【台北】2008年04月30日

9時に起床
どこに行こうか迷った。
市内は大抵もう見るとこないし、市街に行くには、ちょっと微妙
いろいろ考えて、8年ぶりに「国立故宮博物院」に行くことにした。

城美大飯店

なので朝食は取らずに、MRTで士林へ
途中台北駅前で、獅子舞のようなものが踊っていた。

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士林駅の前に故宮行きのバス停があるので、そこへ並ぶ。
直行があるので、それを待っていたが、直行でないバスが来たので、乗り込む。

士林駅前

バスに載って驚いたのが日本と同じように、次のバス停が電光掲示板で示されるようになっていたことと、バス停近くになるとアナウンスがされるようになったこと。
これはかなり良い
で、そんなバスに乗って約15分。国立故宮博物院へ到着

国立故宮博物院

故宮は8年前に、初訪台した時にツアーに組み込まれていたので、立ち寄った程度
その時はツアーなので、時間も短いし、そのうちじっくり見にこようと思っていたところ
しかも、あのときは外壁を改修工事中だったので、なんかいまいちだった。
その後、内装の改修等があったようだが、今は工事も終わりきれいになっていた。

国立故宮博物院

世界四大博物院の1つに数えられる。
元々は1925年北京の紫禁城に創設された。その後戦争やらなにやらの影響で転々としていたが、1965年に今の場所に落ち着いた。
所蔵品は65万点以上で中華文化の殿堂
全ての所蔵品を見るには8年以上かかるらしい。北京の故宮も今でもあるらしいが、台湾のものと比べかなり規模は小さいらしい。

バスを降り、入り口の方へ歩く。
入り口からして以前とは変わっている。
正面入り口に行くためには2階から入って階段でロビーへ降りていく。
ロビーで入場券を購入。160元(約600円)
日本だったら同様の規模で2000円くらいするんじゃないか?

中へ入ると、各国語のガイドブックがあったので、日本語ガイドを受け取る。
音声ガイドの機械も無料レンタルがあるらしいが、それはパス

まずエレベーターで3階へ
4階建てで4階は「三希堂」という茶芸館、まだ時間も早いのでそこは行かずに3階から降りていくことにした。
3階から順に降りていくと「歴史の長河ルート」ということで、華夏文化の変遷と発展を順に見れるという。

3階
自分が最も興味のあるフロア
新石器~銅器、青銅器の時代、そして数々の玉彫などの展示
ここに、有名な「翠玉白菜」や「肉形石」などが展示されている。
写真で見るよりやはり本物を見るべき。
細かい細工がすばらしすぎ
そのほかにも細かい細工の玉彫りなどがメインとなっていた。

2階
一通り回り2階に降りる。
陶磁器、印などが中心
個人的には、ちょっと物足りないかも・・・
好きな人にはたまらないのかもしれないな・・・
2階には小さいミュージアムショップもあったので覗いてみたけど、なんかいまいち・・・

1階
書や仏像、古書などがおいてある。仏像はすばらしいかも
後のものは、やはり興味があればすごいという感じかな。

さて例によって日本人観光客も多くいたのだが・・・やはり日本人はマナーが悪い。
特に夫婦で来ていて、旦那の方が興味がない場合。
興味がないなら、ロビーで座ってりゃいいのに、でかい声でわめき散らしてうるさいわ!
だいたいここまで見て回って約2時間
ちょっと疲れてきたのでロビーで一息ついて、一階にあるミュージアムショップでおもしろいものはないかと見て回る。
なんかどれも微妙・・・
欲しいものは確かにあった。「翠玉白菜」のレプリカなどすごく欲しいが・・・高くて買えなかった・・・(-_-;;

故宮を出ると雨が降っていた。
まだたいしたことないので、故宮敷地内にある「至善園」という庭園へ
入り口がよくわからなかったが、小さい入り口から潜り込む。
ここは有料で20元取られた。
中は7000坪というから、かなり広大。
遊歩道があって、中には池がある。でかい鯉が沢山泳いでいた。
そのうちに雨がかなり酷くなってきたので、屋根のある遊歩道へ。
しばし雨宿りをして外へ。出るときはなぜか正門から

至善園の裏口
至善園
至善園・正門

故宮を後にして、その近くにあるという原住民博物館を探す。
いまいち場所がよくわからないが、故宮をちょっと離れたところに「原住民文化園区」という公園にたどり着く。

原住民文化園区
原住民文化園区

地図によると、そのすぐそばだということで、周りをウロウロしていると小さい公民館のようなものを発見。
それが「順益台湾原住民博物館」だった。
ここはほとんど創設者の個人所蔵の私設博物館だそうだ。
入り口外で2人のオヤジがタバコを吸っていた。中に入ると、その2人も入ってきた。
どうやら受付の人だったらしい。

順益台湾原住民博物館

入場料150元・・・故宮が160元だったので、この規模で150元か・・・と思ったけど、まぁしょうがない。
驚いたのがこんなところでも日本語のパンフレットが用意してあるということ。
13時前で客は自分1人だけって・・・・
まぁ、一応パンフを受け取って、中を覗く。

台湾原住民の紹介から、実際に使用していたという漁船や洋服、楽器や陶器に、住居の模型など様々
地上3階で地下1階。博物館というよりは資料館だ
狭いことを除けは、よく出来ている。深い所はわからなくても原住民の大雑把な流れは理解できる施設だと思う。
地下の特別展示室では、原住民とはあまり関係のない一般の人のポスター展をやっていた。
全部見ても1時間もかからないので、すぐ出てきてしまった。

そしてバスに乗るために故宮へ戻る。
故宮の正面入り口前から、士林行きのバスが出ているのだ。
しばらく待っているとバスが来たので乗り込む。
とりあえず士林まで行くと時間は14:30

故宮前バス停
台北巨蛋(台北アリーナ)

どうしようかと思って、今日はまだ何も食ってないなぁ・・・昨年鼎泰豊に行ったから・・・ということで、現地では鼎泰豊をうまいという噂の「京鼎小館」へ行くことに
MRTを乗り継いで、松山空港近くのお店までたどり着く。
ん?人気の割には、客がいない???
と思いつつも中へ入る・・・なんか目線が冷たいな・・・
するとおくからおばちゃんが出てきて「休みだよー」とのこと(-_-;;
うーん、休憩時間だったのか・・・

しかたないので、そこから歩いて15分くらいにある鼎泰豊の支店へ行くことにした。
なんか悔しいが、小籠包を食べる気満々だったのと、本店でなく支店だし・・・と自分の中に言い聞かせて向かった。

店はすぐにわかったが、看板を見るとどうやらこちらも休憩時間らしい。
あと15分くらいで営業再開だから、どうしようかな?と思ってウロウロしてみる。
するとすぐ近くに「度小月」を発見。
度小月といえば、台南が本店の担仔麺の有名店
本店では食べたことがあるけど、台北支店は行ったことがないので、入ってみることにした。担仔麺ならそんなに量はないし
店は台南本店よりもでかくて立派。
メニューを見ると日本語のメニューもあった。日本人が多いということだな。
「担仔麺」「湯青菜」を注文。
いくつかの店で食べたがやはりここの担仔麺はうまい。

度小月
担仔麺 湯青菜

さて度小月を後にして、鼎泰豊へ。
本店と同じく、入り口の入り口みたいなところで小姐に案内されて中へ。やはりスタッフ教育が行き届いている。
ここも本店より広い。

鼎泰豊

昨年と同じく「小籠包」「鶏スープ」「空心菜炒」を注文
小籠包はさすがにすぐに出てきた。
本店と違い、蒸篭を開けると、むわぁッ!と湯気が立ち上る。
何より鶏スープ、一口飲んで、本店よりうまい!

小籠包
空心菜炒
鶏スープ

台北で鼎泰豊へ行くのなら、混んでいる本店へ行くより、空いている支店の方が絶対オススメだ。
小姐はどちらも教育が行き届いていて、やはり笑顔が良く、ルックスも良い。
採用条件に絶対に容姿も含まれているだろう
あ、でも支店にはベテランのおばちゃんもいたな。
しかしやはりお値段はちょっと高めで、サービス料込みで495元(1,800円弱)

鼎泰豊を後にMRTで民権西路へ
昨年も行った「長谷健康会館」へ
階段を登っていくと、オーナー先生の黄先生に会う。
すると何も言っていないのに「2回目ですね」と笑顔で挨拶をしてくれた。
昨年のGWだったのでちょうど1年前なのに、よく覚えていてくれたものだと、なんかうれしくなる。

長谷健康会館入り口

中に入り、今回は全身マッサージにに足ツボ、カッピングをお願いした。
薬湯に足を浸し、梅茶を飲んで一息つきながら、黄先生と雑談
今年は観光客が少ないという。いつもGWの時期は日本人観光客が多いのに今年は、まだあまりこないとか。
あとは台湾の経済も今は悪いから景気が悪いとか・・・うーん(^^;

さて足ツボからマッサージスタート
そういえば、ここでも女性がいいか男性がいいか聞かれたな。
まぁ、どっちでもいいのでそう答えておいた。
足ツボに関しては、昨日とあまり変わらず。
そして個室に移りオイルマッサージから全身マッサージ。これは結構いい感じ。
最後の仕上げは黄先生が自らやってくれる簡単な整体。
結構痛いが、その後が気持ちいい

そしてカッピング
昨年他のところでもやっているが、そこは火は使わない。
台北で火を使ってやるカッピングはほとんどないらしい。
ここは火でカップに真空状態を作りそれで背中においていく。
最初痛いかなぁ・・・・と思っていたが、実際はそうでもなく背中がカップだらけの状態で15分ほど放置されるが、結構良い感じ
例によって背中は真っ黒。よほど血行が悪いんだな(笑)

カッピング跡

ここまでやって約2時間45分。料金は2700元(約10,000円弱)かなりリーズナブル
料金を払って壁を見ると、ヒプノスもやっているらしい。
催眠療法とか前世療法とか言われるものだ。次回にでも機会があればやってみるか。

ここ長谷健康会館は、今はまだガイドブックなどにはほとんど紹介されていない。
ネット上で、台北ナビくらいにしか出ていないと思う。
はっきり言ってツアーで進められるマッサージ店に行くくらいなら、ここを勧める。

その後は、特に予定もなく士林をぐるっと見て回る。
久しぶりに「熱狗」を食べてみる。
うまい。皮ごと揚げてあるので熱々。日本のアメリカンドックもこうすりゃいいのに・・・
何かめぼしいものはないかと路地裏まで見て回るが、なんかいまいち
小麦粉を溶いて揚げただけの菓子?を食ってからMRTで移動

士林夜市
熱狗

龍山寺まで行ってみる。
ここも久しぶり。ぐるっと見て回るが、やはりいまいち。

広州街
冰淇淋

久々に冰淇淋を食す。
機械の前で、機械の方を向いてピクリともしない小姐だったけど、声をかけて指で指すと機械のような動きで冰淇淋を渡してくれた(^^;
うまいんだけど、売り子があれでは、買いたくても買いにくいぞ

広州街

龍山寺周辺時間は22:00過ぎ。
ホテルへ戻る。
トイレの水が流れないというトラブル発生!?
なんか感触がおかしいのでタンクを空けてみると栓を引っ張っている紐が切れていた。
そこの栓を手で引っ張りあげると水が流れたのでよかったよかった。

そんなこんなで明日は帰宅なので帰宅準備をして寝てしまった。