【ラスベガス】2003年10月18日

6時頃、ウトウトしかけてまた目が覚めた。
同室のイビキのうるさいヤツが、今日はグランドキャニオンツアーのため早いのだ。

で、ぼーっと様子を見ると、チップを置かずに出ていこうとする。
欧米のホテルに泊まってチップを置かないってのは、マナー違反だ。
っていうか、こいつのために自腹切るのは冗談じゃないし、かといって、そのために適当な清掃とかされたらたまったもんじゃない。

ので、呼び止めて、チップを置かせる。
ガイドブックを散々読んでいるくせに、こういうことはまるっきりわかってない。
まぁ、こいつは仕事の面でも全てにおいて、中途半端で詰めが甘い・・・

さて、こいつが出ていって、なんかようやく眠りにつけたって感じだった。
再び目が覚めたのが8時

まだ、なんか頭痛がするがとりあえずシャワーを浴びる。
なんとなく体がダルい。
それでも9時には、ホテルを出発。
今日は誰の世話もしない、関わらないと決めてあるので気は楽だ。

まず最初に歩いて「Monte Carlo」へ行く。
今夜のショー「Lance Burton Master Magisian」のチケットを取りに行くのだ。
Lance Burtonは日本にも公演に来る、ベガスを代表するマジシャンだ。
事前に予約してあるので会場のとなりのチケットボックスで、WillCallと告げる。
クレジットカードを渡して、さくっと1人分のチケットが発券される。
チケットには、Single Seatとスタンプがあった。

そして、そのまま歩いて「V」の会場である「Venetian」まで
距離にすると軽く5km以上ある距離だ(笑)
メイン通りであるストリップ大通りの端から端までみたいなもんだからしかたねーな
タクシー使えば早いのだが、昨日食べ過ぎているので歩きたかったのだ。

そしてVenetian・・・ホテルの中が、妙な香が充満している。
去年はこんなことなかったんだが・・・
なんかお香の香り。
ただでさえ頭痛の頭に響いてクラクラする。
ホテルの一番奥の方にある、C2Kシアターの横にあるチケットボックスで再びWillCall
しかし、なんかうまく通じない。

一度なぜか当日券を2枚発券されるし・・・予約もないとか言われる・・・
なんかわけわからんなぁ・・・と思っていると、どこからかチケットが出てきた。
ホテルのサイトで予約したので、本来なら予約の時点でカードにチャージされているはずの料金が、実はチャージされていなかったらしい。
(後日、これはチャージされていたことが判明。2重取りされてしまった。
カード会社に文句を言って、ホテル側にもメールをしたが、Vそのものに電話をしろという返事。
そうこうしてるうちにVがVenetianから移動してしまった。
電話代も馬鹿にならんので、結局泣き寝入り・・・)

そのため、探す場所が違っていたようだ。
と、一連のやりとりから推測
まぁ、なにはともあれ無事チケットをゲットできたので、Venetianを後にする。

今度は今来た道を反対に向かって歩いていく
この時点で時間は12時ちょい前
あまり日本人には馴染みのない、昼間のショーを見るためにまず「Harrah’s」へ。
「Mac King Comedy Magic Show」というのが13時から。
しかし会場に行ってみると、「Today’s show was canceled.」
別に予約してたわけじゃないけど・・・予定が狂った(-_-;;

気をとりなおし、「Harrah’s」を後にする。 次のホテル「Flamingo」へ向かう。
その途中のホテルではない普通のカジノ。
入り口に、「ラーメン、うどん」という日本語でかかれた看板・・・

普段なら海外に来てわざわざこういうものは食べないのだけど、どうにも体調がすぐれないのと、アメリカでラーメンってのも興味があるので食べてみることにした。
そのカジノの一番奥のフードコーナーの一角にあった。
スタンド形式の店
ラーメンは「Soy sauce Ramen」うどんは「Tenpura Udon」と、そのまんまで表示されていた。
頼んだのはSoy sauce Ramen
味の方は、基本的に出来合いの業務用素材の組み合わせなんだけど、意外にも下手な日本の店よりまとも。
量は、アメリカにしては少量かも。
もちろんそれでも充分多いんだけど・・・

なんとなく満足して、改めて「Flamingo」へ。
ここでは「Bottoms Up」というショー。
こちらも日本では馴染みが薄いが現地では有名なアフタヌーンショー。
ラスベガスで唯一という昼間のトップレスショーだ。
ホテルの入り口でなにやらチケットを配っているので受け取ってみる。
Bottoms Upの割チケだ(笑)

こいつはラッキー!ということで、それをもってチケットボックスへ。
$12.95が$8で見れるわけだ。
結構お得。
チケットを受け取った時点で13:30。
14:00からのショーなので列に並ぶ。
案内制なので、チケットを見せてあとについていく。

チップをはずめば、結構いい席に案内してくれるというのだけど、チップを渡すタイミングが、いまいちわからない。
でもまぁ、案内してくれた席がそこそこの席なので、席についてからチップを渡す。
はじめは妙にすいていた後ろ側も開演近くなるとかなりの入りとなる。

ショーの内容は、完全なコメディショーだ。
いきなり最初はトップレスダンサーの踊りから始まったが、すぐにコントとなる。
ものすごくくだらないものから、結構レベルの高いものまねまで多数。

トップレスダンサーも、乳首を目に仕立てて腹に顔を書いてコントをやっている。
ものすごく馬鹿馬鹿しくて、それでいておもしろい。
英語で、長々と早口でまくしたてる部分はさすがに、意味不明な部分があるけど、それ以外はなんとなくでも意味がわかる。

コメディショーは、どうしても英語の壁があって日本人には人気がないけど、多少なりともわかる人は見る価値あると思う。現地の妙な盛り上がりを実感できるし。
そんなこんなで、約1時間のショーは終了。

歩いて「Aladdin」に戻る。
やはり頭痛が続いているので、1時間ほど仮眠をとる。
というか17時過ぎに同室のやつが、グランドキャニオンから戻ってきたので目が覚めてしまっただけだが・・・

まぁ、時間もちょうどいいので、そいつのことは無視して、タクシーで「Venetian」へ。
そういえば、この時点でAladdinのタクシー乗り場のポーターにも覚えられて妙に仲良くなっていた(笑)

さて、「Venetian」
昼間チケットをとりにいった「V」が18時からだ。
17:30頃に会場へ。
チケットはVIP席。
他の人と入り口が違うのがなんとなく気分がいい。
VIP席は、ステージの前のテーブル席。
一般席は、テーブル席から結構うしろで、1段高くなっているところ。
さらにバルコニー席は2階で遠い。
VIP席の真ん中辺に案内される。

始まるまで、座席でしばらくぼけーっと休憩
18時になりほぼ定刻で始まる。
最初から双子(?)のコメディアンがMCをしながらとばしまくる。
出し物としては、まず中国の雑技団4人組のポールを使ったアクロバットに始まり、VIP席の上空を飛び回る空中アクロバット、ボーリングのボールを使ったジャグロングや、超スピードの物まね連発、お客をステージに上げ変なマスクをかぶせてコントのダシに使うなどなど。
VというネーミングがそもそもVarietyのVらしいので、確かに名前の通りバラエティにとんだ内容。
ただし、これから・・・って時に1つの出し物が終わってしまうのが、いまいち物足りない。
ついでにやはり英語のMCが結構あるので、そのせいか日本人がほとんどいなかった。
日本人観光客を皮肉ったギャグもやっていた。
日本人はとにかく団体行動で、写真を取りまくる・・・うーん、写真については、ここベガスでは欧米人もとりまくっているが、団体行動は日本のお家芸か(笑)
あーやだやだ。
そんなこんなでVが終了。
出口でVIP席の人には、出演者の直筆サイン入りポスターをくれた。
もらって帰ってきたけど、直筆サイン微妙なんだよなぁ・・・特に有名人ってわけでもないし(笑)

「Venetian」を出て、向かいにある「Mirage」へ。
ここは去年宿泊したホテル。
トラに食われたジークフロイト&ロイのショーをやっていた場所。
ここで、ホワイトタイガーのヌイグルミを購入。
ここはこれだけで通過

「Caesars Palace」内の「Forum Shops」へ
何か土産はないか探しに来たけど、特にめぼしいものはなし。

一度「Aladdin」へ戻って荷物を置いて、今度は「Monte Carlo」へ。
「Lance Burton Master Magisian」だ。

すでに開場しているので、中に入ってチケットをみせる。
案内してもらって、驚いた。
一番端だけど、最前列だ(笑)
となりに座ったのが、日本人カップルだったのが気に食わなかったけど、このカップル、いわゆる旅行者ではなく、明日ベガスで結婚式を挙げるらしい。
まぁ、それじゃいいかな(なにがだ)
と、そんなこんなでショーが始まる。
さすがにベガスを代表するトップマジシャンのショーだけあって、演出も凝っていて非常におもしろい。

アシスタントをやっている、女性ダンサーも美人だ。
このダンサー達、ショーの中盤で会場に降りてきて、後ろの方に駆け抜けて行ったわけだけど、自分の方に来た子が唐突に耳元で何かをささやいた。

いきなりのことで、しかもささやき声だから、意味を理解するまで時間がかかった。
「Please, ・・・Later・・Go・・Back・S・・」
とりあえず、はっきり聞き取れたのはこんな感じ。
その場では、一瞬の出来事だったので、この席がマジックのタネでも仕込んであって、あとで後ろに下がらなくてはいけないのか?と思ったが、よくよく考えると
「Please,Later go backstage.」
こんな感じか?
なんだ、誘われたのか?(笑)
とはいえ、たいした英語力ではないので、合っているかどうかは、わからない。
終了後、ちょっとバックステージへの行き方は探したけど(笑)

結局バックステージの入り口は、わからなかったので、まぁ、その時の口調や雰囲気から、誘われたと喜んでおこう(笑)
終了後、会場の入り口付近をウロウロしているとアメリカ人のカップルさんに声をかけられた。
写真を撮ってくれって。

日本でも、台湾でもそうだけど、なぜか日本人より海外の人間には気軽に声をかけられる。
2枚ほど写真を撮ってやり、歩いて「Aladdin」に戻る。

戻ってからカジノ内をウロウロして他の人を探す。
というのも、最終日の夜に全員で食事をすると最初から言われていたので、その時間を確認したかったのだ。
その時間によって明日もう一本ショーを見れるからだ。
途中2人ほどに遭遇、でもわからないという。
しかたねぇなぁ・・・と思いつつ、スターバックスで、Cafe Valenciaというのをのむ。
最初メニューを見間違えて、Cafe Vanillaと言って店員を困らせた。
よくみたら、そんなものないし(^^;

あきらめて部屋に戻って寝ようと思い、エレベーターで上がるとちょうど社長と遭遇
ちょこっと話をすると、まぁ18時頃だという。
それで、明日のショーは決定だな。

部屋に戻り、軽く荷物を片付けてからシャワーを浴びて寝た。