当初、予定していなかった松本
どこかに行きたかったけど、この御時世で、あまり遠出も人の多いところもちょっとなぁ・・・
そんなことを考えて、見ていたらふと松本のスケルトンツアーを発見
通常だと特急券だけ考えても新宿・松本の往復で13,240円。
それがホテル込みで13,500円と格安
時間もちょうどいいし、今まで松本って行ったことないな・・・ということで、行くことに決定。
予約してから気づいたが、GoToトラベルの対象だったらしく、さらに割引になって8,775円
さらに、地域共通クーポンが2,000円ついたので、実質6,775円
この御時世でいろいろと悩ましいけれど、とりあえず安くなるはうれしい。
ということで、1日目は6時に起床。
ほぼ準備していなかったので、ざっと準備して7時前には出発。
国内で一泊だけなので、持ち物は着替えくらいで準備にも時間かからない。
7:45には新宿に到着。
そういえば、あずさに乗るのは久しぶりだ。
駅弁屋で駅弁でも・・・と思ったけれど、朝からそんなに食べられないな。
サンドウィッチだけで済まそう。
レトロなパッケージに目を引かれた、サンドウィッチを購入。
内容もコンビニなどで売っている今どきのではなく、昔からよくあるタイプ。
ホームに移動。
すでに電車は到着している。
8時発、あずさ5号
あずさ2号でないのが残念。
8時ちょうどのあずさ2号というのは、実際には存在しない。
いや、昔はあったのかな?
乗り込んで、出発を待つ。
昔は帰省するのでも特急を使っていたけれど、特急券だのなんだので、どんどん値上がりしているから、最近はよほど急ぎでなければ、滅多に乗ることはない中央本線の特急。
新宿・甲府間だったら、普通電車で1,885円、特急だと3,890円(2020年11月)2,000円も違うのに時間は1時間程度早いだけ。
予定が詰まっていなければ、その1時間はのんびり行動したい。
8時ちょうどに、あずさは新宿を出発。
こんな時期でも、それなりに人が乗っている。
さて今日の予定を確認・・・
あ、予定を書いたファイルをコピーするの忘れてきた。
行ったことのない場所に行くときは、ある程度のスケジュールをいつも作っておくのだけれど、それを置いてきてしまった。
そうしないと、短い時間での旅行だと時間がもったいないからだ。
仕方がない・・・記憶を頼りに予定を作り直す。
実際のところ松本で一泊だと、バスの時間さえ押さえておけば、あとはなんとかなるんだけどな。
松本に10:40頃着、初松本。
長野県自体は、おそらく何度か来ているような気がする。
記憶している限りで最後に来たのは30年近く前、学生の時に上諏訪か下諏訪にあった駅のホームの温泉に入りに来ている。
あの時は駅から外に出ていないような気がするが・・・
松本駅を外へ出る。
駅前は、よくあるロータリーだった。
市内巡回バスである、タウンスニーカーが11時だということで、駅前にある「深志の湧水」へ。
んー
まぁ、湧き水だな。
11時なって、タウンスニーカーに乗って駅前を出発。
まず最初の目的地である「旧開智学校」へ向かう。
歩いても行ける距離ではあるが、タウンスニーカーにも乗って見たかったし、一人ではないのであまり無茶も出来ない。
約15分で旧開智学校へ到着。
令和元年に国宝に指定された明治9年に完成した学校。
地元の大工棟梁立石清重が設計した学校建築で擬洋風建築の代表ということだ。
擬洋風建築と呼ばれているそうだが、なんとなくわかるような気もする。
入館料を払って中へ入る。
混雑している・・・というほどではないけれど、それなりに人がいるな。
意外と子供が多いのは、ちょっと驚いた。
展示物も戦時中のものなど興味深い。
1時間弱ほど滞在で次へ向かう。
お昼だし、食事をしよう。
やはり長野だし蕎麦を食べないといかんな。
ということで松本城へ行く途中にある、蕎麦屋を目指す。
目的の蕎麦屋は、すぐ見つかったけれど、なんと定休日!
観光地で日曜休みって、すごいな・・・
そんなこともあろうかと、何店か候補を探しておいたので、この近くで次の候補店へ向かう。
「手打ちそば 北門」
こっちはやっていたので、さっそく入店する。
待ちは一組。
これくらいなら、そんなに待たないかな・・・
いや結局20分くらい待たされた。
時間的に、他に移動してもあまり変わらないだろうから、結局待っていた。
大家族っぽいグループが退店したら、ほどなく順番になった。
小さい座敷席に案内された。
大きいテーブルに2人。
今の時期なら、これくらいでちょうど良いのかもしれない。
テーブル席を見ても、ちゃんと仕切りがあって、対策をとっているように見える。
メニューはそれなりに数があったがシンプルに天ざるを注文
お店の案内に書いてあった。
国宝松本城の旧城郭内にあるそば店。
そば粉は厳選した国産の玄そばを特別注文によって配合、調整し、石臼で挽いたものを使用しています。
落ち着いた店内で、ゆっくりそばを味わうことができます。
蕎麦に詳しいわけではないので、細かいことはよくわからないが、きっと美味しいのだろう。
そば茶もうれしい。
天ざるが出てきた。
東京で良く見る蕎麦よりも若干細い。
さっそく食べてみる。
コシがあって固め。
だけど、このくらいがちょうどいいかも。
普段、スタンドの蕎麦しか食べていないので、比べるのも違うと思うけど、やはり別物だ。
このお店で難を言えば、時間がかかるところかな。
だけど見ているとスタッフも忙しそうなので、人手が足りていないのではないかしら。
窓の外を見ると、さっきまでと比べて、かなりの長蛇の列。
もしかして、ここって人気店だったのか??
蕎麦湯まで堪能して我々も外へ。
これから松本城へ向かうが、その前に松本神社へ行こう。
北門から徒歩5分くらい、松本城の横に松本神社はあった。
ここは松本市重要文化財なんだそうだ。
その割には、扱いが雑なような気がするな。
もうちょっとちゃんと整備してもいいだろう。
社務所らしい社務所もなく、自販機のおみくじを引く。
吉だった。
悪いことは書かれていないので、良しとしよう。
さて、ようやく松本城だ。
松本神社の方から入ろうと思ったら、こちらからは入れないらしい。
よく考えたら入場料取ってるしそれなりの人が来るんだから、入り口を絞るのは当たり前だな。
お堀沿いに、松本城公園をぐるっと回る。
やはり松本で最大の観光地だし、国宝だし、ということで人も多い。
おそらくこれでも平時に比べたら、少ない方なのかも。
正面の黒門へ着いた。
天守閣に入るのに60分待ち、中に入ってから50分と書いてあった。
ちょっと躊躇したが、初の松本城で天守閣に登らないのももったいないし、次に来る機会があるのかどうかもわからないので、並ぶことにした。
入り口に入場料を払って中へ・・・
確かに結構な長さで並んでいる。
が、しかしそれなりに距離を空けて並んでいるので、長蛇に見えるだけなのかも。
そんなことを考えながら、最後尾に並ぶ。
結局、天守閣に入ったのは55分後だった。
行列を見ていて思うのは、小さい子供連れの人は大変だなと。
子供が結構多かったからそう思ったのだが、実際はどうなんだろうかね。
天守閣も入場制限をしている。
だから時間がかかっているようだ。
我々の順番になり中へ・・・靴を脱いで入ろうとしたら、いきなり足の指&足裏が攣った!
やばい・・・と、思いつつその場で軽くマッサージ。
なんとか持ち直して改めて中へ入る。
中は急な階段で6階まで登ることが出来る。
しかし中に入っても階段で行列が出来ている。
それほど広くないし階段は急なので、人数制限しないと大変なことになる。
そういえば、階段周辺だけ撮影禁止だった。
天守閣の上まで行って、窓からぐるっと周囲を見渡す。
そして、流れに沿って降りていく・・・
あまり落ち着いて観光というほどでもなかった。
長居するようなところでもないけど。
天守閣に入ってから出るまでで、確かに50分くらいかかった。
そんなに何度も中に入ろうとは思わないが、一度は登っておいて損はないだろう。
やっぱり国宝だし。
松本城を出たのが16時過ぎくらいだった。
次に向かったのが「四柱神社」
松本城から5分くらいで、神社へ到着。
何か催し物があったらしく、片づけの真っ最中だった。
なんでも長野県の神社の中ではもっとも願いが叶いやすい最強のパワースポットなんだそうな。
基本的には縁結びらしいが、どんな願いも叶うのだとか。
また強い浄化パワーがあり思考がクリアになって精神のバランスが整いやすくなる。
なんか良いことだらけのような神社だった。
あまり願い事らしい願い事はしていないけど。
四柱神社を抜けて、そのまま隣接する縄手通りへ。
時間的に多くの店が閉まっている。
16時閉店が多いのか、今のご時世で時短営業になっているのかはわからない。
気になっていたたいやき屋さんに行ったけれど、やはり閉まっていた。
しかし、たい焼きの頭になっていたので、縄手通りにある別のたい焼き屋さんで購入。
いろんな味があったけど、たい焼きはたい焼きだったな。
そんな感じで縄手通りをブラブラしながら、今夜の宿泊ホテルへ向かう。
縄手通りから10分くらいのところにある「松本ツーリストホテル」
ここは基本的にはビジネスホテルなのだろう。
大浴場があるというので、ここにしてみた。
チェックイン
翌日の朝食を頼もうと思ったら、すでに予定数は終了してしまったとのこと。
残念。
部屋に入ると、やっぱりビジネスホテルだな。
とりあえず一息つく。
そういえばVODで映画が見放題というサービスがついていた。
これも今の時期だけのサービスらしい。
ホテル側も客が減ってしまって大変なのだろう。
せっかくのサービスだけど、見たいと思える映画は何もなかったけど。
17:30過ぎにホテルを出発。
今度は夕食へ
目的のお店は「そばきり みよ田 松本店」
基本的に日曜休みだと書いてあったけど三連休の中日なので、やっているかもしれない。なのでとりあえずお店へ行ってみる。
もし休みだったら、近くにある別の店舗へ行けばいいやと。
近くまで来たが店がわからない。
ぐるっと裏へ回ると路地のようなところにお店を発見。
なんでさっきは表から気づかなかったのかな・・・
お店はやっていた。
すでに4組ほどの待ちがあったが一応並ぶ。
ここも20分くらいで入店出来た。
最初は別のお店に行こうと思っていたのだけど、長野だし馬刺しが食べたいなぁ・・・と思って調べたら見つかったお店。
馬刺しだけでなく、郷土料理っぽいものもあるようだし。
ということで、そば屋のおまかせコースというのを注文した。
このコースは〆で蕎麦が出てくるのだけど、セイロかかけのみだった。
実は食べログには、とうじそばが選べると書いてある(2020年11月現在)
店員さんに聞いてみたら、とうじそばは、それ自体でコースがあるから、選べないんだとか。
どちらにせよ、ここでの目的は蕎麦ではないから、おまかせコースを注文。
しばらく待つと、小鉢・焼き味噌・馬刺しが出てきた。
馬刺しなんて、数年振りか。
焼き味噌が意外と美味しい。
一品一品が量が少なく、もう少し食べたいというくらいでなくなるのがちょうど良い。
食べ終わるころには、小さい鴨鍋
一人用の鍋物だ。
こちらも良い感じで出汁が出て美味しい。
寒いから余計に鍋物がうれしくなる。
鍋の途中で天ぷらが出てきた。
これは塩で頂く。これもなかなか。
昼夜と続けて天ぷらだったのは失敗か。
美味しいからいいか。
そして〆の蕎麦はセイロにしてみた。
昼間のザルとは、違った食べ応え。
やはりお店によって味が違うな。
最初はちょっと少ないような気がしたけれど、食べ終わってみたら、かなり苦しい状態だ。
このお店の支払いは、地域共通クーポンで支払った。
電子クーポンなので、店にあるQRコードを読み込めばそれでOKという。
しかしあれは・・・普段使い慣れていない人でないと説明聞いてもわかりにくいと思うがなぁ
ホテルへ戻る。
温泉ではないけれどせっかく大浴場があるのだから大浴場へ向かう。
中には先客が3人ほど。
子供を連れたお父さんもいたな。
10人くらいが入れると書いてあったが、実際はもっと入れるだろう。
そのくらい広い浴槽だった。
「天然の地下水を汲み上げて、活性磁化水製造装置により水のクラスターを細かく活性化させたものを使用している」ということだが、よくわからない。
さらにここに、戸隠天然高波動湧水を入れたという・・・やっぱりよくわからない。
でも、なんか体によさそうだ。
湯加減はちょうど良い。
下手な温泉よりも気持ちがいいかもしれない。
のんびりと湯に浸かって部屋に戻る。
少し時間は早いが、二日連続で早く起きているので、さすがに今日は早く寝よう。
ということで、明日の予定をざっと確認して早々に寝てしまった。