【熱海・伊東】2024年12月29日

2024年12月31日

いつもなら年末には出かけている余裕はないのだけど、今年は仕事が一つ終了したことと、
通常業務が27日で終わったこともあって、29,30日に時間が出来た。
なので、ふらっといつもの伊東へと年末小旅行。

温泉以外、特にこれといった予定もないので、29日はのんびりと9時頃の出発だ。
今回は、東京駅から特急踊り子を利用した。
ロマンスカーは3日前の時点で満席だったし、特急とそれほど価格的にも変わらない新幹線も満席だった。
年末だから帰省ということもあって、早々に満席になるのだろうな。
29日なら当然といえば当然だ。

それでも踊り子は、そこそこ空席があったので、事前に予約出来た。
各駅停車で行っても対して問題はないのだけど、あまり早く出発するのも嫌だったので、これで良い。

特急なので、東京駅からそのまま熱海まで向かう。
さすがに年末の東京駅は混雑している。
それでも新宿とかに比べたら、まだマシか。

特急踊り子

東京駅を10:15に出発。
出発した時点では、結構空席が目立ったけど、途中から乗ってくる人も多く、熱海に到着した頃は、ほぼ満席だった。

そして11:38に熱海に到着。
伊東まで行こうと思えば行けたけど、熱海で行ってみたいお店もあったから下車。

熱海駅前に出る。
普段の週末よりも人が少ない気がした。
駅前の足湯(家康の湯)も、いつもなら入れるすき間もないほど混雑しているのだけど、7割くらいしか人がいなかった。
まぁタオルも持ってきてないから、入れないのだけど。

熱海駅

駅前から山の方へ10分ほど歩く。
行ってみたいと思ったお店「洋食 みのる亭」
昭和34年創業の、昔ながらの味を守る洋食屋だ。
ドレッシングやソースまでもすべて自家製で保存料なども使わないという。
古き良き時代の伝統昔ながらの洋食屋さん

老舗だということで、混雑しているのだろうなぁ・・・と思いながら店を探す。
店が入っているというリゾートマンションは、すぐに見つかった。
大きいマンションだから目立つ。
お店の小さい看板も見つかった。
しかし入口がわからない。
マンション中に入ればいいのだろう・・・と思って入口を探したけど、その入口すらわからない。

みのる亭 看板

はてどうしてものか・・と思ったら、さっき入口があったと言われた。
行ってみると、重厚すぎるくらいの自動ドアがあり門松が置いてあった。
ここは確かに前を通りすぎたが、まさかこれが入口だったとは。
マンションの入り口なので、もっと入口っぽいところを想像していたから、完全に見落としたんだな。
これが、思い込みってやつだ。

マンションの入り口

自動ドアを開けて中に入ると、今度はロックされたガラス扉があった。
ここは、番号を入れると中から鍵を開けてくれると書いてあったので、お店の番号を入力する。
ドアが開いてようやく中に入ることが出来た。

中に入ると、すぐ目の前にお店があった。

「洋食 みのる亭」

洋食 みのる亭

店内に入ると、先客が2組だけ。
あら。
熱海から徒歩10分とはいえ、駅近には変わりなく、老舗洋食屋さんだし、テレビでも紹介されている。
だからお昼時は絶対混雑していると思ったのだけど、予想に反してガラガラ。

個人的には混雑しているのは嫌だから、嬉しい誤算。
お好きな席へどうぞということ、窓際のソファ席に着席する。

ソファ席から

注文したのは、大人用お子様ランチ。
これがランチの一番人気らしい。

注文してしばらく待つ。
それにしても、ここのマンションは熱海駅近くで海が一望できるし、敷地内にプールまである。
さぞ高いのだろうな・・・と思って調べてみたら、中古販売価格で1500~2000万くらい。
賃貸でもワンルームで10万前後。
場所にもよるけど23区内より安いか?

マンションロビーから

そんなことを考えていると料理が出てきた。

大人用お子様ランチだ。

鮭フライ、エビフライ、生姜焼肉、ハンバーグ
付け合わせに、サラダとパスタ
タルタルソース、焼肉ソース、ドレッシングもすべて手作りだという。
箸でハンバーグを切ると肉汁が溢れ出してきた。
ほんとに昔ながらの洋食という感じで、全て美味しい。
いわゆる絶品という感じではなく、昭和のごちそうという感じだけど、それが良い。
しかも価格が観光地価格になっていないのもうれしい。
やっぱり老舗だけあって観光客ではなく地元の人達が来るお店なんだろうな。

大人用お子様ランチ

まぁ、フラっと前を通りかかっても店があることすらわからないので、店の存在を知らない人は来ないだろうし、
商店街とか人の多い方と逆方向だから、普通の観光客はこないのだろう。
個人的には、大満足なので、また熱海に来た時には是非来てみたいと思う。

店を出て来宮神社の方へ向かう。
今日は、特に熱海で行きたいところもなかったので、とりあえず参拝ってところかな。
時間もあるので、熱海銀座商店街を覗きながら神社へ向かう。

大六天尊神社

みのる亭から熱海銀座商店街まで10分強。
駅前は、それほど人が多く感じなかったけれど、海岸に向かう道は結構人通りが多い。

熱海プリンは、見るからに恐ろしくなるほどの行列だった。これはいつもか。

熱海銀座商店街も、かなりの混雑だ。
いや、混雑というよりも行列。
通り自体には、それほど人はいない。だけどお店に人が並んでいる。
それにしても海鮮丼で3000円~5000円というお店に、相当な人数が並んでいるのを見ると不況が嘘のようだな。
その他のお店を見ても、総じてかなりの高額。
観光地価格とはいえ、ちょっと高すぎないかと思ってしまう。
でもまぁ、一時期は寂れかけてた熱海が復活しているのは良いことだ。

熱海銀座商店街 熱海プリン 2nd

そして商店街を抜けると、見覚えのある場所に出た。
「熱海七湯 大湯間歇泉」
なるほと、商店街はここに繋がっていたのね。

熱海七湯 大湯間歇泉

せっかくなので、すぐ近くにある「湯前神社」でも参拝。
ここから来宮神社までは階段を登ってすぐ。

湯前神社
湯前神社

来宮神社も、そんなに人は多くないのだけど、参拝するのに列が出来ていた。
たまたまなのかもしれないけど。
後に並んで、普通に参拝。

来宮神社 鳥居前
来宮神社 鳥居
来宮神社

おみくじは吉。そんなものだろう。

来宮弁財天

いつもの通り、その後は、大楠の横にある、五社の社へ。
ここも行列が出来ていたけれど、座っている人がいつもより少ない。
あとはアジア系の外国人が結構いたかな。

五社の社

いつもならソフトクリームを頼むのだけど、さすがにちょっと寒い。
ということで「だいだいわらび餅と抹茶のセット」を注文した。

だいだいわらび餅と抹茶のセット

いくつか空いている席に座る。
ちょうどストーブの横だ。
なんとなく温かいような気がする。

だいだいわらび餅、これは初めて食べる。
わらび餅に、橙を刻んだものが混ざっているようなイメージなのか。
レモンソースをかけて食べるみたい。
橙自体が柑橘系だから、ソースを掛けなくても、柑橘系の香りがするようなしないような・・・

大楠

時間は14:00過ぎ。
電車の時間が15:30だから、まだ時間がある。
でも来宮神社だと時間つぶすところもない。

ということで3年振りに熱海梅園に行くことにした。
熱海梅園は、日本で最も早咲きの梅、そして最も遅い紅葉が見られると言われている場所。
この日も、ほんのわずかだけど咲いているという情報があった。

来宮神社からだと、歩いてだいたい15分くらいかな。
梅園に到着。
入園無料の期間なので、そのまま中に入る。

熱海梅園
熱海梅園

やっぱりほとんど咲いていないな。
蝋梅が少し、さざんかが少し、梅も少しだけ一応咲いていた。

蝋梅
さざんか

そして前回来た時は見なかった、韓国庭園も見学する。
見学といっても、韓国っぽい壁の中に建物がある。
これは2000年9月に熱海市内で開催された日韓首脳会談が、両国交友の絆を更に深めたとして梅園内に開園したもの。

韓国庭園
韓国庭園

そんなこんなで、ちょうど電車の時間が近づいてきた。
来宮駅へ移動する。

一応、咲いているっぽい

来宮駅の駅舎が建て替え工事をやっているので、裏の方から改札へ直に行く。
この工事は耐震工事らしく2025年5月下旬まで続くそうだ。
来宮神社に一番近い駅なので初詣の時とか大変そうだな。

工事中の来宮駅

ホームに行くと、数分で電車がやってきた。
座れないかな・・・と思ったけど、思ったより空いていた。
やっぱり年末だからなのかもしれない。

線路にカラス
電車内から

20分程度で伊東駅に到着。
駅前がいつもより人が多いような気がするな。
それでも、少ないのだけど、これまで人がいなさ過ぎたから、多少は増えた方が良いと思う。

伊東駅
伊東駅前

駅から徒歩10分、いつもの常宿である「翠方園」に向かう。
駅から少し離れると、やっぱり人は少ない。

翠方園
翠方園

チェックイン時に、他のお客様がいた。
これまで、ほとんど他の客に会うことがなかったし、チェックイン時に会うなんて初めてだ。
パっと見は日本人っぽいけれど、アジア系の外国人らしい。
ついに、ここまでインバウンド被害が・・・と思ったけれど、さすがにここではそういうことはないだろう。

記帳して部屋に案内された。
今回は離れの別館となった。
これまで20年近く通っているけれど、別館に宿泊するのは初めてのような気がする。

別館へと続く
翠方園 部屋
翠方園 部屋

案内された部屋は、2部屋でトイレとお風呂が付いている部屋。
おそらく一番広い部屋ではないだろうか。
和室が二間っていうのも驚いた。
両方とも使って問題はないのだろうけど、実際のところ一部屋しか使わないのだが。

さて、さっそくお風呂に入ろう。
別館へ案内されたということは、それだけ多くの宿泊客がいるということ。
なので貸切の方は、すでに入浴中だった。
これも想定内なので、そのまま内湯へ。

内湯

16時半頃なので、内湯も誰もいない。
貸切状態でのんびりと湯に浸かる。
冷えた身体をじっくりと温めて部屋に戻る。

のんびりしつつ、17:45頃に食事のため外出だ。
今回は、以前行って良かった開福丸へ向かう。
旅館からだと10分強で到着できるはずだ。

すでに外は真っ暗だ。
途中、商店街を通るが、数軒の飲食店が開いていたくらいで、基本的に閉まっている。
ちょっと寂しいね。

商店街
商店街

開福丸に到着。
店内に入ると「18:30で閉店だけど大丈夫ですか?」と聞かれた。
通常営業時間は19:30までのはずだけど、年末だからなのだろう。

開福丸

まぁ、30分あれば大丈夫だろうということで着席。
前回と同様に、ランチサービスの鯵のたたきが倍量になる夕食サービスにする。
他のものを思案している時間もなさそうだし。

注文をして5分もたたずに、料理が運ばれてきた。
それも特に作り置きというわけでもなく、ちゃんと出来立てのものだ。
すでに他の注文も全て終わっているから、即効で作ってくれたのだろう。

前回もそうだったけど、机に並べてみると、なかなかのボリュームだ。
そして鯵はやっぱり美味しい。
通常のたたきではなく、普通に刺身っぽい。

夕食サービス

キスフライもふっくらした身にサクサクの薄い衣で揚げたて。
東京では、なかなか食べられないな。
あとは、岩のりに、小鉢、もずく、味噌汁、漬物、ご飯

18:30が近づくにつれて、二階のお客さんが皆降りてきた。
ちょっと落ち着かないな。
すでに、シャッターは半分降りている状態。
最後のサービスのコーヒーを頂いて18:40頃だったかな。

食後のコーヒー

あわただしく会計を済ませ外へ出る。
美味しいけれど、もう少し落ち着いて食べたかったな。
しかし18:30で閉店であれば、食べログが公式になっているのだから、そこにでも書いておいて欲しかった。
通常でも夜は19:30までなのに、食べログは20時までになっている。
これも、直した方が良いのではないか。

食後は一旦駅の方まで行き、その近くにあるマックスバリューへと立ち寄る。
まぁ、イオンだな。
翌日の朝食を購入。

途中にあった小さい神社

朝、どこかで食べても良いのだけど、伊東は朝食を食べられる店が少ないし、年末なので
やっていない可能性もある。
何度も来ているから、無理して伊東っぽいものを食べる必要もない。
ということで、おにぎりとパンを購入。
普段の朝食と一緒だな。

そして旅館に戻る。
19:30頃で、他の宿泊客も半分以上が外に出ているようだ。
ならば貸切露天風呂は空いてそうだ。
購入したものは、とりあえずテーブルに置いて、さっそく貸切温泉に行ってみる。

やっぱり空いていた。
ここへ来たら、貸切露天に入らないと意味がない。
これが楽しみで来ているようなものだし。

貸切 露天風呂

外気温が低いためか、お湯もいつもより低く感じる。
かけ流しで加温していないから、少し温度が低いのかな。
ここの露天風呂は、元々それほど温度が高くないから、結構長湯しがち
なのだが、いつもより長湯していられる。

貸切 露天風呂

一旦、露天風呂を出て、そのまま内湯へ。
露天風呂の方には、洗い場がないから改めて内湯の方で、頭を洗ったり髭を剃る。
内湯の方でも、他の宿泊客は来なかったな。

そして部屋へ戻る。
さっき購入した中で、チョコレートクロワッサンを食べよう。
これは朝食ではなく、夜食べるつもりで買ったものだし。

マックスバリューで購入

そしてしばしの休憩だ。

22時頃だったかな。
寝る前にもう一度露天風呂に入りにいった。
今度も、空いていた。
やっぱり長湯になる。

そして部屋に戻って休むことになった。
最近は、温泉に行くと21時頃に寝落ちすることが多かったのだけど、今回は大丈夫だった。
やっぱり、それなりに温泉に入りたいし、休むときも寝落ちでなく、ちゃんと寝たい。