今年の10月はどうしようかなぁ・・・
結構前から思案していた。
混雑しているところも嫌だし・・・4~5日と、11~13日の中で探してみた。
やっぱり3連休の方は、早い時期から埋まっている。
もちろんお金をかければいくらでもあるけれど、それもなんか違う。
ならば4日で・・・こちらも結構早くから埋まっていた。
今年は、なんか早い。
ふと思いついたのが草津。
昨年四万温泉に行っているし、草津ならその途中だし・・・そんな感じで調べてみると、草津も結構埋まっている。
で、一か所良さ気なところを見つけた。
アクセスを調べてみると、池袋からバスで行かれる。
こいつはいい。
今まで行ったことなかったので、草津にしよう。
ということで、今年は草津に行くことにした。
さて4日の朝。
池袋に9:50に集合となっていた。
多少余裕をもって、8:35に自宅を出発だ。
土曜の朝、なぜか電車は混雑している。
巣鴨に到着したら、山手線が遅れていた。
遅れているだけで止まっているわけではないから大丈夫だろう。
5分ほどの遅れで、山手線が到着。
池袋ではなく大塚までなので1駅だ。
わずか一駅だと電車が遅れると、とても損をしたような感じになる。
巣鴨から大塚まで歩いて14分・・・いやさすがに歩いていくよりは早かったか。
大塚で降車して、そこから徒歩でサンシャインバスターミナルへと向かう。
池袋駅からよりも、大塚駅からの方が早いのだ。
大塚駅から徒歩約13分だ。
池袋駅からも、せいぜい1分くらいの差だけど、大塚から池袋へ移動する時間を考えたら、大塚から歩いた方が早い。
途中のファミマで飲み物だけ購入してバスターミナルへ到着。
時間は5分くらい前だ。
トイレに行って・・・
バスターミナルには着いたけれど、どこにバスが停車しているかわからない。
待合室で一応確認してもいまいちよくわからない。
ちょうど到着したバスがあったので、そっちへ行ってみた。
するとそのバスの前で、草津行きだとアナウンスを始めた。
あ、これだこれだ。
ちょうど良かった。
一応、ドライバーらしき人に行先を確認。
間違いないということで、名前を告げてバスに乗り込んだ。
思ったより小さいバスだな。

バスは定刻通り10時に出発だ。
バスの中はWiFi環境も完備。若干狭いことを除けば充分だ。
ここから、まず上里サービスエリアまで向かう。
約2時間だ。
ボーっとスマホを見ていたら、上里サービスエリアに到着だ。
ここで約15分の休憩。

時間的にもお昼だけど、さすがに何か食べている時間はない。
なので、おにぎりとサンドイッチを購入した。
15分休憩はあっという間に終了。
再びバスで出発だ。
次の休憩地は約2時間後、八ッ場 湖の駅 丸岩だ。
購入した、おにぎりとサンドイッチを食べたら、あとはウトウトした状態で約2時間。
さすがにスマホを見ているのも疲れたしな。

出発してしばらくすると、電話がなった。
なんだろう???
バスの中なので、出ようかどうか躊躇したけれど、一応でてみた。
おや、ペンションからの電話だ。
なんでも、草津バスターミナルに到着したら迎えに行くから電話してくれということだった。
でもまぁ、チェックイン予定よりも、かなり早く到着する予定なので、これはお断りをした。
歩いたって20分程度の距離だし。
八ッ場 湖の駅 丸岩に到着。
ここから草津バスターミナルまで30分かからないくらいなので、なんでこんな中途半端なところで休憩するかな?と思ったら、ここは今乗っている高速バスの会社が作った施設だという。
旧長野原町役場庁舎を再現しているというので、あまり観光施設っぽくはないかも。

ここは、水陸両用バス「にゃがてん号」の発着駅にもなっていて、ちょうど停車していた。
ここから八ッ場あがつま湖や八ッ場ダム周辺を遊覧するバスだという。
2023年8月からだというから、結構最近だな。
そもそも八ッ場ダムが2020年に完成したというから、まだまだ新しい施設だ。

ここも休憩15分なので、トイレに行って周りをぐるっと見てバスに戻る。



湖の駅 丸岩を出発して約30分。
草津温泉バスターミナルへ到着した。
時間は14:25頃。
予定より15分ほど遅れたが、渋滞を考えたら充分だ。

さてバスを降りて、とりあえず湯畑の方へ行ってみよう。
かろうじて雨も降っていないけど、いつ降り出してもおかしくない空模様。
そのおかげか、湯畑周辺でもさほど観光客は多くない。
時期的に中国が国慶節のため、大量の中国人が押し寄せているのではないかという懸念があったが、ほとんどいなかった。
さて湯畑。
草津温泉の象徴的な場所だ。
思ったよりこじんまりとしている。
でも凝縮された感じで悪くない。
やっぱり実際に現地に行ってみると印象が変わるものだ。






湯畑周辺を軽く散策して、そのまま近くのカフェへ入店。
「茶房ぐーてらいぜ」
草津最古の宿・日新館の風呂場の構築をそのまま残して店舗としたという。
混雑しているかなーと思ったけれど、案外そうでもなかった。


店に入って、席を確保してから、カウンターで注文をするスタイル。
さて、どうようかな。

今月のコーヒー「ケニア レッドマウンテン」
「ゴルゴンゾーラとはちみつのチーズケーキ」
これを注文。
席に戻ってしばらくすると品物が出てきた。
チーズケーキは、フルーツとホイップクリーム付だ。
ゴルゴンゾーラのケーキは初めて食べたけど、思ったより癖がなくて美味しい。
むしろブルーチーズの独特な風味がアクセントになって、普通のチーズケーキより美味しいと思う。


コーヒーも美味しい。ケニアは初めて飲んだ。
「甘酸っぱさと香りを持ち~」と書かれていたので、酸味がどうかなーと、ちょっと気にはなったけど、
実際飲んでみると、気になるような酸味ではなかった。
むしろコクがあって飲みやすい。
これも好きな味だ。
お店自体もなんとなーく、のんびりした時間が流れている。
これはやっぱり草津温泉という場所的なものなんだろうな。
さてペンションには16時頃にチェックイン予定なので、15:30頃には店を出た。
少々雨が降ってきたけれど、これでくらいなら大丈夫かな。
途中にある「白根神社」に立ち寄っていこう。
湯滝通りという通りを進んでいくと、神社の方へ向かう路地があった。
特に参道というわけでもないので結構わかりにくいな。

白根神社は草津の温泉を発見したとされる日本武尊を祭神とした神社。
明治6年に旧社地から現在の囲山に社殿を奉還し改築されたものだそうだ。



もう少し参拝客が多くてもよさそうだけど、神社に興味がなければわざわざ来ないのかもしれないな。
その奥にある沼神社にも参拝だ。
こっちは名前の通り水を司る神社なんだそうな。

途中に、芭蕉句碑やお化け灯籠といった案内板はあったけれど、今は雨も降っているし、別の機会にすることにして神社を出た。
元来た道ではなく神社の裏の方へ進む。
よくわからないが、おそらく囲山公園だろう。
敷地内に土俵が作られていた。
これは、近くに日本相撲協会 相撲研修道場があるからなのだろう。

ここからペンションまで徒歩15分程度だ。
雨もそれほどひどくない。
山の上の方へ登っていく感じだけど、それほど急坂でもないのがうれしい。
ベルツ通りという通りを進んでいくと、草津ナウリゾートホテルという見るからに高級そうな大きいホテルがあった。
そのホテルの前を通り過ぎて、すぐのところ。
この辺かなぁ・・・と思ったところにちょうど看板があった。
「陽のあたる場所」

思った以上に、殺風景だった。
看板も見逃しかねないかも。
パッと見た感じ、ペンションというより寮とか合宿所といった感じかな。
実際中に入った感じも、そんな感じ。
だけど、そんな感じなのが気負わなくてよい。
受付でチェックインを済ませて部屋へ。
部屋は2階の端。
室内は洋室だけど、結構広い。
ホテルと違って、ペンションってだいたいどこも部屋が広い。これもうれしい。

ちょうど16時頃だな。
夕食は18:30だというので、まずは温泉に入ろう。
温泉は一階の奥に2つ。
空いていれば、24時間いつでも貸切で利用できる。
岩風呂と檜風呂があった。
まずは岩風呂だな。
それほど大きくはないけれど、2~3人で入るには充分な大きさだ。
露天ではないけれど、窓を開ければ露天っぽい感じになる。
草津温泉は、強酸性で殺菌力や効能が強いというのが特徴。
pH2前後というのであ、レモン汁や酢に近いという。
まぁ、源泉に1円玉を入れると数日で溶けてしまうと言われているだけのことはある。
疲労回復にも効果的だというので、最近疲れ気味な身体にちょうど良い。


しかし結構熱いし、あまり長湯するのも良くないとも言われているので、20分ほどで一旦部屋に戻る。
まだ時間は早いから夕食前にもう一回くらい入れそうだ。
30分ほど部屋で休憩して、再び温泉へ。
今度は檜風呂の方へと入ってみる。


基本的な作りは岩風呂と同じだけど、なんと洗い場が畳敷きだ。
印象としては檜風呂というより、畳風呂だ。
でも、畳だと小さい子供とかと入っても、そこに寝かしておけるような気もする。
実際、この日も子供連れの家族が泊まっていた。
こっちも20分程度で出て部屋へ戻る。
しばらく休憩したら18:30ちょうどくらいに一階の食堂へ移動。
夕食だ。
我々の他は一組だけかな。
しかし、この食堂を見ると、ますます寮っぽいぞ。
大学かな?サッカーやラクビーのユニフォームや旗が壁にかけてあった。
食事は洋食のフルコースということになっている。
席に着くと、さっそく料理が運ばれてきた。
まずはスムージーとオードブル。

群馬で改良された魚。名前を忘れたけど調べてみたらおそらく「ギンヒカリ」
シャインマスカットを生ハムで巻いたもの
もう一品は、記憶があいまいだがたぶんジャガイモの何か。

次に、サラダと玉ねぎのスープ。
あまりこういうところで玉ねぎのスープって出てこないからうれしい。

魚料理は、カジキだという。
カジキの上に、マッシュポテトが盛られ、そこにズッキーニとエリンギ
そしてトマトソースがかかっている。
結構手の込んだ仕上がりになっている。

メインは牛フィレのステーキだ。
大根おろしが乗っているので、かなりさっぱりしていた。

デザートに、抹茶と黒蜜のケーキ
メロンとキウイが添えられているのもいい。

しかし・・・一品づつ出てくるから食べている時は気付かないのだけど、コース料理はやっぱり最終的に結構なボリュームになるな。
でもまぁ、美味しいからいいか。
どれをとってもハズレがないっていうのも珍しいな。
時間は19:20頃だ。
食後は一旦部屋に戻って、改めて湯畑の方へと行ってみよう。
外へ出ると、雨がなんとなーく降っている感じがする。
霧雨より少し強いくらいかな。
街灯もあまりない暗い道を湯畑の方へと向かう。
19:50頃、湯畑に到着だ。
夜の湯畑見学は後回しにして、まずは「熱乃湯」へ。
「熱乃湯」では、昼間は湯もみショーをやっているが、夜は落語をやっている。
せっかくなので、落語を聞きにきた。
事前予約してあるので、受付で名前を伝えチケットを受け取る。
そして中へ入る。
なるほど、こんな感じなのか。
ステージの前が湯もみショーの会場となっているので、そこをぐるっと取り囲むように客席がある。
正面はもう埋まっているので、ステージに一番近い横の席へ。

ここは、基本的に二ツ目の落語家が出演されている。
この日の出演は「三遊亭小とり」さんだ。

演目は「動物園」「ぞろぞろ」
なんか妙にダジャレが多かった。
昭和世代ならわかるようなネタが多かった気がするな。
ある程度の年齢がいった人でないとわからなかったのではないかな。
しかしあの場所で落語を聞くというのは、なんか座席が結構きついな。
生落語は、なんだかんだと20年近く振りのような気がする。
前は大阪のなんばグランド花月だった。
45分の落語を堪能して外へ。
雨は上がっている。
夜の湯畑をざっくりと観光。
やっぱり昼間より夜の方が雰囲気があってよい。
気温が下がっているから湯気も昼間より多くて幻想的になっている。
観光客も昼間より多いんじゃないかな。



湯畑の隣にあるセブンイレブンで、飲み物だけ購入してペンションに戻ることにした。
そういえば、海外だとドリンク剤のようなものを買うけど、国内だと買わないな。
なんでだろ。

戻りもさっき来た道を戻る。
一度来た道だから、迷うこともないけど、暗いから気を付けないと。

ペンションに戻ったら、また温泉にいこう。
これからは出かけることもないから、浴衣に着替えて温泉に。
今度は岩風呂の方へ入る。
夕方より熱い気がするけど、それは気温が下がったからだろう。
その後部屋に戻ってしばし休憩。
寝る前にもう一回入ろうかと思ったけれど、疲れが勝ってしまって、そのまま寝ることにした。
