【台北・礁渓】2018年6月27日

2019年9月1日

26日(火)仕事を終え一旦自宅に戻ったのが、22:30頃。
慌てて準備をして、22:50には再び自宅を出発する。
終電にて羽田空港に向かうためだ。

電車を乗り継いで、羽田空港国際線ターミナルに到着したのが0:30頃。
昨年も同じような時間帯に羽田空港に来たことがある。
あの時は、かなり混雑していたけど、今回はそうでもない。
やはり火曜の深夜だからなのだろうか・・・

羽田空港

日本の出発が5:00なので。当然まだチェックインも始まっていない。
ならば適当に時間を潰せるところ・・・ついでにスマホの充電もしたいからコンセントのあるところへ行こう。

ということで、二十四時間やっているMOS CAFEにしばらく居座ることにした。
MOS CAFE限定の、エスプレッソバーガー(620円)をドリンク&ポテトのセットで購入して座席に。

エスプレッソバーガー

ここには場所にもよるけれど、コンセントがある。
さっそくスマホの充電を開始する。
一応、モバイルバッテリーももっているが、最近調子が悪いので、あまり使いたくないのだ。

エスプレッソバーガー・・・特製エスプレッソソースをかけて食べるモスバーガーといった感じ。

うーん?
エスプレッソソースを舐めてみたけど・・・なんか味が薄い。
あまりコーヒー感がしないなぁ・・・
とりあえずかけて食べてみよう。

なんというか・・・ものすごく味の薄いテリヤキバーガーって感じ?
いや照り焼き味ではないし・・・
少なくともエスプレッソ感は感じられないな。
620円のバーガーにしては、ちょっとどうなのかしら・・・

そんなことを思いながら、暇な時間はタブレットで映画を見る。
「ヴィジット」M・ナイト・シャマラン監督の作品。
シックス・センス以降、目立ったヒットのないシャラマン監督だけど、監督が悪いとも思えない。
この作品についても、同じような感じで、映像などはいかにもシャラマン監督っぽいのだけど・・・なんとも最後まで見て、すっきりしない。
これは脚本の問題なのかな。

2:00過ぎ頃になると、MOS CAFEでは掃除が始まる。
ここにいてもいいのだけど、このタイミングで映画は一時中断して、シャワーを浴びに2階の到着ロビーに移動する。

昨年も、ここでシャワーを浴びてから出発した。
30分1000円
早朝便を利用するうえでは非常に便利。

お金を払い鍵をもらってシャワールームへ。
狭すぎず広すぎずで、シャワーを浴びるだけなら充分だ。

シャワールーム

しかし30分って長いようで結構短い。
髪・身体を洗い、髭を剃り、歯を磨いて、一息ついたら、もうあと10分も残っていない。

数分前には、全て完了してロビーへ出る。
一応、サッパリした。
時間は、まだ2:50頃。

掲示板を確認すると、もうチェックインは始まっているようだ。
ならば早めにチェックインしておこうと、出発ロビーのタイガーエアのカウンターへ向かう。

時間的に、さすがに混雑はしていないけど、数人がすでにチェックイン中。
チラっとパスポートを見ると、たいていは台湾の方のようだ。

チェックインも無事終了。
「戻りはいつですか?」
と聞かれたから
「今日です」
とだけ答えてみた。

航空券を受け取り、さっそく荷物検査に向かうことにした。

航空券

早朝便の良いところといえば、荷物検査が空いていること。
だいたいこの時間だと数人しか並んでいない。
いつも荷物は少ないけど、今回は着替えもないのでいつも以上に荷物は少ない。
特に問題もなく、荷物検査終了。

無事出国を済ませたら、特にやることもないので、搭乗ゲートの方へ向かおう。
時間は三時半過ぎ。
搭乗ゲート前はさすがに誰もいない。

搭乗ゲート前

シートのあちこちに、なんかポールが立っている。
これはなんだろう?と思ってみると、充電用のコンセントだ。
これは非常にありがたい。

充電用のコンセント

ということで、シートにすわり、スマホの充電をしながら、さきほど中断した映画を見る。

4:15から搭乗開始となるのだが、4時近くになって見渡すと、皆椅子に横になって寝ているではないか。
気持ちはわかる。
確かに寝たくなる。

10分ほど遅れて搭乗開始となった。
今回の座席は5D。
前から5列目の通路側の席だ。

基本的に一人の時は、必ず通路側の座席を事前予約する。
窓際ならまだしも、三列席の真ん中で両隣が見知らぬ人だったら窮屈でしょうがない。

搭乗時間は遅れたものの、離陸はほぼ定刻通りとなった。
しかし、さすがに眠くなってきたなぁ・・・。
離陸前の説明とかやっていたかもしれないけど、ほぼ記憶にない。

気が付くと、飛行機は離陸していた。
ちょうど、入国カードが配られているときだ。
良いタイミングで目が覚めた。

気が付かなければ、受け取れないからな。
それならそれで、現地についてから記入すればいいのだけど、早めに記入しておくにこしたことはない。

入国カードを記入して、一息ついたところで、再び意識がなくなった。
さすがに朝の5時半過ぎ。
当然といえば当然だ・・・

実質2時間くらいしかたっていないのだろうか。
ふと目が覚めた。
まだ、しばらく時間がかかるだろうと思っていたらアナウンス。

「最終の着陸態勢に入ります」

時計を見ると現地時間で7時前。
台北到着は7:35の予定だから少し早い?

もちろん早い分には、困ることはない。
むしろ歓迎すべきことだ。
着陸だからといって特に準備することもないので、そのまま着陸を待つ。

7:15頃には着陸となった。
飛行機を降りてバスに乗せられて第一ターミナルに運ばれる。

この時点でも7:30前。
ターミナルに入っても、さすがに人は少ないな。
とりあえず入国審査に向かおう。

入国審査場・・・遠目に見ると・・・

お!並んでいる人がほとんどいない!?
こいつはラッキーか?

と思いながら近づいていくと、さすがにそんなに甘いことはなかった。
やはりそれなりに行列を作っている。

結局、入国まで10分ほど並んだだろうか。
もちろん10分程度で済んだのは充分短い時間だ。

最近、昼間に到着する飛行機には乗っていないが、相変わらず大混雑なのだろうか?

特に預けてある荷物もないので、そのまま入国ロビーへと移動する。
日本と違い、税関でのチェックもないので非常に楽だ。

入国ロビーへ入ったら、まずそのまま右側の銀行で両替をする。
ここの銀行はいつも空いていて良い。

空港より市内の方がレートが良いという人もいるが、日帰り旅行なんて、使ってもせいぜい1~2万円
この程度なら空港で両替してしまった方が時間の節約という意味でもよっぽど良いと思う。

両替をしたら、そのまま隣にあるSIMカードのカウンターへ向かう。
いつもの通り、安定の「中華電信」のSIMカードを購入する。
日帰りだからWiFiでなんとか・・・とも思ったけど、台北市内から移動するので、やっぱり必要かなと・・・
3Days 300NTDを購入する。
例によってその場でセッティングをして渡してくれる。

これで空港でやることは終了。
さてMRTで一気に台北市内へ向かおう。
MRTが出来てからというものバスを使うことがまったくなくなってしまった
やっぱり時間が読める&早いというのは重要だ。
ということでMRTの駅へと向かう。
時間は7:50頃だ。

もちろん「悠遊カード」を持参しているので、チャージすればすぐに使える。
今回はおそらく全部で500NTDくらいしか使わないだろう・・・ということで、600NTDを入金する。
多少余ったら、また次回に持ち越せばいい。

チャージして、ホームへと向かう。
7:58に急行の台北駅行きが来るようだ。
ちょうど良いタイミングだな。

MRTが到着したので乗り込む。
さすがに水曜の朝ということもあって空いている。
桃園空港MRTの急行はシートもMRTっぽくなく楽で良い。
約35分で台北駅へ到着だ。

MRT

台北駅に到着したら、まずは予約してある台湾鉄道の切符の引換だ。
MRTの駅から台鉄の駅まで5分くらいかな。
いや10分かかったかしら?

台北駅

とにかく、まずは台鉄のメインホールの脇にある切符売り場へ向かう。
事前に台鉄のホームページから、礁渓行きの切符と帰りの切符を予約してあるので
その引換をプリントして窓口で渡すだけ。
非常に簡単。

切符を引き換えた時点で8:44だ。電車の時間は11:50
かなり時間に余裕があるな。

本当はもっと早い時間に台北を出たかったのだけど、各駅停車だと11:50の自強号で行くのと到着時間があまり変わらない。
これより前の自強号だと、間に合うかわからなかったので確実ま時間ということで11:50にしたのだ。

一応、予定では先に龍山寺へ参拝をすると決めていた。
ということで、予定通りに龍山寺へ向かうことにした。
台北駅から龍山寺まではMRTで二駅だ。
時間にしても5分程度。

龍山寺駅を出る・・・さすがに暑いな。
事前に天気予報を確認したところ、この日は雨という予報だったのだけど、予報は外れて快晴。
めちゃくちゃ天気が良い。気温は35度くらいまでなるらしい。

とりあえず龍山寺の参拝前に、朝食を食べよう・・・
ということで、ここへ行くといつも行く店の一つ
永和四海豆漿大王へと向かう。

永和四海豆漿大王

だいたい、ここかお粥の周記肉粥店にしか行っていない気がするな。

永和四海豆漿大王・・・ここではいつも鹹豆漿だ。
今日も迷わず注文して店の奥へ。

永和四海豆漿大王

何年か前にここで小龍包も頼んだことがある。
皮が厚めだけど、それはそれで美味しかった。

さて、鹹豆漿。
変わらない味だ。
油条とかも入って腹持ちも良い。
良い感じの酸味があって癖になる味。
この手のお店は、ほんとに気軽に立ち寄れるのがうれしい。

鹹豆漿

さて、サラっと食べたあとは、目の前にある「新富市場/東三水街市場」を覗く。
覗くといっても、時間があるから中をぶらっと通過するだけなのだが・・・

以前に来たときも思ったけど、正直なところ観光して面白い場所ではないと思う。
観光客や観光でなくとも短期立ち寄りで、ここで何かしら購入ということはまずないだろう。
ただ現地の人の生活を垣間見えるような感じはするので、そういう点では時間があれば一度見ておいてもいいかもしれない。
正直なところ臭いがかなりきついので、苦手な人はやめておいた方がいいかもしれないけど・・・

新富市場/東三水街市場

ぐるっと回って、剥皮寮へ。
そういえば、こっちも何回も来ているな。
たまに展示会や撮影をやっていることもあるが、さすがに今日は何もやっていない。
そうなると何回も来ていれば、特に見るものもないので、中を通るだけ。
なんとなーく昔の雰囲気を味わうような感じになるようなならないような・・・

ようやく龍山寺での参拝となった。
台北に来ると必ず参拝している、台湾最古のお寺。
今となっては、ここに寄らないと何か気持ちが悪い感じがする。

龍山寺

昨年、訪れた時に線香が1本になっていて驚いたが、今回も1本のままだった。
やはり個人的には昔の7本の頃が煙が立ち込めていて、雰囲気があってよかったのだけどな・・・

線香が減った理由としては、環境保護意識の高まりによって、香炉自体を減らしたためと言われている。
行天宮などでは、香炉自体が廃止になったという。
線香の本数で、気持ちが変わるものではないけど、ちょっとさびしい気もするかな・・・

この日は、水曜の午前中だというのに、日本からの観光客も大勢いた。
どちらかというと、そこそこの高齢の方が多かったような気がするな。
私はいつも通り、正面で参拝して、その後裏の方へ・・・

龍山寺

珍しくこの日は、月下老人の前に人がいなかった。
月下老人は縁結びの神様。
若者が多いときは、この前に大勢人がいるのだけど、あまり若者がいなかったからなのか。

龍山寺といえば、おみくじ。
毎回引いているので、当然のように今回もおみくじを引く。
その結果は「八十首 上上」
日本で言うところの大吉だ。
今年は、日本でもあちこちで大吉が良くでる。
やはり良い年なのだろう。

そういえばここで、他の旅行者から声をかけられた。
一見アジア系の人に見えたけど、流暢な英語で・・・

おみくじの数字が刻まれた竹の写真を見せられて、これは何番だ?
と聞かれたのだ。
おそらく私が英語の解説書を見ていたから、英語が通じるのだと思ったのだろう。
確かに、そのくらいの英語ならわかる(笑)

その写真には「一首」と刻まれていた。
これは漢字のまったくわからない英語圏の人だと、これでも確かにただの記号でしかないだろう。
なので「これはNo.1です」教えてあげた。

そろそろ龍山寺を出ようかな・・・と思ったら、別の観光客から呼ばれた。
今度は何だろう・・・と思って返事をすると・・・

先ほどと同じく今度が「五十五首」と刻まれた写真を見せられた。
きっと、さっきの人の知り合いなのではないかと思う。
私に聞けば答えてくれると聞いたのではないだろうか・・・

龍山寺を出た。
時間は・・・9:50

まだ2時間近くあるじゃないか。
余裕をもったしても1時間半。

しかし台北の午前中って何度も来ていればそれほどやることもない。
ここは龍山寺だし・・・
特に目ぼしいものがあるわけではないけど、久しぶりに青山宮でも見てみようかな・・・

ということで艋舺青山宮に向かってみた。
それもあえて華西街の中を通って行くことにした。

華西観光夜市

昔は、台北の夜市といえば、華西街だったのに今や怪しさだけが残って、すっかり寂れてしまった夜市だ。
華西街の入り口のところにある、蛇料理の店も閉店してしまったと聞く。
実際に、前を通ったら看板すらなくなっていた。
台湾に来た最初の頃、何度か立ち寄ったお店だったのだけど、これも時代の流れなのだろう・・・

ただでさえ寂れた華西街。
それも平日の午前中となったら、当然店など開いているわけもなく、見事なまでのシャッター商店街。
夜になれば、多少なりとも賑わうのだろうか?
廣州街の方は夜ともなれば、かなりの賑わいを見せるのだけど、華西街はやはりちょっと異質な感じがする。

そんな華西街を抜けて青山宮へ。

青山宮についた時点で10:00
ここは、小さい廟だからそんなに長居できる場所でもない。
サラっと参拝して、移動するしかない。

ここまで来たら、ついでだし・・・ということで清水祖師廟も覗いてみる。
こちらの方は、多少参拝客がいたかな。
それでも観光地というほどでもないから、やはり人は少ない。
台北三大廟とか台湾の三大祖師廟とか言われているようだけど・・・

清水祖師廟

ここまで来て、時間を確認する・・・10:10
全然時間がたっていない(笑)

時間もあるし西門町まで歩こう!
と久しぶりに龍山寺から西門町まで歩いてみた。
歩いたところで清水廟から10分程度しかかからない。

西門町も、平日の午前中なんて人は少ない。
お店も開いているところは少ない。

それでも阿宗麺線だけは、それなりに行列が出来ていた。
さすがは人気店だけのことはある。

阿宗麺線

食べようかな・・・とも思ったけど、今回はちょっとパス
そのまま、台北駅まで歩くことにした。

暑いし早くも結構歩いたな・・・ということで。
途中のセブンイレブンで飲み物を購入。

セブンイレブン

黒松沙士と蛮牛。
私にとって、台湾で外せない飲み物だ。

そして時間は10:40頃。
早くも疲れてきたので、セブンイレブン前にならんでいたテーブルに腰を下ろす。
なんで、今回はこんなに時間がある??

黒松沙士と蛮牛

おそらく、全て行ったことある場所を再度回っているだけだから、要領がわかっているからだろう。
もしこれが全て初めての場所だったら、地図を見ながら行動とかで、もっと時間がかかっていたはずだ。

しばらく休憩して、再び台北駅に向かった行動開始
途中で、胡椒餅店を見てしまった・・・

しかも、ちょうど焼きあがったところ・・・
今回は、胡椒餅は食べる予定ないし・・・でも焼き立てだし・・・

胡椒餅焼き上がりました!

いろいろと葛藤しながら結局購入
胡椒餅は美味しいんだけど、口の中がベロベロになるんだよな。
食べながら台北駅に向かうが、やっぱり口の中がベロベロに。

胡椒餅

なんだかんだと11:30過ぎになった。

ようやく台鉄のホームへと向かう。

11:50発の普悠瑪号。
礁渓到着が12:55頃とだいたい1時間で到着する。。
各駅停車で行こうとすると2時間はかかるので、さすがに日帰りで往復四時間の電車移動は避けたいので、自強号の時間に合わせての行動だ。

普悠瑪号に乗り込む。
気を付けなくてはいけないのは、寝過ごさないことだ。
ほとんど寝ていない状態で、揺れの少ない電車に乗ると、寝てしまう可能性が高い。
以前は寝過ごさなかったけれど、起きた時が前の駅で、場所がわからず一旦降りてしまったことがあった。

ほぼ定刻で、電車は礁渓に到着。
今回は、途中で寝ることもなかったので、慌てることもなく落ち着いて降りることが出来た。

礁渓駅

今回で、礁渓は3回目。
何度来ても、ちょっと寂れた感のある温泉街という雰囲気がたまらない。
駅前の足湯では、3回目にして初めて湯に足をつけている人は見かけた。
今まで一番人が多かったかもしれないな・・・

温泉の前に、ここで行ってみたかったお店に行ってみることにした。

「八寶冬粉」

八寶冬粉

店名と同じ、八寶冬粉が有名なお店。
春雨の麺を八種類の具材の入ったあっさりしたスープで食べる麺料理と言えばいいのだろうか。
八寶とは肉羹、花枝羹、蝦球羹、えのき、木耳、ニラ、野菜、芹菜の8種類のこと。

それと魯肉飯も一緒に頼む。

その他の小吃も頼もうかと思ったけれど、腹具合を考えてこれだけにした。

初めてのお店だと、まず注文方法がわからない。
台湾でよくある、紙の注文票もテーブルに置いていない。
ふと見ると、ラミネートされたメニューに数を書く欄がある。

八寶冬粉  店内

レジに並んでいる人を見ると、どうやらそれに数と席番号を書きこんでレジに持っていけば良いらしい。
小吃をとれば、それも一緒にそこで清算するって感じだな。

そこまでわかれば、まずメニューを取ってきて座席につく。
そして、八寶冬粉と魯肉飯にチェックを入れてから、他の人と同じようにレジに並んだ。
荷物も席に置きっぱなしで、ちょっと心配だったけど、一応見える場所だし財布は手元にあるし大丈夫だろう・・・

注文して、しばらく席で待つ。

まず魯肉飯が出てくる。
せっかくなので八寶冬粉が出てくるまで、しばらく待つ。

さて来ました八寶冬粉。

八寶冬粉   魯肉飯

想像以上に具材が多い。
春雨麺なので、非常にヘルシーだ。

食べている途中で、子供連れの親子が相席。
すると、お母さんが声をかけてきた。

はっきり聞き取れなかったので申し訳ないが・・・

「対不起(ごめんなさい)」
「听不懂(聞いてもわかりません)」

こう言うしかなかった。

どうやら、私が食べているものは何か?と聞きたかったらしい。
そのあとでメニューと見比べて、指さしながら、それはこれか?みたいなやりとりをしてみた。

中国語の勉強しなくなってから10年以上経つが、こういうことがあると、再び勉強したくなってくるな・・・

食べ終わって13:30頃だ。
隣が「礁渓徳陽宮」という廟だった。
温泉公園に行く前に、隣で軽く参拝をしよう。
とはいえ、ここも小さい廟なので、数分で出ることになる。

礁渓徳陽宮

ここから、礁渓温泉公園に向かう。
歩いて10分くらいの場所にある。
以前、来たときに、気に入ってしまったので、是非また来てみたかった場所だ。

礁渓温泉公園

一度来ている場所なので、迷うこともなく目的の公園に到着。
そして、公園内の、森林風呂に直行する。

森林風呂

場所は変わらないのですぐにわかったが、料金が変わっていた。
前回来たときは80NTDだったのだけど、今回は120NTDになっていた。
料金表を見てみると、市内在住の人は80NTDで、それ以外の人は120NTD

それでも120NTD
日本円で450円くらい。
充分な安さだな。

受付で料金を払って、男湯の方へ・・・
中に入ると、今回は結構大勢の人がいる。

服を脱ぎコインロッカーに預けて湯船の方へ・・・

温度の異なる露店風呂が八種類ある温泉公園。
草やらゴミやらも多少浮いていたりするが、ここの温泉は個人的に非常に気に入っている。
泉質がどうとかはよくわからない。
時間的な制約がなければ、ずっと浸かっていたい。

熱い湯はやはり長湯は出来ないけれど、ぬる目のお湯が非常に心地よい。
足と腰の痛みが引いていくのが感じられる。
そして、そのまま湯船で寝てしまいそうになる。
個人的には日本も含め、今までいった温泉の中でベスト10の中に入れたいと思うくらいだ。

でも、ここの温泉施設はいまいちだという人が多いのも事実。
たまたま私は身体に馴染んだということなのだろうな。

さて・・・長湯したいところだけれど、電車の時間は決まっている。
15:10頃までに礁渓駅に戻らなくてはならない。
名残惜しいが、14:20頃には温泉を出て着替えなくてはならない。

着替えて、温泉公園を出たのが14:35。
さて電車に乗る前に、食べたいものがあった。

葱油餅

せっかく、宜蘭県にいるのだから、三星葱の葱油餅は食べたい。
ということで、湯圍溝温泉公園の方に数件、葱油餅があるので行ってみることにした。
宜蘭餅というのは、そこらじゅうにあるのだけど、葱油餅は以外と店が少ない。

さて、湯圍溝温泉公園前までやってきたが・・・

湯圍溝温泉

3軒見つけた葱油餅の屋台が、全てやっていない。
いや、うち一軒は仕込み中だった。
やっていないものは、さすがにどうしようもないので、諦めて駅に戻るとしよう・・・

礁渓駅に到着したのが14:55
駅中のコンビニで、コーヒーだけ購入して電車の到着を待つことにした。

そういえば、礁渓駅の男子トイレの中。
なぜか、小さい庭園になっていて、ぬいぐるみがあってファンシー。
駅員の趣味なのだろうか?

礁渓駅の男子トイレ

15:10発の普悠瑪号。
このまま台北駅ではなく基隆に向かう。
そのためには、いったんハ堵で乗換になる。

礁渓から、八堵まで約1時間だ。
八堵に普悠瑪号が到着してから、基隆行きの電車まで20分くらい待ちがある。
そういえば、八堵では下車したことないなーと思い、20分ほどあるし一度外に出てみた。
どうせ切符は八堵までしか買ってないし。

うーん・・・駅の周りって何もないじゃん。
駅を離れるのも、時間が読めなくなるから怖いので、10分も立たずに再びホームへ戻ってきた。

八堵駅

ホームで少し待つと、基隆行きの区間車が到着。
ここから基隆までは2駅。

16:17発の基隆行き
しかし、隣の三坑駅で下車をした。
基隆廟口夜市には、こちらの方が近いからだ。
三坑駅は特に変わったものはないように見える駅だけど、思いのほか大勢の人が降りていた。
学生も多かったから住人ということでは、結構人が多いのかもしれないな。

三坑駅から基隆駅の方に向かって線路沿いに5分くらい歩く
基隆廟口夜市の看板も出ているので非常にわかりやすい。

しばらく進むと、ふと怪しげなトンネルが口を開いた。
三坑置屋街。時間は16:30頃。
外はまだまだ明るいし日差しも強い。
しかし、この中は薄暗く人の顔も判断できないくらい。

歩いていくと、片側にあるドアがところどころ空いて光が漏れている。
ドアの中には女性達がいて、前を通る男たちに声をかけている。
中には、入り口で客引きの役目をしている男性やおばさんがいる。

置屋街を抜けて、基隆廟口夜市の方へ向かう。
基隆廟口夜市は目的ではなく、李鵠餅店が目的だ。
5分程度で李鵠餅店に到着。

ここでは何度も購入している。
基隆でしか買えないお店。
個人的にも、ブランド化されたお店の鳳梨酥よりも、ここの方が好きなのだ。
ここで鳳梨酥と草苺酥を購入。

さて購入後、ここで選択だ。
このまま基隆駅へ行くか、基隆廟口夜市へ行くか・・・
時間は16:45頃

基隆海洋広場

基隆発の電車は17:18これを逃すと次は17:48
基隆廟口夜市へ行ったら何か食べたいし・・・そうすると基隆駅17:18発には絶対間に合わない。

今回は基隆廟口夜市は見送ることにした・・・
昨年12月にも行っているし、まぁいいかなと。

ということで急ぎ足で基隆駅に向かうことにした。
途中で海などを撮影していたら、なんだかんだと駅に到着したのは17:10
ギリギリだな。

出発の数分前にホームにたどり着いた。
基隆から台北までは、区間車40分くらい。
17:17の乗れば18:00頃には到着する。

さすがに疲れてきた。
台北駅についても、到着したことに気づかず、あやうく乗り過ごすところだった。
ドアが閉まる直前になんとか、降りることが出来た。

台北に戻ってきたので、今年の4月にできたばかりだという、台北新スポット。
PIER5 大稻埕碼頭河岸特区に行ってみることにした。
迪化街のちょっと先にあるという。

MRTに乗り換えて2駅の雙連駅へ。
ここから徒歩20分くらいだという。
まず迪化街まで歩く。
ひたすら歩く。

そろそろ18:30近くになってきたので寧夏路夜市が賑わってくるころだが、それも横目で見て立ち寄らずに歩く。
18:45頃になって、ようやく埠頭の入り口にたどり着いた。
どうやら、この先がPIER5 大稻埕碼頭河岸特区らしい。

大稻埕碼頭河岸特区

淡水側の川沿い。
コンテナショップがいくつか並ぶ。
船のオブジェとかおいてある。

PIER5 大稻埕碼頭河岸特区

あれ?
思ったより寂しいな・・・
正直なところ、そう思ってしまった。
平日の夜だからかもしれないけれど、思ったよりも人の出は少ない。
お店も4店舗だけだった。

PIER5 大稻埕碼頭河岸特区

これが週末だったら、もっと賑わうのかもしれないが、正直なところ観光客が来て楽しめるかどうかは微妙だ。
ただし、雰囲気は良い。
夕暮れの淡水側とその向こう側の情景など、デートスポットとしてなら充分使えるのかもしれないな。

PIER5 大稻埕碼頭河岸特区

肩すかしをくらった感じで、少々残念だったが、さてこれからどうしよう・・・

ということで、ここまで来たから、延三夜市へ行ってみようということで、向かうことにした。
歩いて10分ちょいくらいだっただろうか。
延三夜市には19:20くらいには到着した。

が・・・屋台がちらほらあるけど、夜市としてはちょっと寂しすぎる。
水曜だからか?
いや地元の人相手だったら、これでいいのかな・・・

しかたない台北駅へ戻る途中で、寧夏路夜市へ立ち寄ろう。
歩いて寧夏路夜市へ戻ってきた。
時間は19:45頃だろう。

しかし・・・平日だというのにむちゃくちゃな混雑振り。
とにかく屋台の間の通りは、まともに前に進むことも出来ない。

人の密集度だけ見ていたら、士林夜市よりも混雑しているのではないだろうか?
その混雑だけで、もう食べる気も失せてしまった。

台北駅を21:00頃には出なくてはいけないので、いつまでもここにいても仕方が無い。
とりあえず台北駅の方へ歩いて、どこか良さ気なお店があれば入ることにしよう。

しかし、そういう時に限って、店が見つからない。
華陰街を過ぎたあたりで「台北地下街の中で適当な店に入ればいいや・・・」と諦めモード。
そして、台北地下街に

台北地下街の飲食店は、悪くはないのだけど、屋台的なものを食べたい場合は、やはり不向き。あと高い。
以前、一度立ち寄ったことのある店のメニューを見ると・・・

うーん、やっぱりいまいち
ふと横を見ると小さい店を発見
メニューを見ると

魯肉飯 / 炒米粉 / 貢丸湯 / 魚丸湯 / 臭豆腐 / ・・・

そうそう、こういうものを求めていたのよ!

ということで、迷わずここに入店!
入店というか、路上の席につく。

魯肉飯 / 四神湯 を注文。
四神湯なんて、何年振りかな。
大腸を煮込んだ薬膳スープ。
以前、家で作ろうと思って迪化街で材料を揃えたけど、やっぱりいい感じにならない。
以前迪化街には、四神湯用の薬膳セットが売っていた。
今でも売っているのかな?

魯肉飯  四神湯

四神湯とは現在では「薏苡仁、芡実、淮山、蓮子」の四つで四神と言われている。
利湿、健脾胃、固腎補肺、養心安神などの作用があり、消化不良、体力低下、慢性疲労に効果的なのだとか。
なんか、ものすごいありがたいスープだ。

四神湯

23時間台湾の最後を、ありがたいスープで〆ることが出来たので、一応満足。

この時点で時間は20:30。
まだ少し早いかな・・・とも思ったけど、これ以上何かしようにも中途半端になるな。
ということで、ちょうど桃園空港MRTの入り口の前に来たので、そのままMRTで空港に向かうことにした。

空港に到着して、チェックインの前にコンビニへ。
到着ロビーの方にいかないと、コンビニがないのが面倒だが、まだ時間的には余裕がある。
コンビニへ行って買い物を済ませたら、21:30頃。

思ったよりちょうど良い時間だ。

チェックインに向かう。
パスポートを渡すと、スタッフがなぜか怪訝な顔。

「いつ台湾に入国しましたか?」

なぜ、そんなことを聞かれるのだ・・・と思っていたら、スタンプが見つけられなかったらしい。
そんなにわかり難いところに押されていたかなぁ・・・

でもまぁ、なんとか無事にスタンプを発見して、航空券は発行された。
その後、見直したけど、そんなにわかり難い場所ではなかったと思うけどなぁ・・・

荷物検査から出国審査へと向かう。

荷物検査は、やはりそれなりに並んでいるが、週末ほどでもないだろう。
特に問題なく通過、そして出国審査。

って、あれ?
どうやら自動化ゲートに変わってしまったみたいだ。
これは早くていいのだけど、スタンプも押されないし、ちょっと物足りないね。

まだ残りのお金の両替をしていなかった。
途中に銀行があったはず・・・・

Close・・・

え?なんで??
まだ22時半頃だよな??

調べてみたら、なんと21:50に終了!
なんで、そんなに中途半端なの!

出国前に両替すればよかったなぁ・・・
2100NTDだから、7500円くらいになるはず。

次回に台湾に来るときまでとっておくというのもありだけど、いつくるかわからないので7000円は惜しいなぁ・・・と
しかたない損をすることはわかっているけれど、日本で両替しよう。

ということで、そのまま搭乗ゲートに向かう。

ゲート前に行くと・・・あれ?
あと30分くらいで搭乗時間なのに、掲示がない??
どうなっているのだ??

しかし、同じ飛行機に乗るらしき人が続々と集まってきたので、とりあえず間違いはなさそうだ。
搭乗時間近くになっても、表示が出てこなかったら聞いてみればいいだろう。
ということで、壁際のスマホの充電が出来るスペースで充電しながら時間を待つ。

搭乗開始は23時。
ちょうど5分前くらいになって改めてみてみると、今度は掲示が出ていた。
いったいなんだったのだろう。

搭乗口

搭乗開始になり、バスに乗せられて飛行機の横まで向かう。
そして階段を登って飛行機に乗り込む。
このスタイルはバスが面倒だけど、なんとなく好きなスタイル。
いかにも飛行機に乗ります!って感じがするからね。

搭乗中

飛行機はほぼ定刻通りの離陸となった。
早々に、税関申告所が配られたので、まずは記入。
そして、帰国後の仕事に備えて、少しでも睡眠をとることにした。

次に気づいたのは、日本時間で3:30頃。
もうそろそろ日本に着く頃だ。

4時ちょうどくらいに、羽田空港に到着した。
入国審査も税関も、問題なし。
そもそも荷物らしい荷物ないから、もし調べられても簡単に済む。

到着ロビーに出たのが4:10頃。

昨日、日本を5:00発の飛行機で出発して、23時間後の4:00に日本へ到着。
なんとか23時間台湾旅行を終了した。

到着ロビーについてから、とりあえず最両替をしようと銀行へ。

すると2100NTDが6500円・・・

わかっちゃいたけど、このレートの悪さってなんなんだろう。

羽田空港から東京方面への始発電車は5:26
それまで1時間ちょっと。

空港内の、CAFE CARDINALで休憩だ。
日本に戻っての最初の食事。

CAFE CARDINAL

「サルサドッグ」

サルサドッグ

そして、時間が来たので一旦帰宅。
シャワーを浴びて、そのまま仕事へと向かったのだった・・・