【函館】2025年01月18日

2025年1月25日

2025年最初の旅行は、函館に決定。
当初は長崎に行く予定だったのだが、チケットを申し込んだ時に、数秒の差で満席になってしまった。
そのため、探しなおして行先が函館になった。

以前から函館には一度行ってみたかったので、ちょうど良かったといえば良かったのかも。
思いのほか安かったし。

ということで、18日は4時過ぎには起床。
前日までに準備はしてあるので確認して、4:55に出発した。
気温は0度くらいだったけど、着膨れしているので寒くない。

のんびり朝食を食べている暇もないので、駅前のセブンイレブンに立ち寄って軽く購入。
それがいけなかったのか、当初の予定の電車には乗り遅れた。
目の前で扉が閉まって行ってしまった。

次の電車だと空港に到着が20分くらい遅くなる。
結構キリギリだけど、まぁ間に合うだろう。

そんなこんなで、羽田空港第一ターミナルへの到着は6:48だ。
搭乗開始が7:10頃だから、ギリギリだな。

電車を降りて出発ロビーへと向かう。
出発ロビーへ着くと、目の前が保安検査場だ。
分かりやすいのはありがたい。
思ったよりも大勢並んでいる。
仕方ないので、列に並ぶ。

羽田空港 保安検査場

見ていると出発ギリギリの飛行機は優先的に検査を行っていた。
ちょうど函館行き7:35の前くらい7:25出発の飛行機の優先案内をしていた。

10分くらい並んで、保安検査場を通過。
今回はJALなので、タッチ&ゴーというチケット。
ようするに事前に座席指定してあれば、QRコードを発行するから、それをタッチするだけでOKというものだ。
昨今の航空会社は、たいていそういう形になってきているのが、たいそうな名前を付けたがるのが日本の企業らしい。

そういえばF検査場に並んでいたのだが、C検査場の方が空いているというアナウンスがあった。
しかし、ここに並んでもせいぜい10分程度。
わざわざC検査場まで移動する意味はないような気がするがなぁ・・・

検査終了。
検査場から前を見ると、すぐのところが搭乗口だ。
搭乗開始まで10分ないくらいかな。
トイレに行くくらいの時間はあるのでよかった。

トイレから戻ると、搭乗開始していた。
順番的には搭乗順は最後なので、そこそこ余裕がある。

羽田空港 搭乗口

そして搭乗。
今回は、JALのクラスJ。
クラスJを調べてみたら「ファーストクラスと普通席の中間クラスの座席」と出てきた。
確かに、エコノミーよりもシート幅が広くゆったりしている。
隣の席と肘もぶつからない。
今回はどういうわけか、通常のエコノミーよりもクラスJの方が安かった。
そういうこともあるのだな。

乗る飛行機

7:35 定刻で飛行機は動き出して離陸。
忘れていたがLCCではないので、途中で飲み物サービスがある。
コーヒーを頂いた。

コーヒーを頂いた

そのままボーっとしながら約1時間30分。
9:00 に函館空港に到着した。
外気温は -11度だとアナウンスがあった。
中にいると、寒さはわからないが、相当寒いのだろう。

到着ロビーに出る。
まずはバスを確認する。
事前に調べたところだと、9:28発のバスがあった。
9:15頃にバス乗り場に行ってみると、函館駅行きのシャトルバスがあったので、これだろうということで乗り込んだ。
すると、乗り込んで1~2分でバスは動き出した。
なんでだ?
よくわからないけど、早い分には困らない。
ということで、予定より早く函館駅に向かうことになった。

函館空港
函館空港
函館空港

車窓から外を見ると、一面の雪景色だ。
まだあまり寒さは感じないな。
9:50頃函館駅に到着。

バスから降りる。
やっぱり、そこまで寒くない。

函館駅

時間が少し早いので、函館朝市をぶらつきながらベイエリアの方へ歩いて向かう。
一面の雪の上を歩く。
ほどよく固まっていて、あまり滑らないので、思ったより歩きやすい。

函館朝市
函館朝市の先
ベイエリアにあったコメダ珈琲店

しばらく歩くと「金森赤レンガ倉庫」の前へ出た。
見ていると、中国人団体旅行者が、赤レンガ倉庫に吸い込まれていく。

ラッキーピエロ マリーナ末広店

10:10頃 ラッキーピエロ ベイエリア本店に到着。
函館での最初の目的地だ。
名前は知っていたが、函館ローカルなお店なので、行くことが出来なかった。
今回ようやく訪れることが出来た。

ラッキーピエロ ベイエリア本店

ベイエリア本店は、ラッキーピエロの1号店。
10時オープンなので、さすがにまだお客はほとんどいない。

ラッキーピエロ ベイエリア本店 注文カウンター

カウンターで注文をする。
メニューはいろいろとあるが、やはり初ラッピということで
ダントツ人気No1の「チャイニーズチキンバーガー」のセット。
「ダントツ人気No1セット」を注文した。
チャイニーズチキンバーガー、ラッキーポテト、自家製ウーロン茶のセットだ。

座席にてしばらく待つ。
その間、店内を観察。
ここはブランコ席や木馬がある。
子供もいたので、さすがにブランコ席に座るのはやめた。

ラッキーピエロ ベイエリア本店 ブランコ席

店内には、有名人のサインがあった。
あとGLAYのギタリストHISASIのサイン入りポスターや、昨年映画で舞台となった、名探偵コナンの絵などが、結構いい加減に並べてあった。

ラッキーピエロ ベイエリア本店 店内
ラッキーピエロ ベイエリア本店

しばらくすると、注文したものが出てきた。
なるほど、これがご当地バーガー日本一で人気No.1のチャイニーズチキンバーガーか。
なぜ、チャイニーズチキンなのか?
ラッキーピエロのサイトを見ると、創業者である会長が、元々中華料理屋を経営していたことと、
会長の母親の得意なチキン料理を組み合わせて出来たものが「チャイニーズチキンバーガー」なのだそうだ。

チャイニーズチキンバーガー

ということで、そんな「チャイニーズチキンバーガー」
うむ。でかい。
甘辛い唐揚げとレタスとマヨネーズ。確かに中華っぽい。
食べていると、チキンがこぼれ落ちた!
危ない。もったいない。
テーブルの上だったので、3秒ルールで、そのまま食べてしまおう。
ジャケットの袖口にマヨネーズが付いた方が気になるな。
ここをよく汚す。

ラッキーポテトは、マグカップに入っている。
そしてマヨネーズとケチャップが、かけてある。
ポテトをこういう形で提供するって、すごいね。

ラッキーポテト

ウーロン茶も美味しい。
バーガー店のウーロン茶って、基本的に薄い感じでいまいちなのだけど、ここは自家製というだけあって、お茶っぽい渋みがちゃんとある。
さすがに、茶葉は作ってないだろうが、ちゃんと入れているということなのかな。

店内に1時間ほど滞在。
見るとほぼ満席に近い状態だ。
まだ昼前だから行列こそ出来ていないけれど、さすがに人気店だ。

11時頃に退店。
店のとなりにラッキーガラナの自販機があったので、自分への土産用の1本購入。
やっぱり北海道だしガラナも外せない。

ラッキーガラナの自販機
ラッキーピエロブランドのエナジードリンクや缶コーヒー等

さて、これから観光地を回ろう。

ということで、まずはさっき通過した「金森赤レンガ倉庫」へと向かう。

名前の通り、赤レンガの倉庫。
元々は「金森洋物店」が起源だという。
現在はショッピングモールやビアホール・レストランが入居する、函館の観光名所となっている。
ということなのだが・・・個人的には観光地のショッピングモールはあまり好きではない。
よほど欲しいものがあれば別だけど、観光地のショッピングモールって基本的にどこに行っても似たりよったりだからだ。

金森赤レンガ倉庫

金森赤レンガ倉庫に関しても、やはりショッピングモール的には、そんな感じだった。
もしかしたら、ここのオリジナル商品とかもあるのかもしれないけど、そういうものに興味がないのだから仕方がない。
やはりここは、倉庫自体の外観や赤レンガ倉庫が立ち並ぶ様を見学するのが良いと思う。
もちろん、買い物好きなら充分に楽しめると思う。

金森赤レンガ倉庫

そういえば、さっきとは別の中国人団体旅行客が列をなして、倉庫内を歩いていたな。
特に買い物をするではない感じだったが・・・

函館西波止場

次に向かったのは、赤い靴の少女像「きみちゃんの像」
雪深い中に、ポツンと立っていた。
これは、童謡「赤い靴」のモデルと言われている岩崎きみという女の子の像。
横浜に、赤い靴の像があることは知っていたが、なぜ函館に?
ということで、調べてみたら・・・定説としてこんな感じらしい。

赤い靴の少女像「きみちゃんの像」

岩崎きみの母親の岩崎かよは、当時3歳のきみを連れ本州から函館にきた。
そして、函館に在住していた宣教師のヒュエット牧師にきみを託した。
きみは牧師と共に渡米するはずだったが、結核となり横浜で病死
そのことを知らないかよは、札幌に移住
野口雨情夫妻と懇意になり、かよから話を聞いた野口雨情は、きみをモデルに『赤い靴』の詞を書いた。

ということで、Wikiには北海道に移ったとしか書いていなかったが、函館に移住したきたから、ここに像が建てられたのだそうだ。

「赤い靴」の歌碑
つららがすごいね

海の方へ移動する。
「新島襄の像」の像があった。
写真を撮ろうと思ったが、中国人カップルが撮影に夢中でとても像の写真を撮れない。
女性の方は、自分が来ていた上着を脱いで像にかけて、自分の写真を撮るのに一生懸命だ。
いつまでたっても、やめそうにないので、ここの写真は諦めた。
余計なことを言うと大騒ぎしそうだし。
ほんと迷惑だな。

海側から函館西波止場

その先にある「北海道第一歩の地碑」へ向かった。
それっぽい碑があるのかと思ったら、白いオブジェだった。
この隣に、東浜桟橋があり、そこが北海道第一歩の地ということらしい。

北海道第一歩の地碑

明治維新後、この北海道の地を踏むものがその第一歩を印したのが東浜桟橋であり、明治4年(1871年)に作られた。
当時、連絡船は沖に停泊し、客は艀舟でこの桟橋との間を行き来した。
この記念碑は、熊にいかりを配し、開道100年を記念して開拓に渡道した先人の足跡をしのぶと共に、北海道発展の未来を志向して昭和43年(1868年)9月建立されたものである。

なるほど。
熊と言われれば、確かにそう見えるかも・・・

東浜桟橋
明治天皇上陸記念碑

次に向かったのは、坂を上って少し行ったところ。
「函館市旧イギリス領事館(開港記念館)」

名前の通りかつてのイギリス領事館だ。
何度か立て直されているらしいが、この建物は1913年から1934年まで領事館として使用されていた。

入口が、なんとも裏口っぽいと思う。
しかし、ここの写真がガイドマップにも載っているからなぁ・・・

函館市旧イギリス領事館 入口

とりあえず中へ入ろう。
中に入ると、いきなり撮影スポットがあった。
王冠をかぶって椅子に座って写真を撮れということらしい。
まぁ、撮らなかった。

函館市旧イギリス領事館 最初の撮影スポット

その先に、売店とカフェの受付があった。
有料エリアの入場券売り場はどこだ??
どうやら、そのカフェの受付で入場券も販売しているらしい。
とってもわかりにくい。

受付で2館共通入館券を購入する。
函館市旧イギリス領事館・旧函館区公会堂・函館市北方民族資料館・函館市文学館のうち2館に入場できるチケットだ。
100円割引になっている。

函館市旧イギリス領事館
函館市旧イギリス領事館 領事執務室 リチャード・ユースデン領事

展示してある椅子に座ったり調度品に触ることも出来るのは良いな。
後半は開港ミュージアムとして、歴史や文化の紹介などが展示されていた。

函館市旧イギリス領事館 家族居室
函館市旧イギリス領事館 当時の写真
開港ミュージアム
開港記念ホール

一通り見学して退館。
さすがにさっき食べたばかりなのでカフェには入らなかった。

旧イギリス領事館から基坂を挟んで反対側に「ペリー広場」という広場があった。
ここには「ペリー提督来航記念碑」が建てられている。
さすがに、観光客は誰もいない。
雪の上に足跡がいくつか残っていたから、我々のようにたまに訪れる人がいるのだろう。
それでも、あまり多くないから雪で真っ白な公園だ。

1854年に、ペリー提督率いる黒船5隻が函館に来航。
その150周年を記念して、2002年に立像されたのが「ペリー提督来航記念碑」だ。

ペリー提督来航記念碑
ペリー提督来航記念碑横にあった足跡絵図

基坂を上り、元町公園に入る。
箱館奉行所跡とあった。五稜郭に移す前はここにあったということだろう。

箱館奉行所跡

詳しくはよくわからないが、明治期の函館の発展に尽力した4人の財界人。
今井市右衛門・平田文右衛門・渡邊熊四郎・平塚時蔵のブロンズ像が立っていた。

四天王像

そして「旧北海道庁函館支庁庁舎」
現在は、Jolly Jellyfishというお店として営業しているが、この時は冬季休業中。
確かに雪が深くて人が少ないからな。
営業中は建物の中を見学できるようだ。

旧北海道庁函館支庁庁舎

その隣の「旧開拓使函館支庁書籍庫」を見つつ、上にある「旧函館区公会堂」へと向かう。

旧開拓使函館支庁書籍庫

旧開拓使函館支庁書籍庫の横の坂を上がっていく。
さすがにこちらは結構人が多い。
しかし、韓国人と中国人ばかりだ。

「旧函館区公会堂」は、1910(明治43)年に竣工したコロニアルスタイルの西洋館で、国の重要文化財に指定されている。
中に入る前に、とりあえず写真を撮ろう。

正面は、それなりに雪がなくなっているが、全体を入れようと少し離れると雪が深い。
多少は足跡があるが、普通のスニーカーだとちょっときつい。
さすがに観光地だけあって、少し離れても観光パネルの前だけは雪がなくなっていた。

旧函館区公会堂
旧函館区公会堂 パネルを入れてみた

そして正面から中へ入る。
2館共通入館券を提示して奥へと進む。
大食堂とか今でも普通に使えそうだ。
エアコンではなく、ストーブが置いてあるのもなんか良い。

旧函館区公会堂 大食堂

シアターでは、旧函館区公会堂の歴史のようなものを放映していた。
普通に集会所を作ったら、なんか規模が大きくなって、このようになったと・・・
現代でもかなりのものだと思うので、明治時代だったら、相当なものなのだろうな。

旧函館区公会堂 シアター
旧函館区公会堂 事務室
旧函館区公会堂 寝室
旧函館区公会堂 御座所
旧函館区公会堂 大広間
旧函館区公会堂 廊下

2階には、大広間があり舞台の上にはグランドピアノが置いてあった。
舞踏会とか開いてもおかしくないような感じだな。
一回りして外へ出る。

旧函館区公会堂前からの眺め

まだ13:00過ぎくらいだ。
次は教会を回るのだが、その前に途中にある「船魂神社」で参拝。
北海道で一番古い神社で、ご利益は旅の安全なのだそうだ。
義経伝説の神社としても知られているらしい。
鎌倉時代の初め、源義経一行が津軽から渡航したとき、遭難しそうになったところを船魂明神の加護で無事上陸したという言い伝えがある。
そして境内には、童子が現れたとされる「童子岩」がある。

船魂神社へ行く途中
船魂神社
船魂神社
船魂神社 童子岩 

参拝をして、おみくじをひこうと思って社務所にいったら、なぜか誰もいなかった。
仕方ないので、ここでのおみくじは諦めた。

船魂神社から

船魂神社の後、少々休憩をしようということで立ち寄ったのが
「茶房 菊泉」

茶房 菊泉

ここは1882年(明治15年)創業の酒問屋の別邸として、主と家族が住んでいた住居なのだそうだ。
酒問屋は1944年に廃業したが、1990年までは住居として利用されていた。
函館市の伝統的建造物に指定されたことをきっかけにリノベーションを行い、茶房として活用されることになったのだそうだ。

詳しくはわからないが「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボもしているらしい。
「ラブライブ!サンシャイン!!」内ユニット「Saint_Snow」のメンバー二人、鹿角姉妹の生家ということになっている。
なんか、ラブライブはいろいろなところでコラボしているな。

店内に入ると靴を脱いで受付カウンターへ。
カウンター前には、AKB48メンバーと、「ラブライブ!サンシャイン!!」の鹿角聖良役声優、田野 アサミのサインが飾られていた。
AKB48の方は、なんかの番組でここに来たみたいだな。

茶房 菊泉

さて、ここの注文カウンター・・・なぜか掘り炬燵っぽくなっている。
注文するのに、座らないと注文できない。
それはちょっと面倒だ。
とはいえ仕方ないので、掘り炬燵カウンターに座る。
そして注文。

アイスクリームと最中のセットを注文。
セットの飲み物は函館珈琲
+250円で、チョコレートようかんを付けられますよ。というので、せっかくなので付けてみた。

注文をして奥の席へ。
窓際の方にはテーブル席、部屋の中は畳席だ。
入口に近いところに囲炉裏があって、その隣にも小さい席があった。
その囲炉裏横の席にした。
もちろん囲炉裏には火は入っていない。

茶房 菊泉

調度品とか、明治というより昭和っぽい感じがする。
そういえば、我々が入店して、すぐに満席状態になっていた。
ちょうど入れてラッキーだった。

しばらく待つと、アイスクリームと最中のセットが運ばれてきた。
モナカが皮と餡が別々になっている。
こういうスタイルは初めてかな。
自分で皮に餡を挟み込みます。
後でメニューを見たら、アイスモナカにしても良いように別々になっているようだった。
それは気付かなかったな。試してみればよかった。

アイスクリームと最中のセット+チョコようかん

チョコレートようかんは、あまりチョコ感はないが、甘すぎないようかん。
ねっとりしたガトーショコラという感じかな。
個人的には、ちょっと物足りない感のあるようかんだった。

函館珈琲は、特に変わった感じもなく、飲みやすい。
これも調べてみたら、特に函館珈琲というものがあるわけではないらしい。
ただ全国で最も早い時期にコーヒーが飲まれた地域のひとつで、コーヒー文化が根付いているということで、老舗コーヒー店の事も函館珈琲というのだとか。
それか「函館珈琲」という映画があったようなので、そこから生まれたコーヒーなのか?

1時間ほどで退店。
次へ向かおう。

少し先には「八幡坂」
坂は数多くあるが、なぜか「八幡坂」だけは、ビュースポットとして紹介されている。

これも後からだが、北島三郎の母校である函館西高校があった。
確かに、西高校という文字は記憶にある。
そして、そこからの眺めが絶景!ということなのだが、この時はそうでもなかった。
おそらく夜になると、イルミネーションで綺麗になるのだろう。
あと、この坂は昭和の頃だと思うが「チャーミーグリーンを使うと手をつなぎたくなる」CMの撮影現場なのそうだ。
あらため、youtubeで当時のCMを見てしまった。

八幡坂

ここからは、教会をいくつか回っていく。
まずは八幡坂沿いにある「シャルトル聖パウロ修道女会函館修道院」
とはいえ、ここは普通の修道院。
なので外観だけの鑑賞という感じだ。

シャルトル聖パウロ修道女会函館修道院

そして次は「函館ハリストス正教会」
1860年に日本で最初のロシア正教会の聖堂「主の復活聖堂」として建てられた。
現在は国の重要文化財となっている。

函館ハリストス正教会 正門

正門は雪で凍結のため閉鎖中。西門の方へ回る。
冬場は、お祈り以外での拝観は中止となっていて中には入れない。
しかし、この建物だけでも雪の中でとても良い雰囲気を醸し出している。

函館ハリストス正教会 西門
函館ハリストス正教会
函館ハリストス正教会

カトリック元町教会次に向かったのは「カトリック元町教会」
ゴシック建築のローマ カトリック教会。
調べてみたら、こちらは1859年に最初の教会が建てられている。
日本で最も古い歴史をもった教会のひとつなのだそうだ。
同じキリスト教でもロシア正教会とローマカトリックでは、かなり異なるのだろう。
現在の教会は5代目なのだそうだ。

カトリック元町教会

中に入る前に、左側の奥。
教会の裏に近いところまで行ってみる。
ここには「ルルドの洞窟」がある。
フランスの「ルルドの洞窟」を再現したもの。
しかし冬場は雪で覆われて、気付かない人も結構いるのではないかな。

カトリック元町教会 ルルドの洞窟

そして教会の中に入る。
ここも中は撮影禁止。

中に入ると厳かな雰囲気。
なかなかこういう教会に入る機会はないので、雰囲気だけでも充分に味わう。

カトリック元町教会 入口前

壁にある14景の十字架の道行はローマ法王ベネディクト15世から贈られた日本唯一のもの。
これはキリスト教徒ではなくても、見ごたえがあるし、勉強にもなった。

次に向かったのは、坂を上ってすぐのところにある「函館聖ヨハネ教会」
ここは最初、門の前で入っていいのかどうか躊躇した。
でも、雪の上に足跡もあるし、たぶん大丈夫だよな・・・
と敷地内へ。
こちらは1979年に建てられ、珍しいドーム型をしている。
外から写真を撮っていたら、スタッフらしき人から、中に入れますよ!と声をかけられた。
それではせっかくなので・・・と中に入ってみる。
小さくてあっさりした教会だというのは、事前に確認してあったが、確かにその通り。
教会なんだけど、アットホームな感じがする。
写真を撮る場合は声をかけてくれと書いてあったけれど、やはり教会の中での撮影は遠慮しておこう。

函館聖ヨハネ教会

教会を後にして、次に向かったのは「函館護国神社」
当初は予定していなかったが、予定より時間が早かったので立ち寄ることにした。
「函館ロープウェイ山麓駅」の前を通って少しいったところにある。
さすがに、この時間はまだロープウェイも空いているようだ。

函館ロープウェイ山麓駅

「函館護国神社」に到着。
鳥居までの階段はある程度雪がなくなっている。
ここは戊辰戦争からの様々な戦争において亡くなった御霊をお祀りしている。

函館護国神社
函館護国神社
函館護国神社
函館護国神社
函館護国神社

さすがに境内は雪が積もっているな。
それでも拝殿までは問題なく行かれるので参拝をする。
ここでのおみくじは吉か。

函館護国神社

一通り参拝を済ませたら、ちょうど良い時間だ。
ホテルへ向かおう。

ここで経路を確認する。
徒歩で行っても、バスを使っても、ほとんど時間が同じだった。
それならば、運動不足解消も兼ねて歩いていこう。

神社の前の坂を下っていく。
歩道は雪が積もって、それが固まっている。
ちょっと歩きにくいけど、ぬかるんでいないから、まぁ良いだろう。
ところどころ車道の方を歩く。
圧倒的に交通量が少ないから、車道を歩いても、それほど危なくない。
そしてまっすぐ函館駅の方へ向かう。
さすがに駅に近くなると交通量も増えてくる。

函館護国神社前の坂
途中の公園

駅近くまで来たら、ホテルへ行く前に、観光案内で必ずでてくる「大門横丁」へ立ち寄る。
ここで店に入るつもりはないけど、一応どんなところか見ておきたかった。
時間が早いから、まだほとんどの店が閉まっている。
一応屋台村っぽい雰囲気の、飲食店街。
夜だったら、また印象が変わるんだろうな。
まぁとりあえず今回は店に入らないので、次に来ることがあったら寄ってみてもいいかもしれない。

大門横丁
ホテル近くのイルミネーション まだ明るいからいまいち

そしてホテルへ。
大門横丁からは、徒歩5~6分のところ。
今回の宿泊は「スーパーホテル函館」

スーパーホテル函館

スーパーホテルへの宿泊は初めてだ。
まずチェックイン。
受付で普通にチェックインだ。
そこでスーパーホテルについて、簡単に説明を受けた。
ウェルカムドリンクが飲み放題というのはいいな。
部屋は、ベッドが入ってぎっしりという感じで狭い。
基本的に寝るだけだから、それも問題ないか。

スーパーホテル函館

部屋で1時間ほど休憩。
17:30頃になって再び外へ。

函館といえばジンギスカン。
ジンギスカンの店はいくつもあるけれど、今回は無難なところ
「元祖 箱館ジンギスカン 羊の家」

調べてみると、もっと人気店や有名店もあるらしいが、駅近くで無難なところを選択した。
この時間なら予約しなくても大丈夫だろう。

雪が積もっている中を歩いて10分弱で店に到着。
なかなか小洒落た店構え。
入口がめちゃくちゃ滑りやすい。

元祖 箱館ジンギスカン 羊の家

店内に入って人数を伝えると、準備をするのでしばらくお待ちください。
ということで、椅子に座りしばし待つ。
ほどなくして2階へのご案内となった。

ここは2人席が多く、そのほとんどが横並び席だ。
珍しいな。

食べ放題もあるが、それには食べようと思っていたサフォークラムや壷漬けジンギスカンは含まれない。
それに食べ放題にするほど食べないので、アラカルトで注文する。

ということで注文は以下の通り。

サフォークラム
ラム3種盛り(特上生ラム・丸ラム・生ラム)
壷漬けジンギスカン
焼き野菜の盛り合わせ
ラムの唐揚げ
ラム餃子
野菜スープ
コアップガラナ

サフォークラムは、通常はバラ肉を提供するのだが、バラ肉が品切れでロース肉となると言われた。
好みの問題だが、とりあえずはどちらでも問題ない。

サフォークラム・壷漬けジンギスカン・ラム3種盛り

まずは3種盛りの生ラムから頂こう。
牛脂でジンギスカン鍋に油を塗って・・・
野菜を回りに敷き詰める。
そして中央に肉を乗せる。

焼き野菜の盛り合わせ

久しぶりのジンギスカン。
数年前に東京で食べたが、正直あまり記憶にない。
普通の生ラムは、いかにもラム肉という感じの味だ。
特上生ラムは、生ラムに比べて癖がなく食べやすい。
単品だと値段が倍になる。これが価格の差なのか。

ジンギスカン

さてメニューには超稀少と書いてあったサフォークラム。
サフォーク種と呼ばれる家畜として飼育されるヒツジの一品種。
顔が黒いのが特徴。
そして 北海道産のサフォーク肉は生産量が少なく貴重な高級食材なのだそうだ。
肉質は、適度なサシがあり、歯ごた えはあるがしっかりと噛み切れるほどの柔らかさ、羊独特の匂いが少なく食べやすいのが特徴。
日本を代表する最上級のラム肉と称されている。
確かに、癖もなく食べやすい。美味しいといえば美味しい。
癖が無さ過ぎて少々物足りないような気がしなくもない。

丸ラムは、ラム肉をロール状に巻いて丸い棒状に成型してからスライスした肉。
ハムのような感じもしなくもない。
ひと昔前は、ジンギスカンと言えばこのスタイルが一般的だったらしい。
丸くスライスしてあっても、焼く時にバラバラになってしまうな。

壷漬けジンギスカンは、壺の中でタレに漬けこんである肉。
焼いたらそのまま食べる。
タレにしっかり漬け込まれているので、臭みも癖もないように感じた。

ラムの唐揚げ
ラム餃子

唐揚げと餃子に関しては、想像以上の味ではなかった。
美味しいけれど、あまりラム感はなかったな。
当然といえば当然かな。

野菜スープは2人前注文しようとしたら、1つが大きいと言われたので2人で1人前。
確かにこれで充分な量だった。

野菜スープ

ちょっと量が多かったな。
餃子は頼まなくても良かったかもしれない。

お会計は2人で8500円くらい。
食べ放題にしても同じくらいの金額だけど、内容的にアラカルトで正解だった。

時間は19:16
函館山ロープウェイのサイトで混雑状況を確認すると、上りは待ち時間0分。
展望台は、やや混雑くらいの状態。
下りは20分くらいの待ち状態。
だとしたら、これから向かえば、ほぼ混雑状態なしで展望台まで行かれそうだ。

ということで会計を済ませ、函館市電の停留所へと移動する。
といっても、店の斜め前がすぐに停留所(函館駅前)だった。

函館市電

発車時刻に合わせて店を出たので5分も待たずに市電はやってきた。
そして乗り込む。
PASMOが使えるのもありがたい。
時間的にそれほど混雑はしていないかな。
函館駅前から3つ目。十字街で降車する。
やはり多くの人がここで降りる。行先は皆同じだな。

徒歩で約10分。雪の積もった道を歩く。
函館山ロープウェイ山麓駅に到着だ。
途中の坂道の一部が非常に滑りやすくなっていた。

函館山ロープウェイ山麓駅

チケット売り場も、行列は出来ていない。
日の入りの前後1時間くらいは、大行列になるという記事を見たし、写真も見た。
なので当初は来るつもりはなかったのだけど、これだけ空いていれば問題なしだな。

函館山ロープウェイ山麓駅

券売機で当日券を購入する。
大人1800円。
そして3階のロープウェイ乗り場へと向かう。

ちょうど前のロープウェイが出たばかりだったようで、ゲートは閉じていた。
そのおかげか、列は先頭になった。
ロープウェイが入ってきて乗り込む。

到着したロープウェイ

夜景側の一番前を確保できた。
しばらくして動き出したが、やはり時間帯的にまったく混雑していない。
10人くらいしか乗っていない。
ロープウェイ自体が125人乗り。
混雑時は、これがパンパンな状態で5分毎に展望台に人を送り込むのだから、そりゃ展望台は激混みになって当然だな。

ロープウェイの中からの夜景

約3分で展望台に到着。
ロープウェイを降りて、そのまま山頂展望台の屋上へと案内される。

20時少し前。
それなりに人は多いけれど、混雑って感じはしないな。
普通に良いポジションで撮影できる。
展望台自体は、それほど広くないので、こんなところに5分毎に100人以上も来たら、そりゃ身動きも取れなくなる。
展望台の手すりから落ちそうになるくらい人が溢れている写真もみたことがある。

さて「日本三大夜景」「100万ドルの夜景」とも言われている函館山からの夜景。
一番のベストタイムは、日没から約30分後と言われている。
ガイドブックとかに載っている写真は、だいたいその頃だな。
だから、その時間帯が一番混雑するのだけど、完全に日が落ちた状態も悪くないんじゃないか。
いや寒いなか大混雑で身動きが出来なくなることを考えたら、よっぽどこっちの方が良い。

函館山展望台屋上から

屋上展望台で一通り夜景を見て写真を撮ったあとは2階展望台の山頂広場へと移動する。
ここに来ると人はまったくいない。
確かに建物が邪魔になって、屋上ほど夜景は見えない。
この時は、ここが漁火公園だと思っていた。

函館山展望台2階から

それにしても、やはりそこまで寒くないな。
10年前の同じ時期に行った札幌もいわ山展望台の方が、よっぽど寒かった。
あの時は、寒すぎて展望台に数分しかいられなかった。

ある程度満足したので、そろそろ下に降りようと、ロープウェイ乗り場へ移動。
下りもまったく待ち時間はなかった。
とはいえ、時間的に降りる人は多いので、そこそこの人数がロープウェイに乗り込む。
でも、30人程度かな。

山麓駅に到着だ。
一番ベストな時間帯ではなかったけれど、個人的にはこれで充分だ。
翌週から春節で中国人が大挙として押し寄せるだろう。
そうしたら、この時間帯でももっと混雑していたかもしれない。
もしベストな時間帯に来ようと思ったら、シーズンオフの平日に来るのがいいのだろうな。
1800円も高いかなぁ・・・と思ったが、記録を見てみたら10年前のもいわ山も1700円。
そう考えたら、そこまで高くないのかもしれない。

山麓駅から、来た時の逆で十字街の市電乗り場へと向かう。
乗り場について5分ほどで市電が来た。
座れないけど、そこまで混雑はしていないな。

十字街の市電乗り場

当初は函館駅前で降りようと思ったけど、さすがに疲れてきたので、その次の松風町まで乗る。
ここからならホテルまで徒歩3分程度だ。

市電を降りてホテルに向かう途中にセイコーマートがあるので立ち寄る。

セイコーマート

ホテルに戻って1階のドリンクバーで飲み物を。
そして部屋には最低限のアメニティしかないので、パジャマを含めいくつかのアメニティを1階からもっていく。
部屋に戻ったら21:15頃。

ここのホテルは、天然温泉が付いている。
しかし3人も入れば一杯だという狭さ。
部屋のテレビで、混雑状況が確認できるようになっているので確認すると、混雑していますとなっていた。

まぁ、そうだよなぁ・・・と思いつつ、結局温泉には入らず、部屋の風呂に。
時間帯によって男性・女性の入浴時間が決まっているので、男性は朝6:30まで入れる。
ならば温泉は朝余裕があったら入ればいいかなぁ・・・
結局、翌朝も温泉には入らなかったが、温泉が目当てではないから、それはそれでいいか。