初めての国で限られた時間の中で効率よく回るためにはツアーが欠かせない。

ということで、混成車でツアーに出発。
途中で何人か乗せて、10名でのツアーとなった。
最初の目的地は「クチトンネル歴史遺跡」
ホーチミンから車で90分程度の場所だ。

クチトンネルはホーチミンに行くのなら、絶対に行ってみたかった場所。
Wikipediaにはこんな風に書かれていた。


ホーチミン市クチ県を中心とした、全長250kmの地下トンネルネットワーク。
ベトナム戦争中に、南ベトナム解放民族戦線 によってゲリラ戦の根拠地として作られ、ここよりカンボジアとの国境付近までトンネルが張り巡らされていた。
戦時中、南ベトナム解放民族戦線の兵士たちは様々な工夫をして、狭いトンネル内に身を潜めて暮らしており、当時の生活の様子や戦争中に使われた罠の数々が、戦争史跡公園として残されている

Wikipedia

ホーチミンを離れ田舎の方へ来たなぁ・・・と思った頃に「クチトンネル歴史遺跡」に到着。
ガイドがまとめてチケットを購入しているので、トイレに行ったりしておく。

クチトンネル歴史遺跡

そしてチケットを受け取り中に入っていく。
しかし20mくらいしか離れていない一本道で2回もチケットの確認があったけど、意味があるのだろうか・・・

遺跡内をガイドと共に観光。
ベトナム戦争当時の建物や罠などが、そのまま展示してある。
敷地内は安全だというが、その周辺にはまだ地雷の不発弾が埋まっているという。

クチトンネル歴史遺跡

カモフラージュ用の穴に入ってみた。
こちらは穴に入って、草で隠した蓋を閉めるというものだ。
中は1人はいれば精一杯だな。
入口は狭いので、身体の大きい人は厳しいだろう。

穴に入ってみる

当時の戦車も展示・・・というか放置に近い形で置いてあった。
戦車の上にも上れるというので、上がってみた。

戦車

敷地内を歩いていくと、当時生活に使われていたトンネルが口を開けている。
250kmに及ぶトンネルだという。
現在は観光用に多少整備されて、200m程度だけトンネル内に入れるという。

トンネル入り口
トンネル

実際にトンネルに入ってみたが、とにかく狭い!
高さ60cmくらいで1人通れる程度の幅。
しゃがんで進むしかないので、少し動くだけで足がパンパンになった。
むしろ四つん這いで移動した方が楽だったかもしれない。

ツアーでは50mのトンネル2ヵ所に入れたのだけど、両方とも30mで外へ出てしまった。
もちろん当時は、普通に生活通路としても使われていたようなので、大きいトンネルもあったのだろう。

さらに奥に進んでいくと銃声が聞こえてくる。
戦争で使われていたとの同じ銃を撃つことが出来るという。

1発60,000VNDで10発からだというので、2人でシェアして5発づつ撃ってみた。
銃は何種類か選択できたが、代表的なMK47を選択。
すでにセットしてあるライフルに弾倉にスタッフが弾を入れて銃に入れてくれる。
それをただ撃つだけなので、ちょっと物足りないが久しぶりの実弾射撃。
うーん・・・まったく当たらない。
観光用になってしまっているから、標準も甘くなっているんだろうなぁ

射撃

そこから、さらに進んで次はキャッサバ芋の試食。
タピオカの原料であるキャッサバ芋。
それを当時のキッチンで料理したもの。
おそらくただ茹でて切っただけと思われるが、当時のものがそのまま使えているのはすごい。
キャッサバ芋は、ほんのりと甘味がある程度で、それほど味があるわけではなかった。
これがタピオカになるのねぇ・・・

キャッサバ芋の試食

最後はベトナム戦争当時のクチの動画を見る。
日本人的には、あまりなじみがないベトナム戦争だけど、クチのゲリラ部隊のすごさというのは伝わった。
とはいえ、そもそも戦争はしないに限る。

ここでクチトンネル歴史遺跡は終了。

混成車に乗り込み再び移動する。
今度も約90分。

時間は13時近いので昼食となった。
昼食の会場は「Mekong Rest Stop」というレストラン。
観光客向けかと思ったら、普通に食べに来ている人もいた。
おそらくツアー客は、建物の中で一般客は入口の方のオープンな場所になるのだろう。
とはいえ場所が観光地なので、ほぼ観光レストランで間違いはないと思う。

Mekong Rest Stop

我々はツアー客専用と思われる建物に入っていった。
円卓で他の客と大皿でシェアするスタイルだ。
ツアーで嫌なことの一つがこれ。
もちろん交流を主としている場合は別だけど、そうではない場合は余計な気を使うので疲れる。
変な遠慮とかも必ずあるし。

店内

それはそれとして・・・ここでもドリンクは別売。
ココナッツを注文した。65,000VND

ちょっと失敗・・・ココナッツそのものが出てきてしまった。
そうだった。アジア圏でココナッツを頼むと冷えていない、ココナッツが出てくるんだった。
不味いわけではなく、生ぬるい。

ココナッツ

料理の方は、だいたい以下のものが出てきた。

エレファントフィッシュ
揚げ餅
揚げ春巻き
豚肉の串焼き
バインセイ
チャーハン
春雨のスープ
フルーツ

エレファントフィッシュ

確かに1人2人だと、エレファントフィッシュなど量的に厳しいから、そういう意味ではツアーも悪くはないんだけど・・・やっぱり気を使うなぁ。

エレファントフィッシュの生春巻き

スタッフがエレファントフィッシュを手づかみでほぐしてライスペーパーに包んで生春巻きにしている。
また揚げ春巻きが昨日食べたものより美味い。
揚げ餅は店の中で、ボールみたいなものを揚げていたから、なんだろう??と思っていたものだった。
おもむろに鋏で切って皿に取り分けてくれた。

揚げ餅
バインセイ

エレファントフィッシュの生春巻き、スタッフが全部作ってくれるのかな?と思っていたら一通り作ったら、放置状態。
同じ卓の一人がビニル手袋をもらってきたので、あとは個々で作って食べることになった。
ここでも少し食べ過ぎたかな。

売店で売っていたもの

食後、再び混成車にてさらに20分ほど。
メコン川へ到着した。
まずここでエンジン付の小さいボートに乗り込む。
これでメコン川中腹にある島へ向かうらしい。
だいたい15分くらい。
ボーっと川べりを見ていたら、いつのまにか到着していた。
島自体は1km×10km程度の小さい島だという。

メコン川

島に到着後、まずどこへ連れていかれるのかな・・・とついていくと、どうやら蜂蜜農園。
蜂蜜入りのお茶を頂く。
また農園なので蜜蜂が大量に張り付いている板ももってきた。
お茶を飲んでいる最中も、大量の蜜蜂が飛び回っているので、ちょっと怖い。
普通に手とか頭に止まっているし。

お茶の中にも蜂が侵入。
農園の人は、まったく気にした様子もなく、その蜂を取り出して、そのままのお茶を差し出してくる。
さすがにそれは飲めなかったなぁ

蜂入りお茶

当たり前のようにロイヤルゼリーの販売もしていたけど、皆蜂が気になってそれどころではない。
ツアー参加者の高校生?中学生?くらいの子は、大騒ぎしていたし。
そこでの最後は、ニシキヘビを巻きつけての撮影会。
これは私はやらなかった。

場所を変えて島の奥の方へ進む。
今度はどこへ行くのかな?と思ってついていくと、再びテーブルのある建物へ。
そこでお茶を頂いた。
なんか飲んでばかりだ。
ここではフルーツが何種類か出てきた。
パイナップル、釈迦頭、ドラゴンフルーツ、などなど
味の方は・・・なんかいまいちだったな。
果汁で手がベトベトになったので、そこで手を洗い出発。

フルーツ

次についたのは、泥の川???
メコン川の支流らしい。
干潮の時は、泥川のようになっている。

そこを手漕ぎボートが所狭しと行き来している。
どうやら、これに乗るということだ。

手漕ぎボート

順番を待って4人で一艘のボートに乗り込む。
すると船頭さんはオールで漕ぐのではなく、泥の中を後ろから手で押したりロープで引っ張ったりしてボートを動かしている。
もうすでに船ではない。
なんか観光用に無理やり手漕ぎボートの状態を保っているという感じだった。
しかも裸足で泥の中に足を突っ込んでいるので、危なくないのかな?と思ったりもした。
とはいえその脇の湿地帯を見ると、ムツゴロウが何匹も飛び跳ねているのを見れる。
そういうものに触れあえるのは良い体験だった。

さすがにずっと泥川ではなく、途中からは一応ちゃんとした川の様相をしてオールで漕ぐようになっていた。
話によると、完全に観光地化しているので、船頭がチップチップと相当うるさいということも聞いていたが、我々の乗った船はそういうことがなかった。
どうやらツアーによっては、チップをまとめてガイドが払っているという。
それならば客の立場では嫌な気分にならなくて良い。

手漕ぎボート

手漕ぎボートを降りて、これで終わりかな・・・と思っていたら、次に行ったのはココナッツのキャラメル工場。
生のココナッツの皮を向いて、汁を絞り出して、それをキャラメル化して、売っているわけだ。
その場で作ったキャラメルをその場で販売していた。
一つ試食してみたけど・・・あのキャラメルはちょっといらないなぁ。
何人かは購入している人もいた。
とはいえ、帰国してからネタ的には買っておいてもよかったかな・・・とも思う。

キャラメル工場

ここでエンジン付のボートに乗って、最初に乗った場所に戻る。
これで一応、ツアーが終了となった。

ここから混成車で一路ホーチミンへ。
約2時間。

ドンゴイ通り

途中渋滞があったが、ホテルではなくドンゴイ通りにあるラッキープラザという
商業ビルの前で下してもらった。
この中にある「サトラマーケット」で買い物をするためだ。
慣れてきたらどうかわからないが、無難なお土産ならサトラマーケットで安価にだいたい揃うという情報があったので行ってみた。

ラッキープラザ

ここでは入場時にバッグの口にテープを貼られる。
これは万引き防止なのかな?

店内をぐるっと回る。確かに大抵のものは揃っているし値段も手ごろ。
しかし、無難なお土産って結構難しい。
だいたいクッキーとかチョコレートになってしまう。
実際、クッキーを購入したし。

気になったのは、じゃこう猫のコーヒーを売っていたこと。
じゃこう猫のコーヒーとは、コピ・ルアクと呼ばれる、じゃこう猫の糞から取れる未消化のコーヒー豆のこと。
それほど高くはなかったのだけど・・・結局購入しなかった。
気になったのなら、買ってみればよかったなぁ・・・

そこから徒歩でホテルへ向かう。

途中で、フランス統治時代に建てられたコンサートホール「サイゴンオペラハウス」の外観だけ見る。
中に入りたかったけど入れなかった。
時間帯によるのだろうな。

サイゴンオペラハウス

ホテルの近くまで来たら、中東系の二人組に声をかけられた。
北海道という飲食店を探しているとかなんとか・・・

地図を見せられたが当然わからないので、I don’t knowと答えて行こうとしたが、まだ話かけてくる。
「明日大阪に行く」「ドバイから来た」「日本に行ったらまずディズニーランドへ行く」

ん・・・大阪に行くのになんでディズニーランドに最初に行く??
などと思っていたら、おもむろに自分の財布からお札を取り出して「これドバイのお札」
「これ日本のお札」などと見せてきた。
しかも伊藤博文時代の1000円札。

あー、これはアレだな・・・気付いたけど、ちょっとだけ話に付き合う。
すると「今の日本のお金見たいです」などと言い出すので、10円玉を見せる。
さらに私のウエストバッグを指刺し「その中の財布に入っているお札が見たい」などと言い始めた。
さすがにここが引き際だなーと思い「No!No!」と言ってその場を去ることにした。

ここで迂闊に、財布を広げてしまうと気が付いたら何枚かお札を抜き取られてしまう。
かなり昔に流行った古典的な「お札見せて詐欺」
まさか今時こんなことをしている人がいるとは思わなかった。
帰国後に調べてみたら、再びタイやベトナムでは流行っているらしい書き込みがあった。
とりあえずは、ある意味貴重な体験できたかな。

そしてホテルへ戻る。
戻った直後に、スコールがあったらしい。
少しだけ休憩して再び出発。
雨はだいぶおさまっていたが念のため傘は持っていく。

ホテルから10分程度でベンタイン市場に到着。
市場自体は18時で閉まっているのえ、その周辺の夜市へ。

夜市

台湾やバンコクの夜市に慣れているせいか、ちょっと寂しい感じがするなぁ
ここで夕食をとろうと思ったのだけど、飲食店も2軒しかやっていない。
となると2択しかないので、そのうちの1軒に入店。
メニューを見ると、日本語も併記してあった。

入店した店

注文したのは名前がわからないが、以下の4種類

豚肉のソーセージっぽいもの
板面(板状の麺)のようなもの
春雨に海老が乗っているもの
野菜の炒め物

豚肉のソーセージっぽいもの
板面(板状の麺)のようなもの
春雨に海老が乗っているもの
野菜の炒め物

結構量があるが2人だったので、食べれてしまった。
基本的にどれも似たような味だけど、どれも美味しい。
野菜もたっぷりとれた。

雨の心配もあるし、夕食だけでホテルへ戻ることにした。
途中でコンビニによって飲み物とアイスを購入。

アイス
モンスターエナジー??

ベトナムのアイス。
日本と変わらず美味しい。

ということで、明日は普通に市内観光だ。