松本2日目
起床は6:50
せっかくの大浴場なので、やっぱり朝風呂に入ろう。
9時前にはチェックアウトする予定なので、少々早めの起床。
エレベーターに乗ると、朝食に行く人達と乗り合わせる。
大浴場に入る。
あら・・・夕べと同じ子供がいるぞ。
タイミングがいいなぁ。
でも昨日より静かだ。
さすがに朝から長湯すると、疲れてしまうので、軽く浸かる程度にして早めに出る。
そして部屋に戻って出発の準備をする。
なんとか8:50頃にはチェックアウト出来た。
ホテルでの朝食が予約でいっぱいだったので、モーニングをやっているお店に向かう。
途中で、有名店らしき喫茶店を見かけると、行列を作っていた。
さすがにモーニングを食べるだけで、行列には並びたくないし、最初から候補に入れていなかったので、そのまま前を通過。
午後ゆっくり来る分にはいいけど、それはそれで並んでいるのだろうな。
駅ビルにある「榑木野 駅舎店」に向かう。
ここは、モーニングメニューのある蕎麦屋。
モーニングのそばセットを注文すると、いなり・そばの蒲焼・おやきのいずれかを付けることが出来る。
そこそこ有名店のようだけど・・・店内に入ったら、客少ない!
お店には悪いが、客が少ないのは、こちらとしてはうれしい。
落ち着くし、静かだし
ということで注文したのは、当然そばセット
たぬきそば+そばの蒲焼
昨日が昼夜と、せいろだったので、温かいそばにしてみたのだ。
が、しかしやっぱり、もりにしておけばよかったかな。
たぬきの天かすが、後乗せなのはなんかうれしい。
モーニングのそばの蒲焼は、味噌とネギがついてきているのでつけて食べる。
味噌の中に、何かプチプチしたものが入っていて食感も楽しい。
それにしても、もう少し客がいてもよさそうな感じはするが、モーニングで蕎麦ってのが、そもそもダメなのか??
朝食後、すぐ近くの松本バスターミナルへ向かう。
今日の目的地は浅間温泉。
バスで25分くらいだ。
ちょうど乗り場についたら発車する直前だった。
慌てて乗り込む。
1時間に1本くらいしかないから、乗り遅れたらタクシーだった。
10:20頃、浅間温泉文化センター前で下車。
ここをスタートとして、まず浅間温泉を一回りすることにした。
浅間温泉は、与謝野晶子や竹久夢二らが通ったともいわれている。
竹久夢二って確か伊香保の方にも記念館があったよなぁ・・・
そんなことを考えながら、観光マップを見ながら山の方へと歩いていく。
途中で、不動の滝という看板を見つけたので、矢印に沿って山の中へ・・・
なんか、かなり荒れた場所だな。
倒木とか、そのままになっている。
しばらく行くと、不動の滝に到着。
滝としては、なんかいまいち。
その前に、不動明王らしき像があるけど・・・うーん
滝の上には不動院があったので、一応参拝。
さらに上の方に道は続いていたが、これはおそらく大音寺山の登山口。
登山はちょっときついので、登ってきた方と別のルートから降りていく。
降りていくと、今度は西宮恵比寿神社という神社が出てきた。
ここでも軽く参拝。
今度は、山の手通りという通りを歩いていく。
山の手通りが、昔からある温泉街のような感じだけど、とにかく人がいない。
温泉宿も、営業しているのかどうかわからないような状況だ。
個人的には最新の温泉旅館よりも、昔ながらの鄙びた温泉宿が好きなのだけど、実際のところは、どうなのだろう?
歩いていくと、第一号源泉の小屋が見えてきた。
名前の通り、浅間温泉で一番最初の源泉。
昭和28年11月に出来たらしい。
その奥には薬師堂。
薬師堂の横を見ると、鳥居があった。
地図を見ると、どうやらこの先に天満宮があるらしい。
それじゃ、行ってみるか・・・ということで天満宮へ。
天満宮の下に到着したら、なぜかブルーシートがかかっていた。
あ、でもその後ろから階段が伸びていて、横からつながっているからいかれそうだな・・・
ということで、階段を登ってみた。
朽ちかけた小屋があった。
工事をするにしても、蜘蛛の巣が張ってたし、もう何年も作業していないんじゃないか?というくらいな印象。
下にあるブルーシートもそうだけど、長いことそのままになっているように見える。
当初は工事をしていたけれど、なんらかの理由で中断してそのままになっているのかもしれない。
その小屋の後ろから伸びている階段を登ると、ようやく天満宮だ。
こちらもひっそりとして、忘れられているような存在だな。
周りを見ると伐採されている跡があるので、山そのものを整備途中なのかな。
しかしこれでは、観光客は、ほとんどこないのではないか?
天満宮から先を見ると、何か吊橋のようなものが見えた。
階段を下りて、その吊橋の方へ行ってみる。
うーん、吊橋といえば吊橋だけど、なんといっていいものやら。
そもそも吊る意味があるんだろうか。
普通の橋で充分にも見える。
吊橋を超えて、進んでいくと、松本城主小笠原家廟所というところへ来たが・・・どうやら立ち入り禁止となっていて、なんだかよくわからなかった。
次に立ち寄ったのが御射神社春宮
10月には、松明祭りがあって火炎太鼓が奉納されるなど、かなりの賑わいを見せるそうだが、普段は人がいない。
そのまま神宮寺へ回ってみる。
臨済宗妙心寺派の寺院。御射神社の別当寺として創建された。
枯山水の庭園が、時代劇に出てくるお白州のような感じがなんともいえずに良い雰囲気を醸し出している。
神宮寺の参道の入り口付近には、延命地蔵尊。願いが叶うと評判で参拝者が絶えないと書いてあったけれど、そもそも人がいない・・
地蔵尊の横に2つの丸い大岩があった。これが、じっさばばさ石と呼ばれている。
婚約中の人がここを通れば破談となると言い伝えられていたので、 この道をさけて通ったと言う。
そこまで行ったら、お昼近くになったので、ちょっと距離はあるが浅間温泉入口の方ある河昌に行くことにした。
距離があるといっても、徒歩10分くらいだろう。
山賊焼 河昌
松本の名物というかB級グルメらしい山賊焼き。
最近ではコンビニの揚げ物でもたまに見かける。
一言でいえば、でかい唐揚げ。
「山賊が旅人の物を取り上げる」が「鶏揚げる」となって、鶏を揚げたものが山賊焼きになったという。
河昌は山賊焼きの発祥とも言われているお店。
真偽はともかく、なんとなく発祥と言われると特別感がある。
注文したのは、当然のように山賊定食。
メニューには、山賊焼き以外の注文は時間がかかるかもしれないと書いてあるところからも、他のメニューを頼む人は少ないということか。
実際に出てきた山賊焼きを見ると、やはりでかい。
もも肉での唐揚げでこれだけ大きいのは初めて見る。
雰囲気も手伝って、やはり美味しく感じてしまう。
河昌を後にして、浅間温泉会館「ホットプラザ浅間」に向かう。
せっかく浅間温泉に来ているので温泉にも入っていかないともったいない。
日帰り温泉施設はいくつもあるようだけど、
時間は14時頃だ。
14:18のバスで松本城の方へ戻ることにする。
駅まで行っても電車の時間まで、まだ時間があるので松本市役所前で下車する。
そして、松本城を経由して、再び縄手通りへ。
昨日より時間が早いので、お店も空いている。
特に目的もなくブラブラ。
そして、そのまま中町通りへと移動。
中町通りは、蔵のある街ということで、土蔵のような建物が多い。
おしゃれっぽいといえば、そうかもしれないけど・・・
買い物をするのにはいいのかな。
そんな中町通りで、ふと目に止まった土蔵。
表の看板を見たら喫茶店らしい。
それでは、ここで休憩していこうということになり入店。
中町・蔵シック館
「大禮酒造」の土蔵・母屋・離れを移築・復元・改装したもので、この土蔵が喫茶室として使われている。
後で調べてみたら、これは松本市が運営しているらしい。
店内も落ち着いた感じだ。
注文したのはレアショコラのケーキセット。
しばらくすると出てきたけど、なぜかチーズケーキを持ってきた。
これではないというと、すぐに取り換えてくれた。
まぁ、そういうこともあるな。
ここは16時に閉店らしい。
15時半頃入店したお客に、そんなことを言っているのが聞こえた。
結局閉店ギリギリまでいて退店。
帰りの電車は17:20なので17時には構内に入っていたい。
ということで、とりあえず松本駅へ移動。
MIDORIという駅ビルの中で、お土産を購入。
無理に買うこともないのだけれど、なんとなく自分が食べたかったからかもしれないな。
思ったより時間がかかったが、だいたい17時ちょっと前くらい。
時間的に都内に戻ってから夕食というわけにもいかないので夕食は駅弁だ。
これはこれで楽しい。
改札内の駅弁あずさというお店で購入。
思ったより品数が少ないな。
そんな中で、選んだのが地鶏めし
駅弁を購入して、ホームへ行ってみる。
すでに電車は到着。でも清掃中のようで、まだ中には入れない。
仕方がないので、しばらくホームのベンチで待つ。
でも5分と待たずに、乗車できるようになった。
ホームは寒いし、とりあえず乗り込んで落ち着く。
落ち着いたところでお茶を買ってこよう。
ということで購入したのは、信州そば茶
結局、最初から最後までそばだったな。
そういえば、駅弁にそばってないな。
知らないだけで、実はあるのかな?
時間になって電車は東京に向けて出発。
隣は若者の集団で、最初はうるさかったが、しばらくしたら力尽きたのか静かになった。
18時くらいになって、購入した駅弁を頂く。
開いて驚いたのが・・・1/3以上がサラダ?
全体的な内容や量は別に文句もないけれど、もうちょっと入れ方を考えようよ・・・
なんか損したように感じてしまった。
20時過ぎには、新宿に到着。
そこからは山手線・都営三田線と乗りついで自宅に帰り着いた。
お疲れさまでした。