4年半振り。
ようやく待ちに待った台湾。
それにも関わらず、忙しすぎてまったく旅行気分ではなかった。
それでもなんとか奮い立たせて仕事終わってから準備を行った。
23:11の終電に乗るため、22:50頃には家を出る。
幸いなことに今日から週末にかけて気温は高め。
それならば、コートは着て行かなくても良い。
台湾の気温が現在20~25度くらい。
コートなんて邪魔でしかない。
ちょっと肌寒いが10月頃の服装で出発。
羽田空港に向かう地下鉄。
平日の終電。結構混雑している。
見ていると当然ながら仕事帰りの人が多い。
こんなご時世でも、終電帰りの人が多いのだな。
0:30頃に羽田空港に到着だ。
エスカレーターで上がろうと思ったら京急の構内のエスカレーターは停止。
エレベーターしか使えなかった。
終電だからなんだろう。
羽田空港内は当然使える。
終電直後の羽田空港。結構人がいる。
皆どこへ行くのだろう。
とりあえず4階にある江戸小路へ。
いつもなら、モスバーガーで時間を潰すのだが、コロナの影響で現在は時短営業中。
深夜は営業しない。
そのため数少ない24時間営業のカフェ。カフェカーディナルへと行く。
気軽なお店が他にないため、思ったよりも客がいた。
カレーとホットドッグくらいしかないお店。
あ、他にパン類も売っている。
注文したのは、カーディナルドッグとナチョス
無難な選択だ。
味も無難。
空港でなければ、この金額だと売れないだろうなぁとは思う。
ここで1:30くらいまで時間を潰す。
そして、シャワールームへ。
深夜に羽田空港に来るといつもここを利用する。
2023年10月までは、ここも時短営業で深夜はやっていなかったのだが、11月から24時間営業を再開している。
非常にありがたい。
場所は以前と変わり、奥の目立たないところに移っている。
個室数は増えたというから、昼間とかは案外混雑しているのかもしれない。
そして料金はコロナ前よりも値上げされていた。
コロナ前は30分1030円1ドリンク付き。
現在は、30分1500円ドリンク無し。
まだ安いかな。
2022年に羽田空港に直結して泉天空の湯というのが出来た。
こちらも24時間営業で温泉なのだが、通常で入浴料 4,800円。
深夜の利用は、深夜料金4,000円追加。
つまり、8,800円が必要となる。
どう考えても8,800円を払ってまで入りたいと思えない。
それなら、平和島温泉の羽田まで送迎してくれるプランの方が良い。
インバウンド狙いとか富裕層狙いかもしれないけど、さすがに利用者は少ないんじゃないかなぁ。
ということで、シャワールームの復活はうれしい。
2:15にシャワーから出る。
飛行機のチェックインが2:30から開始だ。
少し早いが、チェックインカウンターに行ってみた。
すると思ったよりも行列が出来ていた。
おそらく結構な行列になるだろうから、とりあえず列に並ぶ。
これくらいならすぐに順番がくるだろう。
2:30過ぎになりカウンター内では、人が配置されてそろそろかな・・・・。
一向に始まらない。
2:50頃になって、スタッフが説明に回り出した。
どうやらシステム障害があって、チェックインができない状態らしい。
結局、3:00過ぎにチェックイン開始。
こういうこともあるんだな。
チェックインは預ける荷物もないのでサクっと終了。
トイレに立ち寄ってから荷物検査に向かう。
さすがに時間的にすいている。
当然何の問題もなし、セルフの出国審査を通過。
搭乗口へと向かう。
時間は3:20過ぎ。
搭乗時間まで約1時間。シートに座りボーっと待っていた。
搭乗時間になったが、こちらも一向に搭乗開始にならない。
まぁ、LCCは遅れることは日常茶飯事なので、気にしても仕方がない。
結局、搭乗開始は5:00頃。本来なら出発時間だな。
乗客は皆揃っているので、5:20頃には飛行機は動き出した。
座席は左右に3列づつ。
今回は一人ではないから、必然的に3列の真ん中となる。
それにしても平日のこの時間なのに満席なのはすごいな。
最近は5時といえば起床時間だ。
久しぶりに5時過ぎまで起きていたので、さすがに眠い。
離陸前には意識を失っていた。
次に気付いたのは、到着の1時間ほど前。
3時間くらい寝たんだな。
入国カードを配っていたが、今回はオンラインで提出してあるので、もらわなかった。
そして定刻より少しおくれて桃園国際空港へ到着だ。
いつもの通り早々に飛行機を降りて入国審査へ・・・と思ったが飛行機を降りてバス移動だった。
4年振りの桃園空港。ようやく実感が湧いてきた。
特に問題もなく入国審査を通過。
税関はいつも通りスルーだ。
さてまずは両替。
空港で普通に両替はレートが悪すぎる。
最近はクレジットカードでのキャッシングにしている。
到着ロビーに入ってすぐのところにあるATMでキャッシング。
帰国してから調べたら、やはりかなりレートが良かった。
そして次にSIMカードの購入。
当初amazonででも、事前購入しておこうかと思ったが、台湾の場合は現地で買った方が明らかに安かった。
4Gの3Daysで300TWD。
円安過ぎるので、日本円だと1500円くらいかな。
以前までと違い、SIMカードの交換はやってくれなかった。
購入後に気付いたがピンが付いていない。
今回は、持参してこなかったので、カウンターでピンを貸してほしいと言ってみた。
するとゼムクリップをくれた。
なるほど、確かにこれで充分だ。
そういえば、どういうわけか購入の2時間後でないと使えないらしい。
これは何度も念を押された。
以前は即使えたのに、何か仕様が変わったということなのか・・・
MRT乗り場に移動する。
今回は出発してから気付いたのだが、悠遊カードを忘れてきた。
仕方ないので、新たに購入する。500TWD。
カード料金が100TWDで初回チャージが400TWD。
そこに600TWD追加でチャージした。
これで1000TWD分だ。
ホームに行くと次のMRTまで10分ほど時間がある。
なので待ち時間にSIMカードの交換をする。
9:11 MRTに乗り込み一路台北へ。
しかし2時間SIMが使えないということは、台北のバス停の場所もわからない。
さすがに4年前だから正確には覚えていない。
どうしたものか・・・と思っていたらMRTの中でWiFiを使うことが出来た。
これはありがたい。
そして台北駅に到着。ここでもWIFIが使える。
バス停に移動する。なんとなく思い出してきた。
地下街からY4出口を出てすぐのところに、バスターミナルがあった。
10:15のバス1815に乗る予定で、5分ほど前に乗り場に到着。
すぐに案内されたのでバスに乗り込む。
バスが動き出したので、野柳のチケットを確認しよう。
と・・・あれ?
Eチケットのメールは受信してあったのだけど、QRコードが表示されない。
どうやら受信した時に完全にダウンロードされていなかったようだ。
さて、どうしたものかな・・・
と思ったら、なんとバスにもWiFiが付いていた。
これはありがたい。
無事にチケットを完全にダウンロードすることが出来た。
バスの運転が荒いのはいつものことだけど、いつも以上に荒い気がした。
そんな中で本を読んでいたのもまずいのだけど、久々にバスに酔ってしまった。
約90分で野柳へ到着。
これ以上長く乗っていたら、ちょっと危なかったな。
バス停から5分ほど歩く。
こんなところだったかな?
なんとか迷わずに到着した。
野柳風景特定区
そして、そこにある野柳地質公園
19年振りだ。
以前とだいぶ雰囲気が違う。観光バスが何台も止まっていた。
入口もいかにも観光地っぽく整備されていた。
19年も経てば当たり前かもしれない。
以前もそれなりに人気の場所だったけれど、行列を作るほどではなかった。
しかし、今は大行列を作るような観光地だ。
入場料は120TWD。事前にEチケットで購入済。
19年前は50TWDだったから、かなりの値上げだ。
QRコードの提示して中に入る。
中も当然整備されている。
それはそれで綺麗になって良いのだけど、なんとも味気ない感じもするな。
最初に出てきたのは「女王頭2号」
これは整備されている敷地内にあった。
そして一番有名な「女王頭」の方へ向かう。
「女王頭」は、写真を撮るために大行列を作っている。
平日でこれだけ行列を作っていると週末はすさまじいことになりそうだ。
しばらく並んだけれど、時間の無駄だと思い、列から離れた。
別に一緒に写真を撮らなければ、わざわざ並ぶ必要もない。
そしてめぼしいものを一通り見て回る。
今回、それなりに認識できたものに「龍頭石」というのがあった。
石自体は当然以前から合ったと思うけど、前はこんな名前付いていたかな??
これも以前のことははっきり覚えていないが、今は第一区から第三区まで分かれている。
そして、第一区、第二区にガイドブックに載っているような有名な岩が点在している。
以前は、第三区の一番端まで行った記憶があるし、海のすぐ近くまで行った記憶がある。
今回は、第二区までで引き返した。
それにしても人が多くなると、なんとも風情がなくなるのは仕方がないな。
約90分の滞在で公園を出た。
隣の特産街で売っていた香腸を購入。
食べながらバス停へ向かう。
来た時とは別のバス停から790のバスに乗り基隆へ向かう。
13:55発のバスで約40分間。
案外混雑していた。
13;35頃 基隆へ到着。基隆廟口夜市へ向かう。
途中、李鵠餅店へ立ち寄る。
ここは1882年創業の鳳梨酥の店。
他に支店がなく基隆にしかない地元民が押し寄せる老店だ。
いろいろなお店の鳳梨酥を食べたけど、個人的にここのが一番好みの味。
なので台湾に来て時間さえあれば、わざわざ基隆まで買いに来るようにしている。
10個入りで350TWD。
以前より少々値上げしたかな。
鳳梨酥を買ったら基隆廟口夜市へ移動する。
基隆廟口夜市と言えば、個人的にお約束なのは鼎邊趖
基隆奠済宮の入り口にある百年呉家鼎邊坐に入る。
メニューは鼎邊趖と魯肉飯と、魯蛋しかないみたいだ。
注文は鼎邊趖(65TWD)と魯肉飯(25TWD)。
魯蛋も薦められたけど、これは頼まなかった。
幅広で丸まった麺にあっさりしたスープ。滋養に満ちた味というのか、やはり美味しい。
そして魯肉飯。魯肉飯は店によって味が異なる。
でもやはり日本のお店で食べる魯肉飯に比べたらまったく別物だ。
4年間我慢していた味をようやく堪能した感じだ。
基隆廟口夜市を後にして、基隆駅の方へ移動する。
今度はここから再びバスで礁渓へ向かう。
基隆駅前のバスターミナル。
ここを16:00発のバス1880に乗る。
全然来ないなぁ・・・と思っていたらギリギリで羅東行のバスが来た。
これに乗って約70分だ。
ほぼ定刻でバスは出発。
空いているので、そこそこゆったりとしている。
寝不足状態なので、半分は寝ていたような気がする。
そして17:10過ぎに礁渓に到着した。
礁渓駅ではなく、その次のバス停で降りる。
ホテルへ行く前に、葱油餅を食べたかったのだ。
前回、礁渓に来た時に食べれなかったので、なんとか今回は食べようと思っていた。
張家黃金三星蔥油餅
ここで葱油餅を購入して食べながらホテルへ歩いていく。
宜蘭名産の三星蔥を使った葱油餅。
葱がたっぷり入って風味豊かで非常に美味しい。
以前、日本の台湾祭で食べた葱油餅が、あまりにかけ離れた過ぎて非常にがっかりしたことがある。
それで余計に食べたくなったということもあるが、ようやく食べることが出来たって感じだ。
まさに求めていた味だった。
通り沿いにある湯圍溝温泉公園
暗くなってきたので、イルミネーションが点灯していた。
昼間は足湯で人も多い公園。
近づいてみると、足湯はお湯が抜かれている。
これは夜だから・・・というより、コロナの影響なのか?
そしてホテル。
礁渓での宿泊は初めてだ。
帝王行旅(King Hot Spring Hotel)
Hot Spring Hotel・・・つまりは温泉宿ということだ。
礁渓といえば、やはり温泉。
何度も来ているが、その目的やいつも温泉だった。
まずチェックイン。
部屋へ入ると結構広い。
風呂は一見、よくある安ホテルと同じような感じだけど、湯は温泉なのだろう。
荷物を置いて少々休憩。
18:00過ぎに再度出発だ。
今度は、台湾鉄道を使い羅東へ向かう。
礁渓駅は以前と変わらず。
駅前の足湯を見ると、ここも湯が入っていない。
まぁ、ここは昼間でも浸かっている人はほとんどいないけれど・・・
羅東行の電車を待つ。
google mapで出てきた時間の電車は自強号だった。
以前ならそれでも簡単に乗れたのだが、今は全席指定となっているようだ。
10分ほど後に区間車が来るので、そちらを待つことにした。
区間車は車両こそ以前より綺麗になっているが以前と変わらず。
羅東まで約20分。
車内もさほど混雑していない。
羅東駅に到着したのは19時過ぎ。
以前来たのは2014年だから9年前か。
駅前はあまり変わった印象はないな。
羅東観光夜市へと向かう。
平日なのでそれほど混雑はしてないだろう。
徒歩10分ほどで羅東観光夜市へ到着。
それほどでもないけれど、時間的にそこそこ人は多い。
人混みは嫌いだけど、さすがにガラガラの夜市だと気分も出ないからちょうど良いくらいかな。
9年前とさほど変わった印象はない。
ここに来たら、当然「糕渣」と「ト肉」を食べなければ。
夜市の中ほどにある、小春というお店
有名店らしく行列を作っている。
とはいえ台北のような異常な列ではないので、数分で購入できる。
小糕渣と小ト肉を1つづつ購入。
順番の書いてあるレシートをもらい、受け取り側で順番を待つ。
番号を呼ばれたら受け取っていく。
当り前のように中国語で番号を呼ばれる。
久々なので番号を聞き逃すかと思ったけれど、そんなことはなかったな。
意外と覚えているものだ。
受け取ってから公園内とかで座って食べるところはないかと思ったが、さすがにそこまで空いていない。
まぁ、立ち食いで問題はないだろう。
9年振りの糕渣。
そうそう、こんな味だった。味も覚えている。
糕渣は宜蘭でしか食べられないという。
台北にあればさらなる行列になるのかな・・・
一応の目的は達したので、夜市を軽く一回り。
ほどよい混雑具合で居心地の良い夜市だな。
途中で煎餅菓子と書かれた屋台があった。
なんとなく気になったので買ってみた。
クレープのような生地に、野菜や肉を挟んでいる。
牛肉入りのものを購入。
「辛いのは入れるか?」と聞かれたが一人ではないので「不要」。
歩きながら食べる。
あ、これは美味しい。
調べてみると、煎餅菓子は台湾というより中国の朝食でよく食べられているものらしい。
これは歩きながら気軽に食べられるので良いかもしれない。
どうやら新大久保にも煎餅菓子の店があるらしいので、そのうち行ってみよう。
羅東駅へ戻る。
電車を調べると30分後くらいだった。
その前に自強号があるから乗れるかな・・・と思って台湾鉄道のサイトを確認。
残念、満席だった。
礁渓までだから時間もさほど変わらないから、まぁいいか。
羅東駅一階にあるコンビニで飲み物だけ買って駅のベンチで一息。
5分前にくらいにホームへ行く。
ほぼ時間通りに区間車が到着する。
乗り込んで礁渓に移動。
礁渓駅についたのは22時頃だったかな。
ホテルへ行く前に、コンビニで買物をする。
ホテル前の公園ではイルミネーションが点灯している。
せっかくなので、ここも写真を撮っておこう。
同じように写真を撮っている人が何人もいた。
ホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びる。
いや、せっかくの温泉なので湯を溜めてしっかりと浸かる。
確かにこの感覚は温泉だな。
良い感じでシャワーを出る。
さすがに疲れたので、そのまま寝ることとなった。