【台北】2002年10月13日

2日目、朝7時に起床

ホテルで朝食が出る場合、最低一回は食べるようにしているので、まず朝食へ。
12階に食堂があるらしいので、上がってみる・・・
んー、なんもない。

よく見ると、客間の1つが開いている。
ちょこっと覗いてみると、なるほどここにテーブルを並べ食堂代わりに使っているのか。
中に入ると、おばちゃんが3人狭そうなとこで、ちょこまかと動き回っている。
朝食カードを渡してテーブルに着く。

パンか、粥がいいか聞かれたので迷わず粥。
すぐにお盆にいれてもってくる。
まさに粗食(笑)

白粥に漬け物っぽいものやらシラスやら4品のみ。
粥もまずくはない。どちらかというとうまい。
でも、もうちょっとなにか・・・

だいたい食べ終わる頃に、おばちゃんがコーヒーを入れてくれる。
食べるものが何でも、気持ちのいいサービスされると、それだけでよくなるのかも(笑)

飯食ってるのが日本人ばかりだったのは、ちょっと気にいらなかったが、まぁそれもしかたあるまい。
今年5月に泊まった「長虹大飯店」も同じような感じだったが、あのときは食堂スタッフの態度が悪くて飯食ってる気にならんかったからな。
飯を食ったら、さっそくホテルを後にした。

MRTで台鉄の台北駅へ行く。
時刻表をチェックする、基隆行きはすぐあるらしい。

8:28台北発基隆行き普快電車
台湾では、電車という種類の電車が走っている(わけわからん)
台湾の最速特急、自強号とかで行っても15分程度しかかわらない。
しかし特急は全席指定でそのうえ3日前から発売なので、当日だとまず席はない。

それじゃ電車でいくべぇ・・・と電車にしてみた。
ホームに下りていくと、出発直前なので慌てて駆け込む。

現地の女の子に、この電車は基隆へ行くのか??らしきことを聞かれたっぽいが、早口でよくわからないのと、慌てててよくわからないので、適当にごまかして乗り込む(笑)
時間も早いし電車なので席はガラガラ。
のんびりと外の風景を眺めながら約1時間の基隆までの電車の旅だ。

1時間弱で電車は基隆に到着。
なんかあっというまだったような気がする。
まず「佛光山・極楽寺」を目指す。

ガイドにはバスで行けと書いてある。しかし地図を見ると歩いてもせいぜい10~15分の距離。
そんなん歩かな損だということであるく。

基隆港を横目に進むと、すぐに目的の場所らしいものをみつけた。
「佛光山・極楽寺」に到着。新しく大きい寺だ。

佛光山・極楽寺

階段を上がっていくと線香を渡される。んーどうしていいのかわからなかったが、回りの人を見てると、線香立てにさして、手を合わせている。
とりあえず、そーすればいいらしいので、そーしてみた(笑)

佛光山・極楽寺内の仏

中を覗くと正面にミャンマーから寄贈されたらしい釈迦がいる。
掃除だか工事だかしてたな。
そのうえ土足厳禁ということで、その中には入らなかった。
撮影不可ということで、内部の写真はとれなかった。

横の入り口から内部に入ってみる。特に変わったものは何もないなぁ・・・と思って階段を下りて一つの部屋らしきとこへ辿りつくと、奥から同じような格好をした人たちがぞろぞろと出てきた。
何か式典があったみたいだ。
その人達はその横の部屋へ皆はいっていく。ちょっと覗くと簡単な舞台っぽいものがあって、たぶん説法かなんかをする部屋なんだろう。
その人達がでてきた方へ進んでみると、やはり釈迦がいる。

さて、ここにこれ以上いると、その説法部屋へ一緒に入れられて、中国語で説法聞かされるはめになりかねない雰囲気だったので外へ出る。
そして今度は次の目的地。今回の一番の目的地でもある「中正公園」を目指す。

極楽寺を出てちょっと行ったところに、中正公園の入り口を発見。
これがまた急な階段だ。なんで、こう階段が多いのか・・・
その階段を登りつめると、忠烈祠があった。
台北市内にも忠烈祠があり、そこは観光名所になっている。
どうやら忠烈祠とは戦死者を祀ってある廟の総称のような物ではないのだろうか??
で、ここの忠烈祠は小さくて、特に観光客もいない。特に見るところもない。その前を通りすぎて、さらに上に登る。

中正公園入り口
忠烈祠

上の方から音楽が聴こえてくる。
階段をさらに上がると、地元の人達がダンスにいそしんでいる。
さらにその横では、カラオケで盛り上がっている。
日曜とはいえ、まだ時間は10時。
その横を通りすぎてさらに進む。

妙に中華的?インド的??な建物があった。これが民俗文物館だ。
閉館中で中には入れなかった。
今度は下の方から音楽が聴こえてくる。
通りの先の方を見ると下に降りれるようにっていて、そこでもダンスをして楽しんでいる地元の人達がいる。
また、その人達を上から眺めている人達もいた。

民俗文物館

ちょっと横の方に目をやると、テニスコートにバスケットのコートがあり、若者はそっちで汗を流していた。
ほんとに、台湾の人達は元気だ。
さらに先に進むと、シンボルともいえる高さ22mに白い観音像がある。
ここが今回の目的地。
そこからの眺めもいいのだが、観音像の中を頭まで登れるということで、中へ入ってみる。

白い観音像
入り口すぐにある仏像

観光客で溢れていると思いきや、誰もいないし(笑)
上まで登る。
丸い小窓があるので、そこから外が見える。
しかし視界が狭すぎてなんだかよくわからない(笑)カメラをそこから外に出して写真はとってみた。
その観音像の横には、釣り鐘が吊るしてある。お賽銭をして鐘を突くことができるようだ。
ということで当然ついてみる。
なんか、気の抜けた音しかしなかたけど(汗)
ここは、一通り回ってみて、家族連れ、子供連れできたら、とてもおもしろいのではないだろうか?
実際子供も多くいたし、遊べるとこもあるようだ。

突いてきた鐘

一通り歩いて回り、駅の方へもどることにした。

途中、廟口小吃街を通る。11時頃だが、まだほとんどの屋台が準備中。
やっている屋台もあったが、あまり食べたいものがなかったので、今回は通過。

基隆駅に戻り、今度は市バスを使い「仙洞」というところに行く。
まずバス停を探す。同じようなものがいくつもあり、非常にわかりにくい。
でも、駅のすぐ前にあったので、なんとかなった。
目的のバスは15分程ですぐに来た。
料金は前払いで12元(約50円弱)ほんと安い。
台湾のバスの問題点は、降りる場所がわからないということ。
アナウンスもないし、バス停も小さい看板一つのみ。

今回も仙洞巌というバス停でおりればよかったらしいが、どこがどこだかわからなかった。
外を眺めていると、「仙洞~~」という文字が目に飛び込んできたので、その次のバス停で、降りてみただけだ。
そこで名前を確認する。どうやら3つも先へ来てしまったらしい。
日本でも同じような方式だったらわからんような気もするが・・・
歩いて、仙洞巌へ戻る。

仙洞巌に到着
予想していたよりはるかにちいさい。
岩が波によって削られてできた洞窟らしい。そして洞窟の壁に仏像が掘られている。
奥には観音菩薩がある。
黄色の同じ服を着た人が沢山いたが、あれはここのスタッフなのか、はたして参拝客なのか???
なんにしても、仏像に興味がなければ、あまりおもしろくないだろう。
この上に展望台があるらしいが、入り口が見当たらなかったな??

仙洞巌

長いは無用ということで、バスでまた駅へ戻ることにした。
待つこと15分。その間に、横においてあるスクーターに載せてあった荷物をおばちゃんが、そそくさと片付けにきた。
いや、べつにとらないって・・・たしかに現地の人から見れば怪し気な人間かもしれんが・・・(汗)
バスが着たので乗り込み、駅に戻る。

ちょうど12:00頃
思ってたより早くここまでの予定が終わったので、クレオパトラの横顔(女王頭)と呼ばれる奇岩で有名な「野柳」にでも行こうかと思ったが、行きかたがわからない(笑)
基隆から30~40分でいかれるとしか記憶していなかったので、調べてる時間もないし、聞こうにもさすがにそこまで細かく中国語は話せない(笑)
話している間に間違いなく時間は立つし。
ということで、とりあえず諦めて別の目的地へ向かうことにした。

まず、台北に戻らねばならないので12:28発の電車で台北に戻る。
切符を買い、駅のコンビニで、奶皇包、小籠包と書いてある、中華マンのようなものを発見。豆乳とともに買ってみる。
奶皇包の方は、名前の通り、ミルクっぽい甘さがある。ミルクと卵って感じかな?
小籠包の方は、そのまま小籠包の中華まんヴァージョン。でも汁がないのがちょっと違う。
電車が来たので、台北に向けて出発・・・

奶皇包、小籠包

台北着。前回行くつもりでいかれなかった場所の一つ「士林官邸」へ行く。
元々は日本統治時代に園芸試験分所だったらしい。その後に蒋介石の官邸になった。
蒋介石が死去したのもここらしい。その後、宋美齢夫人等が使用していたという。
ここの薔薇園は非常に有名らしい。
しかし時期的にバラは咲いていない。
かなりの広さがあったので満開になれば圧巻ではないだろうか?
またここでは、結婚写真などを撮影するカップルが非常に多いらしい。
花こそ咲いていなかったが、なんとなく納得できる。

咲いていないけど薔薇園

蒋介石が実際に住んでいた家らしき建物は、まだ一般公開されておらず、柵がありその奥で衛兵が随時監視していた。
足早に見てまわったがそれでも1時間程度かかった。もちろん全部を見たわけでもない。
閉鎖されているとこもあれば、中に入る必要のなさそうなとこもあったので2/3程度だけ。それでもアホみたいに広いことが分る。

「士林官邸」を後に「台北海洋館」へ行ってみた。
士林夜市の向かいに位置する水族館だ。480元
切符を買い入場。
入場の際に、なんかいろいろ注意された。

台北海洋館

最初は中国語で・・・早口過ぎる上に訛りがあるので、当然聞取れない(笑)
???な顔をしてると、今度はかなり怪しい英語?で話す。
とりあえず、ボディランゲージも交え、手にスタンプ(ブラックライトで光るやつ)を押すことはわかった。
さらに、??な会話は続く、そして最後に「日本人ですか?」と日本語で聞かれた。

そうだというと、アトラクションで使うから、チケットを最後まで捨てないでくれと日本語でいわれた。
いつもそうなのだが、はなっから中国語もしくは英語で普通に話をされることが多い。
そんなに日本人っぽくないのか??(苦笑)

水族館に入る。
たぶん、ここの目玉は、でかい電気鰻とか、でかい蟹なんだろうか。
他にこれといって、めぼしいものはいなかった。
ああクリオネが一匹だけいた。
たぶん、子供の遊園施設が隣接してるので、子供相手がメインなんだろう。
子供と来るか、デートコースの1つとして来る分にはおもしろいのかもしれん。

普通の水族館の後、無水水族館っつーのがあったが、そっちはぬいぐるみショーとかあるらしかったし、めんどーになって入らなかった(笑)

水族館の後「袖珍博物館」という、ミニチュア・アートの博物館を探した。
ここは、前々から来てみたかったのだが、市内だしすぐ来れるからっていうのもあっていままで行ったことがなかった。
で、今回行こうと思ったのだが・・・
住所は分るが、その場所がわからん(-_-;;
その時にもっていた地図の、その周辺が破れてるし(;_;)
住所をたよりに、しばらく探してみたが、検討つかなくなったので、やめた(笑)

MRTで「公館」へ。
ここの駅周辺に「公館夜市」があるので、行ってみた。
台湾大学の南側、夜市というか、屋台街といった感じかも。
学生街だということもあり、たしかに他のところとは多少雰囲気が違うかも。
ぐるっとひと回りして「蛋餅」を買う。
小麦粉を溶いて、卵を混ぜで焼いただけみたいな感じ。
適当な大きさに切って、袋にいれてくれる。あとは自分でタレをつけて行くのだ。
焼いている時は、卵焼きっぽかったのだが、食べてみると全然違った。
でも、焼き立てなので結構うまい。ほんとに素朴な味。
食べながら、駅の方へ向かう。

途中、警官がパトロールに来たのだが、屋台が一斉に店を畳んで逃げるというか移動して行った。
また、警官もそれを承知しているようで、とりあえず見守っている感じだった。

いつもの西門へ行く。
お約束の「阿宗麺線」を食べに来たようなものだ。
50人近く並んでいたのではないかな?
でかいのは量が多くて食えないので、小さいのを頼む。
いつもながら、うまい。

阿宗麺線

その後、その辺を歩くと、香腸をいろいろな味付してくれる屋台を発見。
10種類くらいあったかな?チョコレートとか、野菜みたいなのを詰めたみたいなのもあった。
で、蜜汁とかいうものを頼んでみた。
なんか、蜂蜜っぽいイメージだったので(^^;

予想通り蜂蜜、ちょっと甘い程度だった。意外と合う。
香腸を頬張りながら歩いていく。喉が乾いたので、目に入ったのが「金桔檸檬」
その場で絞ってくれるから新鮮そのものだ。
小を頼んだのだが、カップは500mlくらいあるんじゃないか?
まぁ、氷も多かったが(笑)

さて、歩いて龍山寺の方へ行こうと思ったが、さすがに膝に負担がかかりすぎているらしい(汗)
妙に痛みを感じるので歩くのを諦めて、MRTで龍山寺へ向かう。

いつもの広州街の屋台街へ行く。
前回ここで安い烏龍茶をみつけたので、それを買うのが目的。
通りへ入ってすぐ「潤餅」を発見。迷わず購入。
台湾風クレープといわれる。米の薄皮で肉や野菜やらを包んである。
ベトナム風春巻に近い感じ
食べながら道を進む。うーん・・・終わりまで行ったがお茶屋がみつからない。

戻ってくる途中で、これまたいつもの長いアイス「冰淇淋」を食べる。
そして、歩いていると、お茶屋さんを一軒発見!
うげ・・・・高い・・・

普通のお茶屋で買うのと同じ値段だ・・・これなら、夜市で買わないでお茶屋で買うぞ・・・
と思い、買わずにさらに進む。
あきらめて帰ろうかと思ってたら、もう一件発見。屋台というか路上販売というか(笑)
「阿里山烏龍茶」1斤、200元・・・普通なら考えられない金額だ。
お茶屋で、阿里山を買うと、100gで安くても300~400元はする。1斤だと、1500元~2000元は安くてもする。1/10だよ。
しかも、それ買ったら、高山烏龍茶、半斤も付けてくれた(笑) 高山茶も安くても、100gで300元はするから、半斤だと900元くらいか。
お茶の老舗店で買うのは、また別にして、安い通常用が欲しかったのだ。

この金額で本当のいいお茶が手に入るとは思えないけど、一応茶葉を見せてくれたし、たぶん産地が同じだけのの最低級品とか、審査をもれた品とかとかだと思って購入してみた。
帰国後、このお茶を入れてみた。茶葉を見ただけで、偽者とわかる代物だった(-_-;
お茶というより、その辺を草を集めてきたような感じ。
味の方も酷いものだ。
外に出ていた茶葉は、見せて信用させるためのものだったんだな。

一応、目的を果たしたので、駅へ向かう。
途中で、「アーディエ」という揚げ物を発見。
思わず買ってみる。
餃子の具のようなものを、揚げてあるものだった。
これが、うまい!最初なんだかよくわからなかったが、具が出てくると肉汁は溢れてくるしで、いや、いいもんみつけた(笑)

アーディエ

さて、MRTでホテルまで戻る、途中、コンビニで飲み物を購入。
時間は、21時頃。
さすがにちょっとつかれたので、ひと休み。
気がつくと、22時ちょい前。
また、寝てしまったらしい。明日は帰るんだから、もったいない(笑)

さすがに、足がかなり疲れていることを実感するので「豪門世家理容名店」へ行く。
ホテルから歩いて10分くらいのとこなので、迎えを呼ばずに直接行ってみた。
なんか妙に混雑してる。

中に入ると、いきなり「いーれん??」と聞かれた。
いきなりで戸惑ったが「一人」と言っていることがわかった。
やはり、店の人は顔を覚えているようで「前にも来ましたよね?」と日本語で言ってくれる人もいた。
今回は、90分コースに足裏をつけた2200元コース。
それで今回初めて3人部屋に通された。
他の2人は一緒に来た人のようで、よくいるタイプの日本の若者って感じだった。
1人は中国語話せるみたいだった。
話せない方が、チンピラっぽい感じだったかな。言葉使いとか。

マッサージの方は、順調で、足裏があまり痛くなかった。ってことは、以前より体調がいいということか?(笑)
全身マッサージをして、踏付まで、一通り終わると、烏龍茶をくれる。
これもいい。
しかし、この時間は、あまりにも日本人が多いので、うんざり。
やはり、次回からもっと早い時間に来よう・・・

マッサージも終わり、歩いてホテルへ戻る。
途中でコンドーム専門店のばかでかい看板を見つけたのは、笑った。
明日は帰国なので、いろいろ飲みながら帰り支度をする。
帰りに買った、ラムネもどことなく日本のものとは味が違う。