8年振りの韓国
3連休なのに、妙に安い航空券を見つけたから行くことにした。
フライトは午後なので、朝はゆっくり出発だ。
普段仕事に行くより遅い時間。
8:32の三田線で出発する。
まず三田まで行き都営浅草線に乗り換える。
こっちは浅草に行く人もいるから混雑している。
結局1時間近く座れなかったな。
これも仕方がない。
しかし混雑はいいが、降りようとする人が声をかけても微動だにせず絶対動かないやつがいた。
酷いものだと、ふと見るとイヤホン。
なんか、車内見渡すと耳にイヤホン入れてる連中ものすごく多い。
なんだかな。
昔からウォークマンとかで、イヤホンやヘッドフォンしてる人はいた。
だけど、それなりにマナーがあったように思う。
マナーというか他者に対する気使いか。
そんなもの今はないんだなぁと、ちょっと悲しい。
さてなんだかんだで成田空港まで立ちぱなしだった。
出発前から疲れた。
ケチらずにスカイライナーにすれば良かった。
成田空港第3ターミナル。
今回はHIS経由での予約だ。
事前に席予約はできない、オンラインチェックインはできないという最悪なチケット。
問い合わせたら団体旅行扱いになっているので、それらは出来ないという。
その分安いということなのか。
それにしても安くなっているのはわかるけど、チケット確保以外は、各々で手配できても良さそうなものだ。
エアロKチェックインカウンター。
成田空港ではマイナーなためか空いている。
数人待っただけで、チェックインできた。
これならオンラインチェックインできなくても、まぁいいか。
成田の第3ターミナルは出国すると飲食店がないと書いてあった。
それなら、出国前にお昼を食べよう。
フードコート内のLAT.25というカフェで、アンチョビのシーフードパスタを頂いた。
1100円。



同じような人が多いのだろう。
フードコートはそこそこ混雑している。
12:35が搭乗時間なので11:45には荷物検査へ向かう。
これも予想外にガラガラだった。
航空券のバーコードを読み込んで場内へ。
なんの問題もなく通過
出国審査もセルフなので、さくっと終了。
搭乗口の方へ行くと、なんとLAT.25を発見!
なんじゃそりゃ。
ならば、こっちの方に入ればよかった。

やることもないので、搭乗口前でしばらく待つ。

定刻で搭乗開始だ。
機体は小さいというか、なんかシートが安っぽい。
ほぼ満席のようだ。

そして定刻通り動き出した。
しばらくすると、入国カードが配られた。
台湾もタイもカード廃止になったから、これを書くのは久しぶりだな。
でもパスポート番号や便名を書くところはないのね。
以前はあったような気もするけど。
そしてスマホのSIMカードの交換を行う。
これも事前にamazonで購入しておいた。
時間もあまり長くないので飛行機内で本でも読もうかと思ったが、いまいち体調がすぐれない。
結局、ボーっとしたままの約2時間半だった。
定刻より10分ほど早く清州国際空港に到着した。
人も少ないので入国審査も数人並んでいるだけだった。
飛行機を降りてから15分くらいで入国完了だ。

まずはウォンの入手。
ということでATMを探す。
到着ロビーへ入って、すぐのところに銀行があった。
どうやら銀行はこの一か所だけらしい。
その隣にATMが2つある。
他の国とちょっと操作が違ったけど、問題なくウォンを入手。
とりあえず20万ウォン。
帰国後のレートで確認したけれど、最もレートの良いところと比べると、1000ウォンくらい少なかった。
明細を見ると、3600ウォン手数料と書かれている。
結局、よくわからないけど、悪くないレートだと思う。

空港内でt-moneyを売っているとことがないか探す。
探すと言っても、コンビニが1つあるだけだ。
そこでは、当然のように売っていない。
自販機のようなものもない。
t-moneyがないとすると、バスの乗車が非常に面倒だ。
売っていないので仕方がない。
次にバス乗り場を探す。
外に出て見渡すと道路を挟んですぐのところにあった。
目的地まで407バスでいけるかな思ったが止まっているのに動く気配がない。
同じ場所まで747バスが行くので、そちらに乗ることにした。
747バスは赤バスなので、青バスの407より若干高いのだが。
まぁ高いといっても50円程度だ。
しかしバスは現金だと1000ウォンかコインしか受け付けない。
そのためにt-moneyを探したが、売っていないものは仕方がない。
とりあえず売店で水を買った。
これのお釣りで3000ウォンは出来た。
これに前回の残りがあるから4000ウォンはあるな。
1900ウォンなので、2人分なんとかなるな。
バスに乗ってお金を入れるところもよくわからないでいると運転手がいろいろ言ってくれている。
とりあえず料金箱に2000ウォンを入れる。
すると横から100ウォンのお釣りが出た。
途中、手助けしてくれようとした女の人もいた。
ありがたいね。
そして空港を出発。
約30分くらいで市内へ到着だ。
降りる場所がアナウンスだとわからないから、google mapのGPSで確認しながらだ。
かなり運転はかなり荒い。
久しぶりにバスに酔ってしまった。
Sangdang Parkというバス停でブザーを押して降りる。
街並みは日本とあまり変わらないな。


さてホテルのチェックインは18時以降なので、先に観光に向かう。
ここから徒歩15分くらいのところにある「寿岩谷」というところ。
韓国ドラマの「カインとアベル」「製パン王キム・タック」などの舞台になったということで人気ある場所だ。
ドラマは見てないけど。
他にも古い民家の壁に様々な絵が描いてある、アートの村としても有名な場所だ。
しかし観光客がほとんどいない・・・
まぁドラマは2010年だし、そんなものかね。
バスを降りたところから約15分。
小高い丘の上に「寿岩谷」はあった。
ドラマの看板があったからわかったけれど、看板がなければ見逃しているかもしれない。

見てないけど「製パン王キム・タック」の撮影で使われたパン屋が現存している。
今でも時間制限はあるけど、営業しているらしい。
この時は開いていなかった。



その向かい側が、壁画がある芸術村。
1か所に密集した集落だな。
素朴な絵が民家の壁に描かれている。
集落自体はそれほど広くないので、ザっと一回りするのは時間はかからない。




その集落の上の方に展望台があるというので登ってみた。
「寿岩谷展望台」



こちらも人はいない。
時期によっては、それなりに人が来るのかな?
そんな感じもしないけどな・・・

展望台からは、清州の街並みが一望できる。
夜なら夜景が綺麗かもしれない。
展望台に到着したあたりから天候が怪しくなってきた。
薄暗くなり雷もなっている。
これは降ってくるな・・・

本格的に降り出す前にホテルへ行こう。
ということで、展望台を降りてホテルへと向かうことにした。
寿岩谷の集落を抜けて、バスを降りた大通りへ。
その大通りを渡り、少しいった路地にホテルがあった。
The Hyoosik Aank Hotel Cheongju Uam 1st Branch

1stと書いてあるが、隣の通りに2ndもある。
検索すると、2ndの方が出てくるから紛らわしい。
ホテルの入り口は、あまりホテルっぽくない。
隠れ家ギャラリーかなんかのようなたたずまいだった。

場所を確認して中へ入る。
フロントでチェックインしようとしたら、韓国語でなんかいろいろ言っている。
まったくわからない。
英語も使えないらしい。
仕方ないので、google翻訳で、アプリに話してもらった。
「準備に手間取っているので20分ほど待ってくれ」
ということだった。
google翻訳便利だな。
20分程度なので、その場で待つ。
ここはセルフチェックイン機も置いてあった。
15分くらいでチェックイン出来た。
カードキーを渡されて部屋行く。
そういえば、Non Smorking!だけは、英語で言っていたな。
部屋に入る。
そこそこ広くて悪くないな。
プロジェクターでスクリーンに映しだされている。

時間はそろそろ19時だ。
少し休憩して、夕食を食べに出かけよう。
ホテルを出発。
周りには何もない。
ちょっと行ったところに、小さいセブンイレブンがあった。
ここから清州の一番の繁華街。ソンアン通りの方へ歩いていく。
約15分。
街並みを見ながらぶらぶら・・・といっても、さほどみるものもないかな。
日本の風景とあまり変わらない。
看板の文字がハングルになっているくらいかな。
人も少ないな。
ソンアン通りの横あたりにある西門市場へと到着した。
ここは西門市場の中にサムギョプサル通りがある。
実際のところは不明だが清州は「サムギョプサル発祥の地」とも言われているらしい。
それならば、サムギョプサルを食べなくては!
ということで、ここにやってきた。

やってきたが・・・通りには人がいない。
お店もガラーンとしている店ばかりだ。
それなりにお客が入っていたのは、外観が派手な一軒くらいかな。


目的のお店は「忠州トルグイ」というお店。
ここは、醤油ダレに漬けた豚バラ肉を鉄板で焼く、清州式サムギョプサルが食べられるお店らしい。
他のお店はどうかわからないけど、ここのお店の情報が一番出てきたから、ここに行くことにした。

店に入った人数を伝えると奥の方へどうぞと。
すると片付けをしていたオヤジさんに手でバッテンでダメだと示された。
なんで???
そのあと、おばちゃんが、そこの席だと言うと、オヤジさんは何もなかったように、その席を案内してくれた。
なんだったんだ?
奥の方は片付いていなかったからなか。

そして注文。
何にしようかな・・・と迷うほどメニューはないし、そもそも注文は決まっている。
おばちゃんが「シオヤキ?」と聞いてきた。
ここらでは醤油ダレのサムギョプサルは「シオヤキ」というらしい。
日本語ではなく、韓国語として「シオヤキ」なんだそうだ。
若い人は使わないらしいけど。
ということで注文は「シオヤキ」
サイドメニューも注文しようかと思ったが、どれだけの量が出るかわからないので、とりあえずそれだけ。
しばらくすると、キムチを始めとしていろいろな付け合わせが出てきた。
そうだった。
韓国は小皿で沢山でくるんだった。
そして肉と、醤油ダレが出てきた。
この醤油ダレ、ショウガ、タマネギなどを加えた醤油に7種類の漢方材を加えて煮込んだものらしい。




オヤジさんが、肉をトングでタレに漬けて手早く鉄板に並べていく。
なるほど。
英語で「どこから来たのか?」と聞かれたので「日本から」と答えると「KANSAI?」という。
清州は成田からは最近だけど、関西空港からは以前から直行便があったから、日本といえば関西からの人が多かったのだろう。
その後も、スマホの翻訳で「燃えるから何もひっくり返せ」と教えてくれた。

ある程度焼けたから食べようとする。
最初の一切れを食べると、なんかでかいなぁ思っていた。
すると、おばちゃんが、肉をハサミで細かく切ってくれた。
そしてキムチも大きいままだったので切って一緒に焼く。
もやしのナムルも焼く。
そして、食べ方を教えてくれた。

なるほど
大量に出てきたサンチュに肉を乗せ、大量にある付け合わせと一緒に巻いて食べるのだそうだ。
最初は少ないかなぁと思ったが、結果的にお腹いっぱい。
追加注文しなくてよかった
これで2人前240000ウォン。約2700円。
店を出て、ソンアン通りを覗いてみる。
土曜の夜だというのに人が少ない。
一応、店はやってるようだけど、これだけ人が少ないと大変だろうなと思ってしまう。

ホテルの近くのセブンイレブンで、飲み物と明日の朝食を購入してホテルへ戻る。
結局、何軒かコンビニを覗いたがt-moneyは売っていなかった。
コンビニで売っているのってソウルとかの大都市だけなのだろうか?

ホテルで一息ついて、シャワーへ。
非常に水の出が悪い。
なんか、残念だな。
明日に備えて休むことにした。