【台北】2002年12月22日

2日目
今回は、特にどこに行きたいってのがあったわけではないのでのんびりとしている。
9:00頃起きて出かけた。
ホテルでの朝食もあったが、明日食えばいいやということで、外へ・・・

当初、日本でも有名な「鼎泰豊」へ行こうと思っていた。
有名店にはあまり興味はないけど、行ったこともなく、うまいとかまずいとか言えないので・・・
だがしかし、日曜は開店が9時、開店から行列!というのを聞いて止めた(笑)
ということでまず「鴨肉扁」と「趙記菜肉餛飩大王」へ行く。

場所はすぐにみつかった。両方とも西門駅からすぐのところだ。
鴨肉扁の方は、オヤジが何か近寄りがたい雰囲気を醸し出しているので、2~3度は入らずに通りすぎてしまった(笑)
でも、入ってみると、そんなことなかったんだけど(^^;
ここでは鴨肉1皿と鴨で出汁をとった麺を注文する。メニューは、これ以外に米麺しかない。
味はうまい。

麺&鴨肉

この店はいろんなガイドブックにも出てるし、ビビアン・スーの本にも出ている店だ。
肉がちょっと骨が多くて食いづらいかなぁ・・・それだけが難点かも。

そして、もう1つの店に。こっちはワンタンの専門店。
メニューも、大、中、小、しかない。値段も小で60元とちと高く感じる。それでも、 250円程度なのだが・・・
小を注文。ちょっとでてくるまで時間がかかるが、出てきたものを見て驚いた。
小というか・・・小なんだろうけど、でかい!

ワンタン自体は、日本で普通に出回っているものの、軽く5~6倍の大きさがある。具も当然目一杯。それがセロリ等の野菜のスープに6個入っている。
あとから来た客は中を頼んでいたが、どれだけの量があったのだろう・・・

味は日本でいうワンタンという感じはあまりしないが、うまい。やはり具が多いからそこからも出汁がでて汁もうまい。
そういえば、隣の店も、よくガイドブックで名前を見る店だったが、客がいなかったな・・・

さて、食うだけ食って、食後の運動も兼ねてちょっと観光へ・・・
遠出するのも面倒になり(笑)MRTで關渡という駅まで行く。
ここの關渡宮という、廟へ行くのが目的。

駅から、徒歩15分くらいだというので、腹ごなしにはちょうどいい距離だ。
地図も何もなかったが、駅をおりると小さい案内版があったので、迷うことはなかった。
廟の近くで、お供え用の花?を売っていた。特に買うつもりもなかったのだが、まぁ縁起ものだし、せっかく売りに来たんだし、買ってみる。
中に入り簡単に、お供えしてお参り。
台湾の廟はどこも派手だけど、ここも負けず劣らず派手だ。
よくわからんけど、ここに祀られているのは台湾でもっともポピュラーでどこにでもいる神様らしい。

關渡宮

駅前は結構閑散としていたのに、ここまで来ると人が多いのを見るとやはり信仰心が厚いのだろう。
あまり観光客もいないのがいいかも。
廟の上の階に上がれるということで、最上階まで行ってみる。
そこからの淡水川の眺めは絶景かな。

近くで見るときたない川なんだけどねー(笑)
横に、長さ100mの洞窟がある。ここの両側には、さまざまな神が祀られ、一番奥には千手観音がいた。
近くで写真を撮ろうかと思ったが、スタッフらしきおっちゃんが、威嚇するので止めた(笑)

横の洞窟入り口

そして一通り、回って廟を出る。そうすると参拝客をターゲットにした屋台が並んでいる。
ここで「臭豆腐」を買う。
他でのやつより、小さかったから腹具合と相談して買った。
ここの臭豆腐。いままでの串焼きタイプの中では一番うまかったかも・・

廟を後にMRTで台北市内へ戻る。
前回いかれなかった「袖珍博物館」へ行くことにする。
途中「光華商場」へより、VCDを物色。
あまりいいものはなかったが、VCD2枚GET。探していたものではないけど、掘り出し物かも、しかも40元だし(笑)
と、思ったら・・・帰って確認したら、1枚はすでに持っているもののパッケージ違い!くそ、やられた・・・

「光華商場」をでて、ちょっといったとこの屋台で「葱油餅」を買う。
葱を入れて、揚げるように焼いてあるものだ。パリパリしてうまい。
途中ヤクルト製の豆乳があったので買った。なんかヤクルトと豆乳のイメージがあわないのは、俺だけか??
そして建国北路沿いに歩く。雨がパラついてきたが、酷くなるかなぁ・・・って頃に「袖珍博物館」に到着。
ここは、世界有数、アジア最大のミニチュア専門の博物館。
展示してあるものは、世界各国のといっても、ヨーロッパ系が多かったと思うけど、ミニチュアドール、ミニチュアハウスだ。
この出来映えは、絶句してしてしまうくらい素晴らしい。

気になったのは、ガキが中を走り回っているということくらいか(笑)
ここの方針で、子供も自由に遊ばせるということらしいので文句は言えないけど、本気で鬼ごっこしてたのは、どーしたもんか・・・
日本のものは、ひと昔前にあった、屋台シリーズのプラモを、かなり精巧に作ってすみっこにひっそり展示してあった(笑)

博物館を後に今度は「波克」という、民芸調のアクセサリーや中国結びの専門店に行った。
MRTで大安という駅を出て5~6分で着いた。
着くには着いたが・・・・日曜で定休日だと(-_-;;
しかたねぇな・・・と思い、いい加減歩き疲れてきたためもあるし、どこかで休むか・・・と思っていたが、その前にもう一件。
来来シュラトンホテルの地下にある、茶器の「茗泉茶荘」へ行くことにした。
ここは茶葉もあるけど、茶器が安価のものから高級品まで揃っている店だ。
そういえば、以前来た時、日本のTVが取材に入ってたな・・・

今回、茶器を買うつもりで立ち寄ったのだが、日本人の団体が来ていて、うざいのなんの・・・
普通に買い物をしていくのであればともかく、典型的な日本の金持ちババァが、あーでもないこーでもない、と日本語のわかる店主を相手に、騒いでいた。
若い娘っ子が2人、控えめに茶腕をいろいろ物色していたが、同じ日本人でもこーも違うかねぇ・・・と呆れた。

で、自分は今普段使っている、茶腕が一部欠けてきたので、その変わりを探しに来たのだ。
うまい具合に、欲しいものがあったので一応2つ購入。さらに急須と聞香盃、飲盃も買ってみる。

最初、3000元~5000元くらいのセットでも買おうかと思ったが、現実問題そんなもの買っても絶対使わないだろう・・・ということで、最低限のものだけ揃えてみた(笑)
一応、4セット買ったので、4人までは入れることができるな(笑)
なんだかんだで、今回の一番の御買い物でした。

どこかで休もうと思っていたが、時間も18:00過ぎなので、休むくらいなら・・とマッサージへ出発。
ここもいつもの「豪門世家理容名店」へ。
完全に顔覚えられています(笑)台湾で顔覚えられている店ってここくらいかな?

今回のマッサージの小姐は、たぶんいままでで一番若い子だ。
マッサージ中は特に話はしないが、終了後とか軽く話をする。お互い片言の英語で会話にならない会話だった(笑)
気にいられたのかどーかわからんが、髪までブラシかけてくれた。おもしろがられていただけか?(爆)
今回は、全身2時間と、足裏&足の角質取り。

足裏に関しては、多少は痛いものの最近以前ほど痛い場所が少なくなった。健康になってきたのか?
角質取りに関しては、どうしようか迷ったが、確かに角質が固まって足の裏が痛いくらいになっている部分もあったので、やってみることにしたのだ。
事実、角質取りのあと、痛みがなくなった。でも、ちょっと高いと思うぞ・・・
マッサージ中にも、爪切りいかがですかーとか、耳掃除いかがですかーとか、他の人がうるさいうるさい。
何にせよ、2時間のマッサージで体が軽くなったので、どこかで休憩するのはなくなった。途中気持ちよくて半分寝てたからなぁ

時間は20:00過ぎ。さて、どうしようか・・・ということで、萬華の方へ行くことにした。
MRTで龍山寺へ
華西街は、例によっておもしろくないので、ほとんどいかないで、その周辺の屋台街で飯を食べることにした。
麺類ばかりだったので、飯類がくいたいなぁ・・・と思ってウロウロする。
そう思うと以外と屋台といえどみつからない。

途中の道路が工事で完全に路1本潰されていた。そこの屋台はどこへ行ったことやら・・・
飯の前に「香腸」を食う。総合ってやつを買ってみた。
切り込みを入れ香菜をたっぷりいれたものなので、好き嫌いが別れるとこだ。
結構うまいのだがな。香菜も嫌いな人多いしなぁ

香腸

ウロウロしているうちに、牛排と、魯肉飯以外の飯を見つけた。
「魚排飯」「菜頭排骨湯」ようするに、焼き魚と白飯につけ合わせがついているだけ。それと鶏肉でとったスープの大根をメインとした野菜スープ。
定食屋にいるような感じで、いい感じ。

魚排飯&菜頭排骨湯

なんの魚だかわからんけどうまいし。スープの方は鶏も、そのまま入っていた。
食べ終わって、その場を後にしてしばらく歩くて、後ろから呼び止められる。
何ごとかと思って振り向くと、知らない男の人が、何やら手振りで手提げがどーとか言ってる。
あー、さっきの屋台に買ったばかりの茶器を置いてきてしまったのだ。
慌ててとりにもどる。

ちゃんと店のおばちゃんがキープしておいてくれたのがありがたい。
と同時に、わざわざ追い掛けてきて教えてくれた台湾人気質っつーか、そういう人情っつーかうれしいね。
ろくに言葉が通じなくてもこういうのがあるから、またいきたくなるのだろう。

さて、この通りを歩いていて「胡椒餅」の屋台を一軒みつけた。前回はなかったのだ。
せっかくだから食わねば!と思い買おうと思って声をかけると、「没有!」
あらら・・・

よく見ると、確かに何もない。どうやら売り切れていまから新しいのを焼くらしい。
胡椒餅は、肉入りの饅頭を石の釜の内側の壁に張り付けて焼くものなので、釜の中を見ればあるかないかすぐわかる。
しかたないので、しばらく他をぐるっと回ってくることにした。
茶器の叩き売りやらを眺めていて、しばらくして戻ってくると、焼き上がる頃だ。
と、やはり目当ての人が多いらしく、妙に人だかりになってきた。

ざっとみて、焼き上がった数は20~30個くらいかな。3個買うと1個おまけになる らしいので、4個買う人が多い。ということはすぐ売り切れる。
なんとか、半分割り込みぎみに、1/3が売り切れた時点で1個買うことができた。
胡椒の味が効いてて、これまたうまい。ものすごく素朴な味なんだけどね。
焼きたてだからかもしれないが、以前食べた胡椒餅より比べ物にならないくらいうまい。
しかもでかい!
ということで、頬張りながら龍山寺駅へ向かう・・・

胡椒餅

ホテルは、台北駅と西門駅のちょうど中間くらいにあるので、どちらからでもいかれる。
そこで西門駅で降りてみた。時間は22:30ちょい。
とりあえず、シメということで「阿宗麺線」(笑)
閉店30分前だというのに、店の前は相変わらずの混雑振り。
小腕を頼む。
我ながらよく食うなぁ・・・と思いつつ、きっちり食べる。
いつもの通りの味ですな。
食べたら、歩いてホテルへ戻る。
途中コンビニには、もちろん寄ったが(笑)
明日は、もう帰国だ。
そんなに早くないが、帰国準備をして寝ることにした。