7時半に起床。
8時に1Fの食堂へ。
外に出てもフラっと入れる場所が近くにないので、ホテルでの朝食となる。
朝食券を渡すと席に案内される。コーヒーか紅茶かを聞かれ、紅茶を頼む。
バフェイなので適当にとってくる。
ここの朝食は、とりたてて変わったものはないが結構うまい。
食事後9時頃、部屋に戻らずそのまま外出する。
バスで西湖の湖畔まで行くことにする。
バス停で路線を確認、おそらく目的地近辺を通ると思われるバスが3~4路線ある。
細かくバスが走っているから路線図を買わないと詳細はわからない。
でもまぁ大丈夫だろうと、ちょうど来たバスに乗り込む。
1元(約15円)安い。
15分ほど乗っていると目的地と思われる場所の近くへさしかかったので、降りてみる。
道路名を確認すると、まさに目的の横の道路だった(^o^)
西湖の湖畔「湖濱一公園」
そこから西湖の遊覧船が出ているのでそれに乗るって湖上の島へ向かう。
まずチケット(45元)を買い、船の方へ行く。
船が二艘あってどっちだかよくわからないで中を覗いていると、片方から手招きされたのでそっちに乗り込む。
しばらく待っていると、他のお客も乗り込み出発となる。
さほど大きくない船、船尾で外にも出れるが寒いので中にいた。
ふと横の方へ目をやると、昨年は夜みた噴水ショーをやっていた。
夜だけでなくなったらしい。
約10分ほどの船旅。
どーみてもアルバイトのようなガイドが当然中国語でなにやら案内をしている。
そんなこんなで船は、まず「湖心亭」に到着。
じっくり見て回っても30分もかからないような小さい島だ。
特に特色のあるものもないので足早に見て周り、次の三潭印月行きの船へ乗る。
湖心亭から船で5分ほどで「三潭印月」に到着。
そこそこの広さがあるのでじっくりみれば1時間くらいかかるかもしれない。
でも、そんなにじっくり見るものもないように思えるが(^^;
島の中にさらに湖があり、売店もいろいろあった。
衣装屋が至る所にいて、衣装を着て写真を撮ることができるらしい。
さすがにそれはやらなかった。
1時間ほどいたかもしれないが、見るものもなくなって湖畔行きの船に乗る。
しかし乗っていた船は違うと追い出されれ、ちょうど本来の船が来たので、それに乗り換える。
来た時と反対側へ行く船に乗って、湖畔に戻る。
ちょうと「岳廟」の前で船を下りる。
道路を渡ろうと思ったら公安が目を光らせていて渡れなかった。
道路には渡るな!と看板が出てるし(^^;
30mほど先の方で渡れと書いてあるので、仕方なく行ってみると、昨年はなかった地下道ができている。
その地下道を渡り岳廟の前に行く。
ここは昨年見て、正直いまいちだったので、表の写真だけ撮ってタクシーを拾う。
「六和塔」へ向かう。
一応、紙に行き先を書いておいたのだが、これまた口頭で通じた。やはりなんかうれしい(^^;
「六和塔」
昔、銭塘江にとても凶暴な龍王がいた。
しばしば風を吹かせ、高波を立て、漁船を翻弄し、家や田んぼを水没させ、人々を困らせた。漁師の子供六和の父親も波にさらわれて死に、母親は連れ去られてしまった。
六和はおおいに悲しみ、怒りに満ち、毎日川に石を投げ込み川を鎮めた。
龍王の宮殿を激しくゆさぶり続けたところ、龍王は許しを請い、金銀財宝を六和に差出し、和解をしようとした。
しかし、六和は許さず、二つのこと求めた。
ひとつは、母親を帰すこと。
もうひとつは、人々に害を及ぼさないこと。
龍王はいかんともしがたく、言われるとおりにした。
以来、銭塘江は再び溢れることは無くなり、人々は安心して仕事をし、生活をおくることができた。
人々は六和の行為に感謝し、彼が積み上げた石の小山に、塔を建てた。
これが六和塔のいわれである。
970年に建立され、何度も戦火で1900年に修復されたものらしい。
中心部だけは南宋の時代のものだという。
表から見ると、13階建てで実際は7階建てという高さ59.89mの塔。
中に螺旋状の階段があり上まで登ることができるので、当然登って見る。
下の方が石段で上が木の階段なのだが、石段が暗くて狭くて非常に急。
こけたら下まで転がり落ちるのでわ?
上からみる銭塘江は絶景かな。
下に降りてトイレを探すと、茶館の前でふっとい胡瓜らしきものを丸かじりしながら談笑しているおばさん連中に遭遇。
さすが中国(笑)
六和塔を後にタクシーで「虎跳泉」へ向かう。
こちらも昨年行ったところ。虎の石像を確認して、水を購入して外へ出る。
相変わらずここは水を汲みに来る人が多い、でっかいポリタンクにいくつも水を汲んで重そうに運んでいるおばさん連中が目につく。
昨年も今年も水を買ったけど、そこまでするほどの水なのかしら?(^^;
虎跳泉から歩いて5分ほどのところにある「杭州動物園」に今回も立ち寄る。
中に入るとちょうど動物ショーが最後の熊の出し物をやっていたので覗く。
これはやはりすごいと思う。
これだけでも金取れるぞ。
ショーが終り、外に出て「台湾熱狗」を食す。
昨年も食べた香腸だ。
独特の甘みがありうまい。
動物園内をうろつく。
犬山なる区域に行くと、世界各国の犬が飼育されている。
普段あまり気にもとめない犬だけど、こうやって見るといろんな種類がいるもんだ。
その後、虎、パンダ、猿・・・動物園のお約束を見学。
笹の太い幹をバリバリ食うパンダは、はじめてみた。
見た目よりかなり凶暴だ(笑)
一通り回り、動物園を出る。
タクシーで移動しようかと思ったが、タクシーがいない。
バス停の方へいくと、ちょうど平海路行きのバスが来たので乗る。
平海路は西湖の動物園と反対側の繁華街の方なので、そこまでいけばタクシーが捕まえられるはずだ。
しかし平海路の1つ前のバス停で、ふとホテルの前を走っているバスの路線番号を発見!
そこで降りてしまった。
降りて改めて路線図を見ると、路線番号は書いてあるがバス停がない!?
なんでだ??と思いつつも怪しげな路線だと乗れないので、しばらく歩きタクシーを捕まえてホテルへ戻る。
この時点でまだ15:30頃だった。
一息ついて16:00頃再びホテルを出発。
昨年見つけられなかった夜市を見つけに行く。
朝とほぼ同じ場所でバスを降りる。
そこから横道にしばらく入ったところが「地球の歩き方」に書いてある夜市が出るところなのだ。
昨年はこれで見つけられなかった。
今回は明るいうちに探すことに・・・・で、やはりその地図の場所には気配すら感じられない。
しばしウロウロしていると「呉山路夜市、300米、→」という薄汚い看板を発見!
どうやらかなり以前に場所が変わったらしい。「地球の歩き方」の情報の古さいい加減さをまた露見した。
場所がだいたいわかったので、昼を食べていないので食事に
ちょうど反対側に結構うまいという「知味観」というお店があるというので、行ってみた。
店はすぐ見つかった。喫茶店のような作りのお店だ。
以下のものを注文
「猫耳」「蟹黄小籠」「精制小籠」「醤鴨舌」「白亳銀針」
猫耳は、猫の耳のようなパスタ系の物をスープ仕立てにしてある。
有名らしい。結構いける。
蟹黄小籠は蟹の小籠包。
こいつはほんとにうまかった。
精制小籠は普通の小籠包なのだけど、全然味が違う。ちなみに値段も普通のやつの3倍だった(^^;
醤鴨舌は、名前の通り鴨の舌らしい。
つまみにはちょうどいい。
店のおねーちゃんの薦めで注文してみた。
たしかにうまい。癖になる味だ。
白亳銀針は、以前から飲んでみたかったお茶。
白茶と呼ばれる無醗酵のお茶。
結構量があった。おねーちゃんはお茶がなくなると次から次へと、入れなおしてくれるし(^^;
外もいい感じで暗くなってきた頃に、店を出て夜市へ向かう。
ちょっと繁華街とは外れた場所にあった。
シルク製品、アクセサリー、工芸品や書画、骨董品を中心としたこじんまりした夜市だ。
ぐるっと見て回る。
ブランドの財布やバッグ、時計なども多数置いてある。
中国の露天なので当然そういうものだが(^^;
ヴィトンの財布を欲しいと言うので、値段を聞いてみる。250元。約3500円。
偽物でもこの作りでこの金額は安い。だが150元にしろと値引交渉(笑)
お互いに電卓をはじいて、240元、180元、220元,200元・・・と最終的に200元で商談成立。約3000円だ。
金額云々より、このやり取りそのものが楽しい。
時計やらバッグやらも薦められたがこれらは不要!
その後、扇子に目が留まる。
杭州は扇子も有名だ。
白檀の扇子を勧められる。以前、蘇州で購入した物が売値680元だったから、安くても300元くらいはふっかけられるかな?と思っていたら150元だった。
それならと、一旦買う素振りをして他をみせてもらう。
もっと小ぶりの物が欲しかったのでいくつか見せてもらうと黒いもので絹張りのものが目についた。こちらが120元だ。
そこで、白檀の物と合わせて250元にしろというと、あっさり商談成立。
まぁ、20元しか安くしてないからか
その後携帯ケースを見せてくれた。
こちらは通常25元らしいが、他を買うので1つ10元にしてもらう。
これで一通り買物終了。
珠類は今回は買わなかった。
夜市を後に、繁華街の方へ戻る。
途中コンビニを発見したので、飲み物やら食べ物を買い込む。
そしてタクシーを拾ってホテルへ戻る。
時間は、まだ21時頃だがもう店もあらかた閉まりつつあるし、寒いしでホテルへ戻ることに。
クラブとか好きなら行くんだろうが、そっちは興味がない・・・
ホテルに戻り、荷物整理をして、風呂に入る。
明日は帰国なので、12時前には寝た。