【台北・烏来】2007年11月24日

8:00起床
ホテルで朝食、以前は朝食なかったらしいけど、今年から朝食付になったらしい。
最上階の食堂へ行く。

メニューは、白粥、卵などの温惣菜3種、付け合せ5種、食パン、コーヒー、ジュース
ホテル規模や料金から、日本の安ビジネスホテルのように「食パン、コーヒー、ゆで卵のみ」
のような朝食だと思っていたので、良い意味で期待外れ。

実際に台湾で泊まったホテルの中に、上記のような朝食のホテルがいくつかあったからねぇ・・・
でもまぁ、やはりお粥があるのはうれしい

ホテルの朝食食後、9:00頃さっそく出発
台北駅よりMRTで新店というところまで
MRTもなぜか混雑していた。土曜の朝だからか??

途中で車内の路線図を見ながら話をしていたら、隣に座っていたおばちゃんが声をかけてきた。
「この路線は新店にはいかないで南勢角へ行くよ」
うげ!久しぶりだから忘れてた、この路線は途中から分岐して行き先が変わるのだった。
その本数の少ない「南勢角行き」の方へ乗ってしまっていたのだ。
ちょうどおばちゃんが教えてくれたのが、分岐する駅の直前。
お礼を言って慌ててMRTを降りた。
新店行きはその後すぐに来た。今度は行き先を確認して乗り込む
しばらくすると新店に到着

ここからバスに乗るのだが、バス停がよくわからん。
今回地図代わりにもっていった、地球の歩き方には、ここの地域が書いていない。
古いやつには書いてあったのに・・・ほんとに役に立たない本だ・・・
一応、地球の歩き方に書いてあるコメントを頼りにバス停を探したけど、
そのコメントの通りに場所にはバス停などない!

新店の道
この辺にバス停があると書いてあった

諦めてタクシー使おうかなぁ・・・と駅前に戻ってきたら、ちょうど目的のバスが来たので、バス停を発見!
バス停が見つかったので並ぶ。

しばらくすると次のバスが来たので乗り込む。
目的地は「烏来」
初めて台湾に来た時に行った場所。初めての時は右も左もわからない状態だったので、慣れてから一度行こうと思っていたところ。
バスで約30分で終点の烏来に到着。
烏来は台湾の先住民族であるタイヤル族の集落のある所。
そして台湾有数の温泉場でもある。

烏来

バスを降りて中心街を抜け「烏来風景特定区」へ
7年前に来たときは、中に入るのに入り口で切符を買わなくてはならなかったのだけど、今は廃止になったらしく、切符売り場が閉鎖されていた。
それにかなり閑散としていたのに、今回はかなりの人
小雨が降ってきたが、あまり気にせずに橋を渡り中へ

烏来
烏来

橋を渡った正面に、烏来名物のトロッコ乗り場がある。
同じく以前は寂れていたのに、今回は整備されていた。

トロッコ乗り場
トロッコ

トロッコに乗り10分ほどで烏来瀑布へ到着。台湾で一番落差のある滝だという。
日本の白糸の滝にあやかって、台湾の白糸の滝と紹介されている。

烏来瀑布

ここからロープウェイで、滝の上にある、雲仙楽園という遊園地?に向かう。
雲仙楽園のHPがあった。
http://www.yun-hsien.com.tw

ロープウェイ乗り場へ登る階段

雲仙楽園の入園料込で220元を払い、ロープウェイで上っていく。
滝を真上から見れるのは圧巻
ロープウェイを降りて階段を登ると、ちんけなお化け屋敷がある。これは以前と変わらず。

ロープウェイ
雲仙楽園入り口

そこを通り過ぎて、先に進むと、階段が延々と続く・・・(-_-;
登りきったところは、レストラン。まぁ当然入らないんだけど
改めてここへくると、ここは一応自然を楽しむための施設らしい。
ところどころに池があり鯉がいる。鯉の餌売り器も点在

ぐるっと周り吊橋やら、船やら、子供向けの乗り物とか、朽ちたゲーム、かつては動物園だったらしき形跡の檻もあった。
今回以前乗れなかったチンケなジェットコースターに乗りたかったのだが、なくなっていた。

なぜか船

前回入ったビックリハウス的なものは、まだあったので入ってみた。
入り口には「魔幻の館」という看板が・・・
客はほとんどいないようで、我々が中に入ってから、機会の電源を入れていた。
一昔前のお化け屋敷のような感じの仕掛けと、傾いた部屋や回る部屋など、チープさが味がある?(笑)

魔幻の館

外に出て他へ向かう。
そういえば、結構立派なチケット売り場でチケットを買わされたけど、他にここでチケットを買うような施設がないんですけど・・・(^^;

だいたい一回りして13:00頃ロープウェイ乗り場へ
途中来るときにスルーしたお化け屋敷に入る。
入る前に金額を確認していたら、店のオヤジが50元でいいよ!と80元を50元にしてくれた。
これは車に乗って、回るタイプの一昔前に遊園地によくあったお化け屋敷
脅かすもののタイミングが悪くて、驚くこともないし、最後に出口のとこで、風を吹きつけるなどの、ほんとに昔懐かしいタイプ

そこを後にロープウェイで下へ降りる
再びトロッコで、入り口の方へ戻る。
やはり観光客が増えたのか、トロッコも大盛況。
ならば雲仙楽園の方ももう少し改築した方がよさそうだけど・・・

烏来風景特定区を抜けると川で誰か泳いでいた。いくら台湾だからとは言え今の時期は寒いぞ・・・っていうか川汚いし・・・

泳ぐ人

その先には、山猪香腸というのがあったので買ってみた。
味はいたって普通、香腸自体普通のフランクフルトとかと比べて甘いしな

山猪香腸

バス停の方へ向かい、その途中にある「泰雅婆婆美食店」で昼食
ここはタイヤル族の富士子婆ちゃんのお店。

もちろん本名は違うけど、なぜか富士子と名乗っている。統治時代の名残なのかしら?
看板には「フシちゃんのお店」と日本語で書いてある。

ここのお店はタイヤル族の伝統料理なので、日本人ご用達というわけではなく、現地の人も大勢入っている。
中に入ると大混雑。
相席で座るかなぁ・・・と思っていたら、奥から婆様が手招きしている。
ここに座れと。
あとで気づいたが、この方が富士子婆ちゃんでした。

そして注文。
日本人だとわかると日本語のメニューを出してくれる。
富士子婆ちゃんは、独学で日本語を勉強したらしく、メニューにも「まちがってたらごめんなさい」と書いてあったのが微笑ましい。

日本語のメニュー

注文したものは「香菇竹筒飯」「香菇月桃飯」「澎湖海菜仔魚湯」「山菜排骨湯」「炒空心菜」

しばらくすると、富士子婆ちゃんがやってきて炒空心菜は、売り切れだと言う。
それでメニューで野菜系の物を簡単に説明してくれて
改めて「炒紅菜」と婆ちゃんお勧めの「水中蓮勇士」を注文

台湾はどこも家族経営が多いけど、ここも小さい子供が出来た料理を持ってきてくれたりする。

香菇竹筒飯:竹にご飯を詰めて蒸しあげたもの
香菇月桃飯:ちまき
澎湖海菜仔魚湯:海苔と魚のスープ
山菜排骨湯:タロイモと骨付肉の薬草スープ・・・色が・・(^^;
炒紅菜:おそらく何かの野菜を炒めてある・・・色が・・(^^;
水中蓮勇士:山菜とイノシシの炒め物

山菜排骨湯・水中蓮勇士・炒紅菜・香菇月桃飯・澎湖海菜仔魚湯
香菇竹筒飯

2人で食うには結構量が多い・・・と思ったけど意外と食えてしまった。
苦しいことは苦しいけど(^^;

そしてバス停へ
タクシーで戻ろうかと思ったけど、すぐバスが来るらしいのでバスで行くことに
5分ほど待っているとバスが来たので乗り込む。
新店までと告げお金を払い、カードを受け取る。

距離によって金額が変わるバスは、このカードで金額を判断している。
来るときは最短料金区間で、終点だったからカードがなかった。
30分ほどで新店に到着

せっかく新店まで来たので駅からすぐにある「碧潭」へ
ここも5年前に1度来ている。
「エメラルドグリーンの碧玉のような美しい湖」という触れ込みの観光地
5年前もそんなにきれいだと思わなかったが、今回は畔にボートがこれでもか!
ってくらい並んでいて、さらに景観を損ねている。
とりあえずバスに揺られ、気分が優れなかったので、畔に座り込んでしばし休息

碧潭

特に予定もないので、前回行かれなかった「光華商場」の仮店舗へ行くことにした。
MRTで忠孝新生まで行き、そこから旧光華商場跡を目指す。

そして旧光華商場跡を横の方に歩いていくと、路地の入り口に「光華商場」と看板が
人も多いのでそちらに行ってみる。
するとありました。プレハブ5連の中にぎっしりとお店が
一通り見て回ったけど、これといって欲しいものもなく・・・なんか仮店舗だからか、以前よりせまっくるしくて、なんだかよくわからない。
いや、それ以上に妙に人が多い?

光華商場仮店舗

売っているものは以前とたいしてかわりわなく、どのお店も健在といった感じ。
でもまぁ特に何も買うことなく後にした・・・

せっかくなので、久しぶりに饒河街夜市に行こうと思い、MRTの駅から歩いて「五分埔」を経由して松山駅→饒河街夜市のつもりでMRTへ

反対に松山→MRTの駅は何度か歩いているので大丈夫だと思っていたら、後山埤を下りた後に逆方向に歩いていってしまった・・・(-_-;;

これもまた地球に迷い方を見ると、過去の本には、ちゃんと地図が載っていたのに、
今年の本には、ちょうどそこの部分の手前で地図が切れていやがる。
ほんとに役に立たない。

しばらく歩いて諦めてタクシーを拾う。
そして「松山駅」と言って運転手も聞きなおしてきたので大丈夫だろうと思っていたら「松山空港」に連れていかれた(笑)
単純に自分が、電車の駅と、空港を聞き間違えただけなのだが(汗)
さすがに使っていないと中国語もわからなくなるな。
こんな形で初めて松山空港に到着してしまった。

松山空港

空港にいても仕方ないので、バスで士林の方へ行こうと思った。
しかしバスだと大回りになるな・・・と思い地図を見ると徒歩圏内にMRTの駅があるのでそっちへ
歩き出したが、しばらく歩いたところで、面倒になりタクシーを拾うことに
マッサージの時間のこともあるので、タクシーで士林まで

時間は20:00頃
美食区で何か麺類が食いたいなぁ・・・と思って見渡すと「切仔麺」の看板
そこで切仔麺と、青菜炒めを注文
かなりあっさりした味付で、胃が落ち着く
飲食部の一番端の方なので客も少ない。もったいないなぁ
ちなみにすぐそばに烏龍麺とかもあったけど、これはいわゆるうどんなのでやめた。

切仔麺
青菜炒
生演奏による喉自慢大会!

食後、MRTにてマッサージへ
無難に「豪門世家理容名店」へ
最近、広告を見ないなぁ・・・と思っていたのだが、看板に志村けんのバカ殿を前面にだし、着替えもバカ殿柄という・・・
以前からそうだけど、さらに日本人ターゲットになってしまった。

バカ殿の看板
マッサージ店前にいた犬

今までは、だいたいいつも空いていたのだけど、今回は満員で待ち状態
入り口まで客があふれている。
見てると日本人の団体客が入ったらしい。
あれだけ部屋数が多い店がいっぱいなんだから、かなりの団体だったのだろう。

そこで先に足裏専用の部屋に通され、足裏だけやることに
かなりむくんでいたのが、軽くなる。
いつも言われることだけど、今回は特に、腰がよろしくないと
はいわかっております(-_-;;
あとは寝不足と、前立腺・・・身に覚えのある箇所ばかりだ。

足裏終了後に、全身の部屋に通されて全身マッサージ
なんと、5人部屋のさらに片隅にベッドを無理やり入れて、そこだった・・・
当然、他の客は日本人のオヤジばかり。
着替えるわけだが、マッサージ師のお姉さんが着替えを手伝ってくれた。
というか無理やり手伝った?
完全に日本人の中高年オヤジをターゲットにした、サービスであることが見て取れる。
去年までそんなのなかったから、そういう方向にシフトしたのか・・・

マッサージ開始と同時に、足の角質取りもスタート
すると角質の方は、完全にタコとなり、酷過ぎてとれないということ。
多少はできるので、やるかやらないか決めてくれといわれた。
多少でも楽になるならいいやということで、やってもらう。
実際に終了後も、確かに表面はそこそこ綺麗になっているが、触ると内側がかなりガチガチになっている(-_-;

マッサージの方は・・・今回はなんかいまいち
といいながら、ほとんど寝ていたのだけど
一番やって欲しかった腰や、足踏みがなかった。
代わりにオイルマッサージがあったけど、それは腰にはあまり意味がない(-_-;
寝てたから気づいたら時間が経っていたというのもあって、要求できなかったのがもったないなぁ・・・

終了後は車でホテルまで送ってもらう。
さすがに0:30頃なので、明日は帰国だし、どこかへ行く元気はなかった。
ホテル横のコンビニでドリンク剤を買って部屋へ戻る。
帰国の準備をして、3時前には寝た。