【上海】2004年01月14日

朝7時頃起床の予定だったのだが、昨日の疲れからか起きれなかった。
結局8時に起床。
足がいたい。
一晩寝ても痛みがとれなかった。
しかし、ホテルにいるのはもったいないので、ちょっと無理をしてでもでかけようと思い、さっそく地下鉄の駅へ。

今日はまず「上海火車駅」へ。
いわゆる普通の電車の上海駅だ。

今日も混雑・・・上海駅に着くと、さらに混雑だった。
特に切符売場は売場に入るのに行列。入ったら今度は切符を買うのに行列だ。
時刻表で時間と料金を調べ、手間取るのがいやなので紙に行き先と時間を書いて、売場の人に渡す。

今日は「蘇州」に行く予定。
日本でいうところのグリーン車にあたる軟座という席を確保。
予定の電車の出発の15分前だというのに、駅員は時間がないから急げ急げ!としきりにせかせる。

でもまぁ、時間を見ながらマイペースで乗り場に向かう。
軟座の場合は、驚いたことに駅そのもの入り口が違う。
待合室も別扱いだ。
上海から蘇州まで特急で約1時間で26元(約390円)
時間になり、電車に乗り込む。
ると自分の席に他の人が座っている。
近づいていくと、向こうもこっちに気づいたらしく、友達と一緒だから席を譲ってくれという。
まぁ、行き先も同じだし、料金が変わるわけじゃないし、こっちは一人だから、OKした。

そして、ほぼ定刻で出発
車内ではお湯が無料らしく、お茶を飲んでいる人、カップ麺を食っている人さまざま。
ぼーっとしていると1時間弱で蘇州へ到着。

蘇州の駅を出ると、客引きの多いこと多いこと・・・
一人、ものすごいしつこい客引きがいた。
最初は中国語で、こっちが日本人とわかると日本語も交えて120元でどうだ、と言ってくる。

最初はこちらも、「不要!不要!」と言っていた。
先に帰りの電車の切符を購入に行くと、この客引きはまた帰りの切符の手配まで頼んでないのにしてくれた。
こちらは足の痛みもあり、確かに普通に観光して回ったらとても回れる状態ではなかったので、多少ぼられることは覚悟で頼むことにした。
この手の客引きなら、必ず土産物屋にも連れていってくれるだろうし(^^;

蘇州での、観光は「怡園」→「留園」→昼食→「寒山寺」→「蘇州水郷風情民族園」という感じだった。

基本的に蘇州の見所をいうのは、庭園なのでどこも同じような感じだと言ってしまえばそれまで。
絶対に行こうと思っていた「留園」「寒山寺」に行かれたので、この客引きのガイドに納得いかない部分は当然あったけどOK。

一応、運転手と、もう一人ガイドがついて、本当に簡単に説明をしてくれる。
まぁ、あまり難しいこと説明されても、中国語だからわからんから簡単なことでいいんだけど。
それぞれの場所のおいしいところだけ見て、次へ行くといった感じ。

昨日の豫園でもそうだったけど、各庭園は内部が皆迷路のように入り組んでいる。
岩をくみ上げて、そのまま通路にしたようなところもある。
寒山寺は、単純に寺なので入り組んではいない。
塔があるくらいかな。
登るだけでお金取られるので登らなかったけど(笑)

ぐるっと回っていると、ある意味ガイドは頼んでよかったと思える。
ひとつひとつがかなり離れている上に、結構入り組んでいてわかりずらい。
おそらく自分でうごいたら2箇所がせいいっぱいだったかも。
しかも足は痛いし
昼食時に、蘇州料理を食いたいか聞くので、せっかくなのでお願いした。
すると、街中の普通の食堂っぽいところへ連れていかれた。

メニューを出されたが、普通書いてあるのは普通の中華料理っぽいもの。
他に蟹とか海老とか、上海~蘇州の名物???らしきものは時価になっていた。

さすがに、値段のわからないものを頼むのは怖いので、せっかくガイドがいるので値段を聞いてみた。
海老が38元、蟹が50元、桂魚15元くらいだった。
なので、せっかくだからちょっと贅沢をして、海老、蟹、桂魚、青菜をそれぞれ料理してもらって105元(約1500円)
あとで調べたら、蟹とか海老はやはりそのくらいが最低ラインらしいので、ぼられたわけではなさそーだ。
味の方は、ちょっとあっさり目で、でも美味しい。
蟹が小ぶりだったけど
しかし、量が多すぎだ(-_-;

昼食をすませ、寒山寺へ行く前に、茶&土産物屋へ連れて行かれる。
まず茶店では、何種類か試飲させられ、まず鉄観音を買わせようとしたが、これは昨日買っているので断る。

緑茶も買う予定でいたので、蘇州産のお茶なのかな??よくわからないけど、試飲してそこそこのものを買う。
そして、土産物屋、最初蘇州名産の両面刺繍を薦められる。

名産なのは知っていたが、これは別にほしいとは思わない。
しぶって他を見渡していると、水晶をはじめとする珠類がウィンドーの中にあるのに目についた。
これは個人的にとても欲しかったもの。

水晶、紫水晶などなどをつぎつぎとみせてもらう。
結果、3本も買ってしまった。
おまけで小さいのを1つつけてくれた。

出ようと思ったら、シルクはどうだ?ネクタイはどうだ?と言われるが全部不要!と答える。
扇子はどうだ?と聞かれたときに、これまた買う予定だったものなので、見せてもらうことになってしまった。

白檀の扇子が欲しかったのだ。
これも蘇州の名産の1つ。
事前に調べたところによると本物の白檀なら、安くても4~500元。
1000元以上が当たり前ということだったので、このさい偽物でもしかたないかなぁ・・・と思っていたところだ。
今まで680元だったものが、流通経路が変わって工場と直取引で225元になるといわれた。
なので、思わず購入
本当に本物かどうか怪しいけど

値札は680元のままなのは、何もしらない観光客にはこの値段で売ってしまおうって魂胆なのだろうか。
ここまで極端な値下げがあるので、本物だとしても品質的にはそれほどのものではないと思うけど、まぁそれはそれで(^^;

この時点で、人民元をかなり使い果たしてしまった(笑)
そういえば、この土産屋で、台湾人だと思ったといわれてしまった。

うれしいといえばうれしいのだが・・・中国人に台湾人と思われる日本人って・・・(汗)
土産物屋を出て、ようやく寒山寺へ・・・
寒山寺で、いわゆるニーハオトイレではないけれど、溝をほっただけの中国の昔からのトイレに遭遇。
なんとなく感動(笑)

蘇州水郷風情民族園に向かう前に、船に乗らないか?としきりにガイドが勧めるがさすがに200元だというので、断る。
ここで乗ったらガイド料も払えないぞ。
蘇州水郷風情民族園は、まぁ、人も少なくのんびりしたところ。
そんなにおもしろくはなかった。

そんなこんなで、16時ちょっと前には蘇州駅に戻ってきた。
そして、ガイドにお金を渡して、別れる。
まぁ、目的の場所にはいけたし、欲しいものも思ってたより安く買えたので、それほど悪くもなかったな。
結構お金使ったので向こうにしてみたらいいお客だったかもしれないけど・・・

さて、蘇州を出るにはまだ時間があるので、駅前をかるくブラブラ。
饅頭を売っていたので、買ってみた。いわゆる肉まんだ。1元(約15円)
ちょっと具が少なくて物足りないかなぁ・・・でも1元だしな。

そして、また軟座用の入り口から中に入って電車を待つ。
すると15分以上電車が遅れているという掲示が・・・・
しかたないので、待合室でぼけーっと待つ。

そして、ほんとに15分遅れで電車が来たので乗り込む。
中に入ると、また自分の席に誰か座っているなぁ・・・と思って見ると、なんと来るときに席を譲ってやったグループだった。
さすがにこれには、お互い笑いながらOKOKということで、また席を譲ってやった。
そして、約1時間後に上海に到着。

上海の駅を出て、改めて驚いたのはアホみたいな人の多さ。
普通に駅前をまっすぐ歩けない。
誰もは、ばかみたいにでか荷物を抱えて、そこいらじゅうに座り込んでるし、切符売場は相変わらず並んでいる。
いくら世界最大の人口をほこる国だとはいえこれはなんともいえないなぁ・・・・

時間は18:30過ぎ。
さてせっかく上海に来たんだから、本場の上海雑技団を見に行こう。
ということで、上海雑技をやっている上海商城というところへ行く。
ここは1階がハードロックカフェになっていた。

中には入らなかったが、HRCがガラガラだった。やっぱ高いからね。
19:30から始まるのだが、会場についたのが19:15。
チケット売場でせっかくだからと前の方のいい席をというと、前から2列目のだいたい真ん中辺をくれた。
会場内に入ると結構空いている。
というかガラガラ???
それでも、スタート直前には7割くらいの入りになり始まった。

客の大半が日本人と欧米人。
中国人もわずかだがいたようだ。
なぜか最前列が空いていたのだが、そこに中国人の子供が2人座り込んで、騒ぐ暴れるでうるさくてしょうがない。
中国人はあーいうの平気なんだろねぇ。

となりに座ってた日本人夫婦はイライラしてたみたい。
自分のとこからはあまり邪魔にならんかったから、気にしなかったけど
約90分の雑技。
アクロバットというよりも、ジャグリング系が中心。
たまに失敗するのも愛嬌。
衣装とかみていても、日本のTVとかでよく出る雑技とはかなり印象が違う。
出し物的には、ちょっと物足りない部分があったけど、まぁ、安いしこんなもんかな?という感想。
2回は見なくてもいいかも

21時ちょいには、雑技が終了して、地下鉄へ
乗り換え駅の構内で、夜飯を食う。
なんかのチャーハンと、スープ
意外とうまい。

ホテルの近くのコンビニで買い物。
絆創膏が欲しかったのだが、ここには売っていなかった(-_-;;
しかたないので、飲み物だけ買ってホテルへ戻る
明日は帰国なので、帰り支度をして寝た。