2日目。
5時頃に目が覚める。
まだ外は暗いな。
普段なら、ここで起きてしまうのだけど、今日は少々二度寝。
6時少し前に、再び起きる。
窓から覗くと、露天風呂には誰も入っていない。
起きて早々だけど、朝風呂といこう。
山の中の川沿い、澄んだ空気が気持ち良い。
寝ていた身体が目を覚ます。

冬とか雪が降る中で入るのも風流かも。
寒いだろうけど。
部屋に戻る。
まだ他の部屋の人は寝ているみたいだ。
朝食は8時からだけど、まだ7時前だ。
朝食前にもう一度くらい露天風呂に入れそうだな。
特にやることもないので、結局部屋でゴロゴロと過ごす。
たまには、そんなのもいいだろう。
7:15頃、再び露天風呂に。
朝食の時間もあるので、今度は短めにしよう。
湯舟からふと見上げると、他の旅館のお客さんと目が合った。
こういう場合って、見られている方より見ている方が気まずくなるな。
部屋に戻って布団を畳み出発準備をする。
8時ちょっとすぎくらいになると、朝食が運ばれてきた。

いかにも旅館の朝食という感じがうれしい。
最近だと、朝から豪華すぎるところも多いからな。
温泉を飲んだいるからかわからないが、胃腸の調子もいつもより良い気がする。
毎日こんな食事だったら健康になりそうだ。
食後にはお膳を廊下に出す。
この時にお膳の足に指を挟んでしまった。
これがハンパなく痛い。
爪の下が内出血になっていた。
バスが9:18なので、それまでにバス停に行かなくてはならない。
ということで、荷物をまとめて9:10頃にチェックアウト。

昨日バスを降りたバス停に向かう。
あと数分で到着するようだ。
ほぼ時間通りにバスが来た。
乗り込んで、四万温泉を出発した。
今回は、四万温泉としてはこれだけだったけど、次回来る時は奥四万湖の方まで行ってみても良いかもしれないな。
歩くとかなり距離があるから、バスの時間次第かもしれないが。
バスは約30分ほどで、中之条駅へ到着。
これから高崎まで向かう。
しかし、1時間に一本くらいしか電車がない。
次の電車まで約40分待ちだ。
駅の周りには特に見て回るほどのものもないので、待合室でボーっとしているしかないな。

定刻より少し早くに電車が到着した。
吾妻線各停高崎行
場所が場所だけに、乗る人は多くない。
乗り込んでしばらくすると、電車は出発した。
ここから高崎まで1時間弱だ。

さすがに高崎に近づいてくると、乗車する人も多くなってきた。
11:35高崎駅に到着。
これから高崎白衣大観音の方へ向かう。
確認すると、高崎駅西口から、ぐるりん観音山線という市内の循環バスで行かれるようだ。


西口へ出てバス停を探す。
ちょっとわかりづらいかな。
でも時間は余裕があるから大丈夫だ。
バス停を発見して、その前で15分ほど待っていると、ぐるりんがやってきた。

さっそくバスに乗り込む。
多少渋滞しているようで、少々遅れ気味。
観音山頂というバス停には数分遅れで到着した。
高崎白衣大観音の前に、お昼を食べに行こう。
調べたところ「そばっ喰ひ」という店があった。
この周辺では、かなりの人気店らしい。
観音山頂のバス停から徒歩6分程度ということで、google mapに従って歩いていく。
やはり昼時が行列を作っているというので、混んでなければいいなぁ・・・
のぼりが出ているので、店は簡単に発見できた。
しかし店が目当てでないと、きっと気付かないな。


入り口では店長らしき人が鮎を焼いていた。
まだ行列は出来ていないようだ。
店に入ろうとしたら、鮎を焼いていた店長らしき人が、鮎食べないか?と勧めてきた。
鮎を焼くのに結構時間がかかるらしい。
そのためかメニューには、鮎は予約限定と書いてあったので、今回注文する予定はなかった。
しかし予約をしていた人が遅れているので、その分がすぐ出せるのだそうだ。
それではせっかくなので頂こう。
ということで、鮎をお願いして店内へ。

座敷席のテーブルへ案内される。
まだ若干空席があったようだ。
店員さんがメニューの説明をしてくれた。
まぁ、特に説明がいるような内容でもなかった気もするけど・・・
それで改めてメニューを見ながら注文する。
注文したのは
子持鮎の囲炉裏焼
皿盛りそば
そばがき
子持鮎の囲炉裏焼は、さっき入口でお願いしたやつだ。
当初を天ぷらを注文するつもりだったけど、鮎を頼んだから天ぷらは無し。
しばらく待っていると、まずは鮎が出てきた。
さっきまで入口で串に刺して焼かれていたやつだな。
頭からバリバリ食べれるらしい。
次に、そばがき。そして皿盛りそばが出てきた。
まずは、鮎からいってみよう。
言われた通り、頭からかぶりつく。
全然苦みもなくパリパリしている。
そして、途中からは卵がパンパンに詰まっている。
子持ししゃもは良く食べるけど、子持鮎は初めてだ。
これは良い。
1尾1200円と安くはないけど、旅行先で食べる分にはあまり気にならない。

そして、そばがき。
蕎麦粉を熱湯でこねて餅状にしたものだ。
こんなの何年振りだろう。
薬味を乗せていただく。もちもちしていて美味しい。
最近は、健康食としても見直されているらしい。

皿盛りそば。
メニューの説明でも言っていたが、少々固めに茹でてあるらしい。
確かに若干固いが、その分のど越しと歯ごたえが良い。
好みもあるだろうが、このくらいがちょうど良い。

最後に、蕎麦湯と寒天。
寒天はデザートだな。

朝それなり以上に食べてしまっていることもあるが充分な量だった。
天ぷらは頼まなくて良かった。
頼んでいたら食べすぎになっただろう。
会計を済ませて外へ。
並んでいる人達が何組かいた。
ちょうど良いタイミング入れたんだな。
「そばっ喰ひ」から、すぐの場所に、清水寺があった。
山の下から長い石段が続いていた。
その石段を登ろうかな・・・と当初は考えていたが、登らないで正解。
体力と時間的にかなり厳しかったと思う。


ここの清水寺。
征夷大将軍坂上田村麻呂が、蝦夷征伐の兵士の健勝と武運長久を祈り、京都東山の清水寺から勧請、開基したと伝えられている
偶然同じ名前なわけでなく、京都の清水寺と繋がりがあったのだな。

おみくじを引いてみる。
中吉か。
まぁ、そんなものだ。


清水寺で参拝して、観音山頂のバス停の方へ戻る。
そしてそこから歩いて高崎白衣大観音へと向かう。
徒歩10分程度だ。
途中に高崎白衣大観音の「足あと」というのがあったらしいので、それは見落としたな。

参道を抜けて高崎白衣大観音に到着。
さすがにここは、それなりに観光客がいる。
でもまぁ、混雑というほどではないが。

高崎白衣大観音は高野山金剛峯寺の塔頭寺院のひとつである慈眼院の中にある。
1936年、高崎の実業家井上保三郎により建立された。
現在は国の「登録有形文化財」に指定されている。

まず、さっそく白衣大観音へ入ってみることにする。
白衣大観音の胎内は、20体の仏様や高僧の像があり、146段の階段を登って観音様の肩の高さまで(9階)昇ることが出来る。
横入り口で胎内拝観費用 300円を払い中へとすすむ。
一階づつ登っていくと、各階に仏様の像がある。
上の方には聖徳太子の像まであったな。







さすがに登っていくとジャケットを着ていると暑い。
この日は予想外に気温も高くなっていた。
途中からジャケットは脱いでいた。
白衣大観音から外へ出た。
以前から一度、来てみたかったので良かった。
慈眼院の本堂である高崎千体観音堂の方へ移動。
ここでおみくじを・・・と思ったけど、普通のおみくじがないな。

バスの時間を確認して、どこかで休憩しよう。
ということで、土産物や並んでいる方へと向かった。

ふと見ると「抹茶」の文字。
メニューっぽいものもある。これはカフェなのか?
一応、行ってみよう・・・

と建物に入ると店員さんがいた。
やっぱりカフェなんだな。
さっきの看板の写真を見返すと「蓮屋」と小さく書いてあった。
それが店の名前っぽい。

ということで、ここで「抹茶アフォガード」を注文した。
アイスが2種類(バニラ・抹茶)で1種類でも2種類でもOKということなので、両方をお願いした。
店内というよりはバルコニー席って感じかな。
そこでしばらくまつと、抹茶アフォガードが出てきた。
なるほど、こんな感じか。

アイスに、濃い抹茶をかけて頂く。
コーヒーとも違ってなかなか美味しい。
入店した時は、まったく客がいなかったけど、そのうちポロポロとお客が入ってきた。
パッと見た感じ、店だってわかりにくいからなぁ

バスの時間を見ながら、会計を済ませて退店。
バス停は、店から1~2分のところだが、すでに10人ほど並んでいる。

15:01発のぐるりん観音山線だ。
やはり若干遅れて到着。
来た時とは逆回りのバス。

約40分で高崎駅に到着だ。
高崎駅からは赤羽まで高崎線で一本だ。
高崎駅始発なので、充分座れる。
赤羽まで約1時間37分。
その間にスマホで「推しの子」を全話読破!
これも半分以上は既に読んでいたから、なんとか読破できた。
17:30過ぎに赤羽に到着。
ここからバスに乗るのだけど西口のターミナルに目的の乗り場がない!?
おかしいなと調べてみると、目的の乗り場だけターミナルから離れた位置にある。
なんだそりゃ。
とりあえず数分前に気付いて良かった。
慌ててそっちへ向かうと、すでにバスは停まっていた。
出発ギリギリくらいでなんとか乗ることが出来た。
そのまま自宅近所まで向かい帰宅となった。
お疲れさまでした。